うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

ひき帰す道

2010年07月15日 | 忘れかけていたこと

パソコンは命令に逆らった動きはしない。こうしろと命じたことには忠実に動く。
ただしそれはパソコンが持っている能力の範囲内で、命令が確かなものであった場合に限る。
あまりに膨大すぎる情報量の仕事をいっぺんに命ぜられたり、命令が通常の仕事では考えられないデタラメなものであったりすれば、もう動けませんと固まってしまう。
いま仕事をしていますという砂時計のマークも出ず、マウスの矢印も動かない、どのキーを押しても何も反応しない、フリーズあるいはハング・アップという状態に陥ることがある。

そこでいくら頭にきても、電源のコンセントを引き抜くようなことをしてはいけない。
それはパソコンにとって最もして欲しくないことなのだ。パソコンが動き出してから止まるまで、ずっと働き続けている内部装置が、電源を切ってもよい状態にならないうちに、バサッと電気を切られてしまうから、急ぎ足で歩いていて足払いをかけられたように、態勢の整えようもなく、運が悪ければ傷がつくかもしれないのだ。
動きがとれなくなったときは、いま来た道をひき返すように、順に戻るのが賢明な方法である。

つまり、作業中のプログラムをまず終了する手段をとらなければならない。
プログラムを終了したくても、窓の右上の×印ボタンを押しても反応がない。
そのとき一つの方法がある。
[Alt] + [F4]

これで現在作業中のプログラムを終了することができる。
作業中のプログラム終了だから、操作の途中にダイアログボックスが出ている状態でひき返す場合は、[Alt] + [F4] でそのダイアログボックスだけが閉じられる。
ダイアログボックスを動かしているプログラムだけが終了し、そこで動作が復活すれば親元のプログラムは引き続き使える状態になる。
それでもなお親元のプログラムが動かなければまた [Alt] + [F4] で作業中のプログラムを順に終了させ、一歩一歩ひき返していくことができる。
アプリケーションソフトが全部終了した状態になって、デスクトップで [Alt] + [F4] を押すとWindowsの終了ダイアログが表示される。
[スタート]から[終了オプション]をうろうろ探すより、 [Alt] + [F4] のほうが早いかもしれない。