海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

4月9日(土)午後の大浦湾の状況/日本「復帰」50年の現実

2022-04-09 23:59:37 | 米軍・自衛隊・基地問題

 9日(土)は午前中、海上行動チーム全体で抗議船のメンテナンスや辺野古漁港周辺の草刈り作業などを行った。

 作業を終えたあと、午後1時13分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。ガット船4隻(marumasa5号、神峰、第八太海丸、清明)が大浦湾から出ていくところだった。

 湾内にはほかにガット船3隻(美鍛丸、進朋、國喜18)が停泊し、ランプウェイ台船に土砂の積み替えを行っていた。

 K9護岸・N2護岸ともにランプウェイ台船が2隻接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。

 土曜日はキャンプ・シュワブの工事用ゲートが閉まり、資材の搬入は行われていない。しかし、海では作業が行われ、埋め立て工事が進められている。

 K8護岸では先端部付近の消波ブロックの撤去作業が行われていた。

 先端部の被覆ブロックがすでに撤去されていた。来週には延伸工事の捨て石投入が始まりそうだ。

 大浦湾側の軟弱地盤が問題となり、沖縄防衛局が提出した設計変更を沖縄県が不承認とした。それに対し、国土交通省が県の不承認を取り消す決定を公表している。

 政府による出来レースがくり返されている。日本「復帰」50年の現実がこれだ。もとより、日本は帰るべき「祖国」などではなかったのだ。

 日本「本土」防衛の捨て石として、沖縄を利用する思考は琉球併合以降一貫している。

 NHKでは「ちむどんどん」という朝ドラが始まるらしいが、沖縄の現実を見ていると「ちむさーさー」するな。いや、じゅんによ。さーぱごさぬ。

 


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