ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

体感してみては?

2020-08-19 | 米づくり(にこまる)
この時期の穂肥の投入だけは
朝飯前というわけにはいきません。







朝夕は稲の葉に朝露が付いていて
そんな中に入ろうものなら
汗ならぬ露でズボン、パンツまでビッショリということに。

専ら日中の作業ということになりますが、
昼下がりの炎天下はご勘弁を・・・

田んぼの中の水はぬるま湯と化し、
まるで足湯に入って作業しているようなもの。

ゴム長靴の中は靴下も汗汗汗。

額の大粒の汗が目に入って沁みる。

秀でてもいない小生の眉は
その役目を果たしてくれていないのだ。


それではここで、
穂肥の投入を体感してください。

田んぼの中の散歩ご一緒に。


少しぬかるみますから注意!








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穂肥の投入

2020-08-18 | 米づくり(にこまる)
暑い暑いと言っているうちにもう8月も後半。





あと十日もすれば「にこまる」も出穂期を迎えます。





そこで、田んぼではこの作業が必要になるんですね。
それは穂肥(追肥)の投入です。

マニュアル的に言えば、
二十日前と十日前の2回に分けてとなっています。

1回目は穂の粒数を増やし、
2回目は粒の充実を図るという目的。

そうは言ってもこの猛暑の中で、
一気に投入することも不可能なので、
2回目の穂肥(実肥ともいう)にあわせて集中投入です。

この玄米を充実させる実肥だけは必須なんですね。

ところでその投入するタイミングと量ですが・・・

毎年、穂肥投入の現地研修会が実施されるのですが、
今年は新型コロナウイルスの関係で中止。

一般的に量はイネの葉色を見て判断し、
時期の目安として田んぼから一本のイネを抜き取り、
幼穂の長さを確認する方法があります。





この幼穂の長さを確認と言っても細かい手作業が必要に。

田んぼから抜いたイネの茎を縦にカッターで割いて
幼穂の長さを確認するという方法です。

小生、これがなかなか上手くいかず失敗が多いんですね。






ちょうどいい穂肥のタイミングのようです。






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ジャガイモ畑の整地作業

2020-08-17 | じゃがいも(デジマ)
先日、緑肥(雑草も)を鋤き込んでいた畑。

鋤き込みした跡は地表面は凸凹状態。

次の作業としては、
連作障害を防ぐため土壌の消毒を控えている。

予報では来週まで傘マークが見当たらないようで、
整地作業を兼ねてもう一度耕起することに。


ということで・・・

いつもの朝飯前の一仕事というか、
昼飯前になってしまうのだが・・・





天気も良くて朝日が眩しい。

最近では徐々に日も短くなっているようで、
日本の西端の地長崎の朝5時はまだ薄暗い状態。

きのうは6時のスタートでした。

予定通り・・・???
蕎麦栽培予定の畑まで
再耕起を終えたのはすでにお昼をまわっていた。


きょうは畑周辺の草刈り作業。

先ほど10時までには戻ってきたが
いつものようにシャツからすべて汗びっしょり。

昔はお盆過ぎると朝夕はすっかり秋めいて
過ごしやすくなっていたはずだが・・・





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不本意ながら・・

2020-08-16 | イベント・催事出店
現在、博多ファーマーズマーケット運営事務局では、
新型コロナウイルスの感染防止策を講じながら
9月開催の方向で進められています。

ぽてと倶楽部としても2日、4日、6日の三日間、
エントリーの方向で考えておりましたが大変残念です。

9月開催の博多ファーマーズマーケットは
出店を自粛させていただきます。

長崎県も感染が拡大していることもあり、
県境を越えての出店は自粛すべきという結論に達しました。

博多Farmers' Market 開催当初から
欠かさず出店させていただいておりましたが、
苦渋の決断となりました。

毎回楽しみにご来店いただいているいるお客様、
またお会いできる日を楽しみにしております。

ご報告まで。












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イネの主治医からメール

2020-08-15 | 米づくり(にこまる)
猛暑に近い気温の中、
イネの特別栽培における1回目の防除へ。

先日までの戻り梅雨のような天気のせいで
遅れ気味の防除ということになった。

先日から田んぼで気になっていたこと


 

