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晴耕雨読で住まいを造ろう

都会を離れ農的暮らしをしながら、日々住まいについて考え、家造りを家族と共にDIYで実現させた日記・・その後

エリザベスカラーをつけた犬

2006年10月03日 | ペット
 日曜日の雨で湿った畑を、昨日から苗の植え付けや種蒔きで大忙しである。

その最中、先日来気になっていた愛犬シロの左足のハゲ(差別語ではありません)を診てもらう予約があったので(どちらか言うと、これは妻が可愛がっている愛猫のミニのワクチン接種に併せただけ)、野良仕事の手を休め、二人(?)と妻を乗せて動物病院(以前紹介した杉村動物クリニック)へ。

二匹の動物を乗せてのドライブは大変。シロは落ち着いてはいるが息が「ハーハー」、ミニは「ミャーン」というより「ギャーォン」。でもって車内をウロウロと落ち着きが無い。とどのつまり座席シートの下にもぐりこんでしまう。

ともかく病院へ到着。ここはマクドナルドのドライブスルーのように車に乗ったまま受付ができる。昨年診察時に診察券を受け取っているので、その診察券を渡して駐車場で待機。看護婦(師って呼ぶのかな)が呼びに来ると、最初は妻が猫のミニをつれてワクチン注射を受けに。これはすぐに済む。次はシロの番。ところが後部座席でフリーズ状態。シロは12~3kgあるが、これをお腹から抱きかかえて診察室へ。ほんまに手間のかかる子ですワ。

診察の結果は、やはり皮膚病の一種で、原因はアレルギー性、精神的ストレス、甲状腺などの疾患などいろいろあり特定はできないが、傷口をなめるのが一番いけないのでエリザベスカラーをつけて、あとは抗生物質の錠剤と傷口の包帯で、根気よく治療しましょうとのこと。

あらら、放し飼いしているのでストレスなんて無いと思ってたし、最近よく昼寝するのは歳をとったからと思ったが。。もしかしたら内臓疾患も考えられるので念のために血液検査をすることに同意。

結果はコレステロール値が少し高いけど心配するほどではないとのことで、ホルモン療法の必要はない。・・やれやれ。これで治療費が1万円を超えてしまったヨ。

エリザベスカラーをつけた犬

左足首に白い包帯が巻いてあるのが見える・・かな?
しばらくは、このカラーをつけたままの生活になる。

ごめんね シロ~

(↑この駄洒落が分かる人は相当の年配)

狂犬病の注射でもそうだったが、今日の診察室でのシロは

ほんと おりこうさん。

ワンとも吠えないし、血液検査のために血を採られてもグスンとも言わない。
もちろん飼い主の私が首を支え「良い子、良い子、大丈夫」って言い続けているのだけど。
考えたら おかしいよね。




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土足厳禁

2006年08月29日 | ペット
 まだまだ残暑が続きますね。先日の日曜日は朝の6時から8時半くらいまで草刈をしました。もう昼間は暑くって・・やってられない。夕方は蚊が多くなるので、汗をかく作業は・・やりたくない。だんだんズルしてしまう・・私と同じように、愛犬シロも、

土足厳禁です!

昼間っから庭の土の上で寝るより、勝手口の土間か、玄関マットの上。特にこのマットの上がお気に入りらしく、夜に玄関の網戸を開けると喜んで中に入り、ちょっと目を離すとマットの上で寝ている。

まぁ、いいか。

でも、良くみたら左手・・じゃなく左前足に小さな怪我? というより毛が薄くなっている。何かの病気かな?




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いぬ

2006年08月03日 | ペット
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 金曜日(28日)の夜に、やっと風来坊のシロが自分の家に帰ったようだ。

やれやれ・・。

それいらいシロは庭でごろごろ、勝手口の土間で昼寝。暑いせいもあるが怠惰な生活を送っている(ように見える)。

ところで、タイトルに書いた”いぬ”
これは犬の意味もあるが方言の「いの」とか「いぬ」という「帰る」意味も含んでいる。

・・説明すると・・つまんないね。


(これは書いたまま忘れていた記事)






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シロが二匹に?

