関数の基本構造は、式で表す記号と並べ方の順序で成り立ちます。
決まりごとを守らなければ、なにをどう書き入れても関数として扱ってくれません。
<基本の決まりごと>
1.関数は、結果を出してほしいセルに書き入れる。
関数はそれを書き入れたセルに結果が現れます。
近所のどこかわからないところに、秘密の結果を出そうとするなら、出したいところにまた関数がいるということになります。
2.式は左から右に向かって書かれる。
いまさら何を、と思われるでしょう。
ところが、右左を取り違えたり、順序が狂ったりして動いてくれない関数もどきに、よくお目にかかるのです。
あわててしまうと、左へと言われてカーソルを右に動かす人も数少なくありません。
3.記号にはすべて半角英数を使う。
パタパタと打ち込んで作った関数もどきが動いてくれないとき、どこかに全角やカナが紛れ込んでいることがあります。
4.記号には決められたものを決められた用途に使う。
私はこれが好きだからといっても、気ままに作れば関数にはなりません。
5.あたまに「=」イコールをつける。
これを忘れると、その後がきちんと書かれていても、式にならず記号や文字の並んだ関数もどきになってしまいます。
前の約束どおり、全角ではダメです。