 



イネの葉が白くなって巻いている。

さっそく主治医でもある県農林技術開発センターの
Kさんに画像を送り確認してもらったところ


「葉が白くなっているのは、コブノメイガの食害跡ですね。
 白くなるので目立ちますが、今の時期の食害は収量への影響はありませんので
 心配しなくて大丈夫です。
 ここ数年、コブノメイガの飛来が少なかったのですが、今年はかなり多かったので、
 箱施薬していてもほとんどの圃場で食害が認められました。」


との返事。

さらに育苗箱の異変の画像について
付け加えられていた。





「苗いもちだと思います。
 苗いもちは気象条件が今年のように、降雨が続き、6月の気温も高いなど
 いもち病の発生に適しているような年に多いようです。

 育苗条件では、塩水選を実施しなかったり、種子消毒を実施しなかったり、
 苗の生育が旺盛で込み合っていたり、窒素が効いていたり、
 覆土が不十分で籾が露出してしまったりすると発生しやすく、
 苗置き場の風通しや日当たりが悪いとさらに発生を助長すると思います。」


思い当たるのは一つ。

気象条件もあったにせよ
今年、機械のトラブルで覆土が不十分で籾が露出したのが数箱。

私の人的なミスが原因かな?


最後に注意を促すコメントが・・・

「今年、十分注意しなくてはならないのがトビイロウンカ(秋ウンカ)といもち病です。
 トビイロウンカの飛来量が非常に多く、必ず防除が必要です。
 時期はJAからおらせがあると思います。」


令和になって2年目。
今年も天候含めて暴れ年になりそうな予感。





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エイ!ヤー!

2020-08-14 | じゃがいも(デジマ)
の気合で外に出ないと
エアコンの効いた部屋からなかなか出れません。

実を言うときのうも朝飯前にと
外に飛び出したものの外には水溜りが・・・

アタ雨か?

(アタは当地では悪戯の意味。
 朝からちょっとだけ降って
 作業が出来なくするいたずら雨ということ)

見上げると確かに東の空には黒い雨雲。

折角の意気込みがそがれてしまった。

天気も徐々に安定してきているようで、
仕方なく午後から再度仕切り直すことにした。





予定していた作業はコレです。





次の秋ジャガイモを植え付ける畑の緑肥の鋤き込み作業。





炎天下のオープンカーもいいものです。

青空の下で真夏の風を全身に受けながらの作業。
思ったより爽快感があるんですね。







ここも一度は緑肥と一緒に雑草も刈り込んでいたんですが
雨続きで息を吹き返してきていたので早めの耕起となりました。







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そのとき私は・・・

2020-08-12 | よもやま話
一年経つのも早いけど、
もう35年も前のことになるのか。

群馬県上野村御巣鷹の尾根。
あの衝撃的な日航機墜落事故です。

ジャンボ機の墜落事故ということで、
当時、同じ業界にいた私は強烈な衝撃を受けたことだった。

いまでもお盆前になるとその日のことを思い出す。

1985年8月12日、福岡から羽田に向ったジャンボ機。
折り返し大阪行きの日本航空123便が機材トラブルに遭遇。

乗員乗客520名が亡くなられ、
日本国内で発生した航空機事故では最多。

今年はコロナ禍で参加を見合わせる人もいる中、
遺族らは現場となった御巣鷹の尾根へ慰霊登山に出発したという。





ジャンボ機といえば当時の花型機で、
日航は100機以上を保有する超エリート企業だった。

事故翌日の朝の廊下でのこと、
普通であれば考えられない光景が。

出発のブリーフィングを終えた日航の客室乗務員たちが
大声ではしゃぎながらシップに向かっていたのです。

自分の会社の飛行機が墜落事故を起こし、
多くの乗客が犠牲となり同僚も亡くなったというのに・・・

良いほうに考えればこれがプロ意識?