2006年07月26日 | ペット


 最近困ったことが続いている。犬のシロに関してだが・・。

夏に向かって発情期でもないと思うが、以前から時々シロと”尾”近づきになっている白い牡犬(名前は知らない)。一応首輪はしているので飼い犬と思われるが、その犬がこの5,6日ほど居座っている。餌を与えてはダメと思い、シロだけ勝手口で餌を与えているが、見かけなくなったと思ってもしばらくするとまた現れてくる。

シロにそっくりなヨソの犬


そもそもシロも人が良いというか犬が良いというか、吠えて追い返すわけでもないし、かといって仲良くもしていない。ちょっと気のあるふりをして相手をその気にさせるのか、人間の社会で言えば、愛想の良い飲み屋の女将みたいなものかもしれない。日参するほうがアホなんだけど。

左がシロで右はよそ者のシロ


メス犬を飼っている飼い主としては困った問題で、だからといって棒で追い掛け回すのも可哀そうだし・・。うちも放し飼いにしているから相手に文句も言えないが、こまるんだよね。牡犬が放蕩するのは。何かをシロに貢いでいるわけでもないけど、いつかお前は飼い主に忘れられて自己破産しちゃうよ。

「うちでは二匹も飼えません! お家へお帰り!」

と言っても分からないだろうなぁ。





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獣医さんとの縁

2006年04月15日 | ペット
 前回の続きです。

 午後に予定された巡回地へシロを連れて行く時間が来た。新聞紙を座席に敷いて、書類も出かけるときは忘れずに。

 でも、シロがいない!

家のシロは放し飼いなんです。たぶん近所を午後の紅茶ならぬ散歩としゃれているのだろうと、私は車に乗って坂道を下る・・こと300mほど。

 前方にシロ発見!

車を止めて後部座席のドアを開けたら・・シロはびびっちゃてその場に伏せてしまう。かわいそうにトラウマなんだね。でも注射は受けないといけないから、私は伏せているシロをそのまま抱っこして座席へ。お利口さんだからおとなしくはしているが、車が動き出すと・・・・
あぁ、今日は体調が良いらしい。あまりハーハー言わない。おかげで順調に神社の前庭に到着。シロを車に閉じ込めたまま保険所の係員に書類を渡し一応問診を受ける。シロの代わりに私がですよ。

「最近元気がないようなことはありませんか?」
「えぇ、おかげさまで元気です」(なにがおかげさまなんだ?)
「え~っとシロ君はメス犬ですね。妊娠してませんか?」
「してません・・(と思います)」(ちょっと自信ないんだよねぇ)

など数項目の問診後、先生が注射器を隠し持って近寄ってくる。私は思わず後ずさり・・・・
うそです。車の中のシロにはわかりません。

「では、車のなかでも構いませんから、ちょっとご主人押えていてください」
「はい」と言って、私は前部の座席からシロの首輪と頭を押えると、先生は背中の首より下のほうへ注射器を持った手を伸ばし、
「は~ぃ、痛くないですよ~」

チクリ

こんなときも、ほんとうにシロはお利口さんなんです。ワンともキャンとも言わないし、もちろんウーッなんて威嚇もしません。
と言うことで予防接種はすぐに済みました。帰り道はさすがのシロも少しだけ怪しくなってきましたが無事我が家に到着。ドアを開けるとすぐに飛び出しました。

 ごめんね。ジロ~・・いや、シロ。(奥村チヨって歌手がいましたネ)


