海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

2月18日の高江の様子

2013-02-18 23:49:04 | 米軍・自衛隊・基地問題

 2月18日は週明けということで、泊まり込みを含め県内外から多くの人が高江にかけつけ、オスプレイパッド建設に反対する行動に参加してくれた。午前7時半頃から工事現場で重機の動き出す音がし、青色のバックホーやトラック、ローラー車の動く様子がN4ゲート付近から見えた。工事を止めることはできていないが、明日以降も行動は続けられる。北部訓練場そのものを撤去させることをめざして、メインゲートでの行動も取り組まれますので、ぜひ高江に来てご参加ください。

 18日は糸数慶子参議院議員も高江に来て、ヤマトゥから来た学生たちをはじめ、住民・行動参加者と交流していた。N4のオスプレイパッド工事現場において発生した土砂崩れについて、すでに説明を受けており、高江現地の様子を確認したうえで、今後土砂暮れ現場への立ち入り調査を求めるなど、この問題を追及していくことを約束していただいた。

 18日の県内紙に、N4の工事現場から移植した希少生物が枯れ死した問題が掲載されている。

 

 限られた特殊な環境に生育し、繁殖が難しいからこそ希少植物になるはずだ。環境への適応力が高く、繁殖力も旺盛なら、ギンネムみたいにそこかしこに生えているだろう。移植が難しいのも当たり前のことで、元々の生息地をオスプレイパッド建設で破壊して、移植すること自体が愚劣である。失われた命は戻らない。今回の土砂崩れによっても、埋もれて死んだ動植物があるはずだ。工事の即時中止と自然の回復を求めて、高江での取り組みを強化しましょう。

 

 

 


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