また、当時のエピソードで・・・

空港のキャリア会議の席上においても、
各社喧々諤々意見を出し合うなかで日航さんだけはいつも黙ったまま。

ある程度意見が出そろったところで、
会議の主催者は “日航” さんの意見を求める。

するとその日航さんの一言で
大抵の物事は決まってしまうのだ。

当時の “日航” そういう存在感?のある
お化け企業のイメージがある。


いま航空業界はコロナ禍で厳しい経営環境にさらされ、
最近では乗務前の飲酒が摘発されているが、
安全運航にだけは徹してくれることを願っている。




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そば畑の準備

2020-08-11 | 日々の農作業
きょうも雨か~~。


雷を伴って雨脚も強いが、
長続きしないのが不幸中の幸いだ。


こちら蕎麦を作付け予定の畑。

今年も「常陸秋そば」を作付け予定にしている。





先日雑草を刈りこんでいたのだが、
ここにきてその後の作業が出来ず気になっていた。





先週末から台風接近などで、
晴れ間もあれば時折りザーと降ったりの不安定な天気が続く。





土は湿ったままでコンディションは最悪だったが、
合間を見て雑草の鋤き込みを強行。

いま思えば強行して正解でした。

雑草もこの雨で再び伸びてきていたのだ。

まるで梅雨に逆戻りしたような天気で、
きょうは雨の降り方によっては注意が必要と言っている。

令和の神様も
困ったものだ!!




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8.9 長崎原爆の日

2020-08-10 | よもやま話
長崎に原爆が投下されてきのうで75年。

今年90歳を迎えた入院中の食材開発部長は当時15歳。

75年前のその日のことをよく話してくれたものだ。

その日は朝から学校ぐるみで先生に引率され、
山へ松脂取りに行っていたらしい。

11時2分のそのとき「ピカッ」と稲妻のような光線が走り、
そのあと続いて「ドドド~ン」と低い音が空に響き渡ったそうだ。

その後、上空にはきのこ雲が立ち昇り、
それが風に流されて一面曇り空となったらしい。

長崎市内の凄惨な光景を知る由も無かったが、
いろんな噂が流れすぐ家に帰りなさいとなったらしい。



(長崎新聞より)


新型コロナの影響で平和祈念式典の規模は縮小され、
最近影が薄かった安倍首相も見えるということで、
記者会見も期待したのだが・・・

相も変わらず表情に覇気が感じられない。

一方、長崎市長は、平和宣言のなかで、

「新型コロナウイルス感染症が、自分の周囲で広がり始めるまで、
その怖さに気づかなかったように、
もし核兵器が使われてしまうまで、人類がその脅威に気づかなかったとしたら、
取り返しのつかないことになってしまう」と述べ、

新型コロナウイルスの脅威と同じように核兵器の脅威も世界共通の課題だとして、
すべての人々が当事者として問題解決に向けて参加するよう呼びかけていた。


長崎を最後の被爆地に!






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アイマサリ

2020-08-08 | 日々の農作業
アイマサリはジャガイモの品種名です。





昨年、地元にある県の農林技術開発センター馬鈴しよ研究室は、
病害虫に強い新品種のジャガイモ「アイマサリ」を開発。

ポテトサラダ向きの滑らかな食味で、
減農薬栽培もできる次世代の主力品種として期待されている。

大玉の収量が多く、
見た目と食味が良いことが特徴。

地元の「愛野」と病害虫への抵抗力や収量が「勝る」ことから、
アイマサリと命名されたとか。





(左:アイマサリ)


先日の生産組合の役員会の席でも栽培マニュアルが配られ、
組合としても作付けの拡大を狙っている。

長崎県はジャガイモ伝来の地として
北海道に次ぐ全国2位の生産高を誇ってきたが、
近年、後継者不足もあって
鹿児島にその座を奪われ3位に甘んじているのだ。

県はアイマサリの効率的な栽培方法を蓄積して、
26年をめどに1千ヘクタールの栽培を目指すという。

わが家(ぽてと倶楽部)が美味しさに拘り続けて
20年以上作付けしている長崎お薦め品種のデジマ。

そのデジマの血を引くこの「アイマサリ」
後継品種の候補の一つとして期待している。




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