 と言うのが昨日の予防接種の様子でした。実は注射をしてくれるのは街の獣医さんで保険所の職員ではありません。その獣医さんとは私たちが2000年に引越しして間なしにシロが迷い込み、即お世話になった獣医さんです。淡路は農業が(もちろん漁業も)盛んですので獣医師さんはほとんどが家畜医師。ペット医師は少ないのです。その中で洲本、もしかすると島中で有名な先生で、そこへシロを初めて連れていきました。ドライブスルー形式になった受付がある建物で内部もおしゃれです。シロの診察を受ける間、私の職業意識がムラムラと

「素敵な病院ですが、どなたかの設計ですか?」とつい尋ねてしまいました。
地元では有名な建築家だそうですが(あいにく失念してしまいました)、ドライブスルー形式などは先生自身が外国のペット病院を参考に提案されたそうです。短い時間でしたがちょっとした建築談義に花が咲き、そのせいでしょうか先生は私のことを覚えてくれていたのですね。

それが、また縁とは不思議なもので、2003年ころに娘夫婦が転勤で淡路に引っ越してきました。専業主婦だった娘は「ちょっとパートにでも」という気持ちから面接試験を受けたのが、この動物クリニック。当時娘は車を所有していなかったので面接時間(業務が忙しいので面接は夜になりました)に間に合うように私が車で送り、試験の終わるのを駐車場で待っていると、やがて娘と先生が現われ、
「ご無沙汰してました」
「その節はお世話になりました」
と、なにやら良さそうな雰囲気。おかげで娘の勤めも決まったのですが、問題は足。とりあえず50ccの原付(車の免許は持っています)を手に入れてペット病院のアシスタント(受付ですけどネ)。次には軽自動車が欲しいと、けっきょくパートの目的は何だったのよ。

2005年には娘夫婦も阪神間へ再度の引越し。都会では二台も車を持つ必要もなく駐車場だけでも経費が高くつく。軽自動車は妻が(妻もこちらへ来てから免許を取得)ただ同然で譲り受け今に至っているというわけだから、まぁ、なんでも縁なんですね。

縁続きの 杉村動物クリニック さんのサイトは 
http://www.sugimura-animal-clinic.com/




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シロは引越しができるか

2006年04月15日 | ペット
 誰かさんのブログと同じようなタイトルをつけたが、我が家の愛犬は純粋な雑種です。社会欄ではチワワが話題にあがってます‥けどネ。

 昨日は朝の10時から30分間だけ村の公民館に狂犬病予防注射の巡回車が来ることになっていた。前の晩から書類やお金を用意してあったのだが、妻が留守の、ちょうどその時間に仕事の電話が珍しく2本ほど続き、気が付いたら10時半を回ってしまった。今更駆けつけても間に合わないので次の近場の巡回地まで車で行くことにする。

 だけど‥シロは車に弱いんだよねぇ。

 下の写真はダウンして横になっているのではなく「お腹をなでて」と横になったときの写真だ。けっこうシャイなメス犬なので私とのアイ・コンタクトはしてもカメラ目線はしない。たまに機嫌を損ねるとす~っと横を向く。まるで○○みたいだ。誰とは言わないが‥。



次の巡回地は車で6~7分くらいの神社前だ。後ろの座席に新聞紙を敷いて、ゆっくり走ってあげないとゲロ吐きそうだし、シロを飼った始めてのとき街の獣医さんへ連れて行くのに大変だった事を思い出す。後ろの席で「はーはー‥はーはー」息苦しそう。帰り道ではついに「ゲロッ」。。。んもー、掃除が大変だったんだよ。

こんなことで将来の我が家の引越しには‥ど~しよう。

はたして シロは引越しができるか?




