世の中に、とかく無駄の起きやすいのは万能志向です。
使わない道具を持ち運んで並べておく、何もさせない人を集めて待たせておく、使う見込みのないアプリケーションソフトをインストールしておく、そこには無駄が必ずあります。
無駄はさしあたり邪魔にはならず、気づかれないことが多いのです。
自分のパソコンが、とろとろと出足が遅いのも、何か無駄なことをさせているからだと、気づいてはいるのですが、それ捕まえるのは難儀なものです。
そんなことを思いながら、msconfig で「システム構成ユーティリティ」を起動し、[サービス]タブを開けてみました。
なじみの少ないプログラム類がぞろっと並んでいます。
これはさすがに一度にバサっと切り取るわけにはいかないので、一つひとつ調べていくことにしました。
まず目に付いたのが Apple Mobile Device です、
これは iPhone や iPod touch の制御に使われるサービスのようで、いまの私には、まったく用がありません。
「プログラムの追加と削除」を使って、削除しました。
これで 21.74MB ディスクの空き領域が広がり、使うか使わないかをチェックする無駄もなくなりました。
何かの拍子に勝手に入り込んで収まってしまったもののようですが、普段見えないものでも、探し出して捨ててしまうと、さっぱりした気分になるものです。
とはいうものの、前途延々、ごみ処理はなかなか。
徒然草―付現代語訳 (角川ソフィア文庫 (SP12)) | |
吉田 兼好,今泉 忠義 | |
角川学芸出版 |