海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

「日本復帰」50年というクソのような節目に沖縄で起こっていること

2022-04-12 22:47:05 | 米軍・自衛隊・基地問題

 12日(金)はカヌー9艇と抗議船1隻(平和丸)で海上抗議行動を行った。

 午前8時8分頃、カヌーで松田ぬ浜を出発し、K4護岸の途中まで自走した。その後、カヌーメンバー全員で平和丸に乗り込み、大浦湾に出た。

 航路ではガット船の入れ替えがあり、ガット船1隻(第八高砂丸)が大浦湾を出て、ガット船5隻(第八そうほう丸、美鍛丸、寿鷲丸、かいおう丸、marumasa6号)が新たに入った。

 今日も海保に守られて、埋め立て用土砂が大浦湾に運び込まれている。

 台風1号の影響もあるのか、大浦湾は波が高くてうねりもあり、カヌーに乗るのは止めて船上からガット船に抗議した。

 その後はK8護岸で行われている延伸工事(砕石投入)に対し、オイルフェンスを越えた抗議行動を3回にわたって行った。

 「日本復帰」50年というのに、新たな米軍基地が造られつつあるのが沖縄の現実だ。これからまた、大きな岩が海に投入される様子を間近に見なければならない日が続く。それだけで大きなストレスになる。

 現場にいれば嫌な現実を目にするだけでなく、音もあれば臭いもあり、暑い日差しや寒さにも耐えないといけない。

 インターネットで情報を得て分かった気になってはいけない。ぜひ多くの人がカヌーに乗って海に出て、沖縄の自然が破壊され、民意が踏みにじられて軍事基地ができていく現実を、自分の目で確かめてほしい。

 午後1時20分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 ガット船2隻(國喜18、かいおう丸)が大浦湾から出ていくところだった。

 K9・N2両護岸から運ばれてきた土砂が、②工区のK3護岸側に投入され、嵩上げ工事が行われていた。

 


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