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猫かわいがり

2005年12月29日 | ペット
 我が家には犬のシロのほかに猫がいる。
名前はまだ無い・・じゃなくて、名前はミニ(子)。長女が拾ってきた白い子猫だ・・った。



三年ほど前はこんなに小さくてかわいかった。。のが今ではすっかり大きくなって、雀は捕る、飛んでいる虫を捕まえる、蛇にちょっかいを出す、シロと庭を(アメリカのアニメのように)走り回る、障子の桟を駆け上がる、襖で爪とぎをする、モニターの上を占領する・・ヤリタイほうだい。



 最近は寒いので室内が多くなったが、製図台に置かれた小さな段ボール箱が昼間のねぐら。夜は私達が茶の間でTVを見ているコタツの中か妻の膝の上。いよいよ就寝となるとキッチリ妻の布団にもぐりこむ。

きっこ嬢(きっこのブログ)も猫と一緒に寝ることがあるそうだが、私は年甲斐も無く寝相が悪いので、妻からも猫からも見放された独り寝布団。私達の寝室は二階にあるのだが、冬場は例の階段上にある水平板戸を開けて二階へあがる。一気に冷気が降りてくるのを肌で感じながら電気敷布のスイッチを入れて布団にもぐりこむ毎日だ。このスイッチを誰が先に入れるかにも力関係が働く、、がそれはおいといて。

子猫は枕を並べるように妻の肩というか脇にぴったり寄って寝ている。これがまたかわいらしい寝顔だ。もちろん猫のほう・・

春先など暖かくなると仰向けで両足・・いや両手でバンザイするようにお腹を見せて寝入っていることもあった。かわいさのあまり思わずお腹をなでてしまう。もちろん猫のほう・・

ところが、たいてい朝は私の寝床にきて枕元に座る。そして片足・・いや片手をグーにしたドラえもんの手で私の顔や頭を押す。早起きの主人を知っているのだ。
「早く起きてよー」とでも言っているのかもしれない。たまに爪がチクリとすることがあるが、このしぐさが甘えるようでカワユイ。こちらはもう少し寝ていたいので枕元から布団の中へ抱き込む。たまには布団の中が暖かかったのか惰眠を楽しむこともあるが、たいていは嫌がって布団から抜け出す。薄情なやつだ。もちろん猫のこと・・

 こんなことをしているから猫毛アレルギー(くしゃみ)が治らない。

そんなかわいい子猫(雌猫)も三歳になる。
我が家に男は我独り・・孤独な毎日なのだ。



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自由がいい

2005年11月04日 | ペット
 どうやら動物たちには親子の情とかは一時的なものらしい。ましてや夫婦の関係も一時的なもので子孫繁栄のためだけなのだろう。(内心うらやましくもある・・どこぞから石を投げられそう)

 その後すっかり我が家の番犬になったシロは、私があまやかしたこともあるが玄関や勝手口の土間で寝起きすることも多くなった。ある寒い夜などはコンクリートの土間が冷たかったのか上がり口のフローリング床に敷いてあるマットの上で寝ていたことがある。私が注意すると目尻を下げて尻尾を振り照れくさそうに土間へ降りる。
「見つかってしもた!」
というところなのだろう。

実は甘やかしたのには訳がある。最初飼うことに決めた頃お隣から「飼うなら夜だけでも繋いでほしい」と言われた。お隣はあまり動物が好きではないらしいが、もっともである。すぐに鎖を買ってきて夕方シロの首に繋いだのだが、その時つながれるのを嫌がって逃げ出すことはしなかったが、まるで「ごめん、許してください」と言わんばかりの弱弱しい素振りが気になった。その場に突っ伏して動かなくなるのだ。で、そのままにしてその場を離れ、あけて翌朝見ると夕べのまま突っ伏している。その年の5月初旬の夜はまだ寒かった。私は「死んだのかな?」と一瞬思ってしまった。私が傍へ寄るとシロは顔を上げ私が頭をなでるとシロは体を起こし私にぐいぐい押し付けて喜びを隠せない様子。たぶん何か繋がれて嫌な思いをしたのだろう。それ以来夜は勝手口の土間で寝ることが多くなった。

