FAQに面白い質問が出ていました。
「齢須 とは」という、判じものを超えたような難問です。
日本語なのかという問い質しに、「鎌倉時代の文献」にあると質問者から補足されています。
念のために検索してみると、さすが Google「齢須」という字が拾われています。
「参加齢須」こんなビジネス用語ができたのかとリンク先を見ると「参加必須」が化けているのがわかりました。
「参加必須」が「参加齢須」になったのも、鎌倉時代の文献も、PDFをコンバートし損なうと他の文字に化けることがあってそのためなのか、まさかとは思いますが「必須」という字が読めずに「れいす」と打ち込んでしまったのか、それはわかりません。
ある方は「諸橋大漢和辞典」にもないと回答されていました。
世界最大と称される辞典にもなければ、そういう日本語はないのでしょう。
質問者が、鎌倉時代の文献にあったと言っても、手書きあるいは石刷りの文字を、直接あるいは画像で見たのか、それとも電子データに変換された文字だったのかによって、まったく違ったものになります。
Web で拾った情報は、この程度のものと思っておけば、丸ごと信用してバカを見ることもないでしょう。
事実そこに書かれているのだから確かなのだという論法は、もう通じないものになっているのでした。