シロの過去は知る由もないが、その後の行動を見ているとトラウマがあるようだ。まず子供が嫌い。子供が近づくと吼えるのだ。大人にも吼えることはあるが普段はあまり吼えないので
「おとなしくて番犬にならんのぉ」などとご近所にも言われたことがある。しかし子供には必ず吼えるし男の子が勇気を出して近寄るとシロは尻尾を下げたまま後ろへ下がる。きっと昔、子供にいじめられたのかもしれない。そんなこんなで私はシロがふびんに思え、ついつい甘やかしてしまったのだ。

それともうひとつ、これは犬の習性だろう、耕したばかりのフカフカの土は犬にとって気持ちが良いのか、近所の苗を植え付け始めた畑に入り込んで迷惑をかけてしまったことがある。だから田舎でも放し飼いは良くない・・ことは充分承知なのだが、繋がれる事が嫌いというよりシロにとっては恐ろしいことに思えるようで、縄やロープを見せて「お前を繋ぐぞ」というしぐさをするとたちまちフリーズしてしまうのだ。そんなことがあるのでシロを繋ぐのが可哀想にも思えるのだがご近所にとっては迷惑だ。ともかくご近所には謝るしかない。でも「つなぎます」とは言わずに「そのときは怒ってやってください」とか言い逃れをしている。
(ご近所に迷惑は重々承知で書いています。ごめんなさい)

私が耕した畑でも最初の頃は走り回ることがあったが、私が怒るしぐさや大声を出すとやめる。少しは学習したのだろうか最近ではあまり畑に寄ってこなくなったようだ。成犬を躾けるのは難しいとされるが動物好きの長女はいつの間にやら「ふせ」を躾けてくれた。けっこうシロは賢いじゃないか(^^)。

その後、木製の柵を作り夜中に出歩かないようにしたのだがいつの間にか通り道を確保したり、時には低い塀の前にある庭石を跳び箱代わりにして出て行くときがあるようだ。普段はわざわざ飛び越えることもないのだが、前回の話にあるように時々野良犬が彷徨することがあり、このときは吼えながら飛び出してしまうのだ。幸い野良犬は庭に入ってこない。発情期などは野良犬でも首輪をしたものやってくることがあった。シロには現在でも避妊手術をしてないが彼女はその気があまり無いらしい。それとも歳なのだろうか? 吼えるのは縄張りの主張だけのようである。

毎年春には狂犬病の予防接種があるが、このときのシロはめちゃくちゃ”お利巧さん”である。よその犬はワンワンキャンキャン吼えまくるがシロは私の足元でお座りしたままグスンとも鳴かない。もっとも普段から紐など使わないので私が首輪を捕まえているのだが暴れたり逃げようともしない。ただ・・車酔いするらしく予防接種を受ける公民館の広場との往復は彼女にとって地獄のドライブらしい。

坂道の一番奥に住むとは言え、犬を放し飼いしている私たちはご近所から見れば『よそから来た困り者』にみえるだろう。勝手気ままにやっているところなど、私もシロも鎖に繋がれるのが嫌なのだろう。やっぱり、

自由がいい!

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子犬の誕生

2005年11月03日 | ペット
 ”安住の地を求めて:犬の場合”で書いたように私たちが野良犬だったシロを飼うようになってもうすでに5年が過ぎた。年齢不詳の彼女はもう何歳になっているのだろう。実はこのシロを私は雄犬と勘違いしていたのだが、まずその話を。

飼い始めるときに妻に「メスだったらどうするの」、「もし子犬が産まれたら大変よ」、「メスの成犬の避妊手術は高いのよ」などといろいろ驚かされていたのだ。私は「たぶん雄犬だろう」と簡単に確かめて飼い始めたのだが、なんと6月くらいになってシロが「キャーン・・」と玄関先で悲鳴のような声を発して納屋の奥まった暗いところへ身を隠したまま出てこない。何か怖い思いをしたのかと不思議に思ったが、玄関先の土間を見ると血痕がある。 もしかして?と思い、翌日隠れた場所をそーっと覗いて見ると、なんと!

子犬が3匹産まれたのだ。

白いのが1匹と茶色いのが2匹。妻が心配していたことが現実になった。
「あなた雄犬って言ってたじゃない!」
「見分けがつかないの?」
と散々罵倒される。
「私は獣医ではないヨ」
「だって、そんな場所しげしげ眺めるのは不謹慎だろう」
とか、訳のわからないことを言って言い逃れようとするが・・効果なし!

しかし子犬はカワイイもので、子犬の行く末を案じながらも妻は子犬の頭をなでていた。考えてみると犬は安産の神と祭られるくらい多産のはずなのに産んだのは3匹。それと第一、我が家に迷い込んできたときでも、出産直前でもお腹がそんなに大きかったわけではない。私はシロが雄犬と思い込み、まさか子を宿しているとはまったく考えていなかった。たった3匹しか産まれずお腹も大きくならなかったのは野良生活が厳しかったせいかもしれないと思うとシロがふびんだ。

しかし3匹とも飼うわけにはいかない。ご近所に里子に出そうと思っても皆が犬を好きなわけではない。いろいろ思案して街中のコンビニの掲示板に『子犬さし上げます』の張り紙をさせてもらった。実はもっと大型のスーパーに張り紙をお願いしたのだが断られてしまったのだ。しかし最近そのスーパーの掲示板に子猫の里親探しの張り紙があったので多分動物好きの店長に替わったのだろう。何はともあれ、あまり期待はしていなかったのだが・・意外にも早くに里親が現われた。

宣伝効果バツグン!

我が家を訪れてくれたのは年配のご夫婦で、散歩のお供に飼いたいとのこと。確かに犬を散歩に連れ出せばお二人の健康維持にも役立つ。でもあまり引っ張る力が強いのは困るというので親犬と同じようなおとなしい性格の白いメスをお二人に奨めた。あの子は今でもちゃんと散歩のお供をしているだろうか。

二匹目は茶色で足首が白いソックスを履いたような子犬がもらわれていった。なんでも最近まで同じ色の犬を飼っていたが亡くなり寂しい思いをしていたとのこと。「そっくり!」と大喜びしてその子を車に乗せて帰った。母親のシロは寂しそうな目をしていたが車を追いかけるでもなく私の足元でおとなしく座っていた(念のために私は首輪を捕まえていたのだが)。犬のさだめを知っているのだろうか。

3匹目の飼い主がなかなか現われない。二匹なら我が家で飼おうかと覚悟を決めようとした矢先に突然里親が現われた。山中の一軒家に住んでいて物騒なので番犬に飼いたいとのこと。私たちは半分以上その気になっていたので、いざもらわれるとなると寂しさが募る。私達は「くまちゃん」と名づけていた茶色で鼻先の真っ黒な子犬に別れを告げざるを得なかった。くまちゃんはちゃんと番犬の役目を果たしているだろうか。

二番目の犬とは、翌年の正月に再会することが出来たが意外にも母親のシロは薄情なもので、さほど再会を喜ぶ様子はない。親子というのが判っているのか判らないのか、喧嘩こそしないが子犬(かなり大きくなっている)がまとわりついても無視している。これも母の愛・・? 子犬もしつけが行き届いて無駄に吼えたりしない。雄犬だが性格は母親似なのかもしれない。

その後3匹とは会うことも無かったがどうしているだろう?

それにしても都会なら捨て犬は保険所行きを余儀なくされることが多いが、田舎ではありがたいことに飼ってくれる人が現われる。しかし野良犬が多いのも田舎である。我が家の近所にはときどき野良犬が現われる。しかも二匹か3匹の群れをなしている。彼らは人間が嫌いらしく私の姿を見ると決して傍へは近寄らず、まるで獣道があるがごとく竹藪の中に消えていく。しかしシロが吼えてやたらうるさい。田舎は犬にとって、捨てる神拾う神、どうやら両方同じ数らしい。

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