goo blog サービス終了のお知らせ 

ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

「七回耕起は、肥いらず」

2012-06-12 | 米づくり(にこまる)
田植えを前にあちこちで田んぼへ肥料の投入が進んでいます。

施肥機付きの田植え機を所有しているところは、
田植え作業と同時にピンポイント施肥しますので効果は大で、
何といっても「余裕」なんですが・・・

当然、鋤き込み作業まで終わらせておきたいので、
土が乾いている状態の作業が最適なのは言うまでもありません。

我が家はテクテク投入で昨日までに全体の約半分を終えて
昨日の午後から雨になっています。



普通の田んぼは乾田と言われるもので、
稲刈りの後は水がありません。
これは、秋に田んぼの水を抜いて乾かし、
春に深く耕して地力を向上させる一つの方法です。

土に含まれる窒素は、有機態窒素の形で存在しています。
土が乾くと、微生物による有機態窒素の分解が進み、
より植物が吸収しやすい無機態窒素に変化します。
つまり、土が乾くとチッソ肥料が増えるというわけです。

また、土を起こして乾かすと、土が空気をたくさん含むので、
稲を植えたときに根の成長が促進されます。

これを「乾土効果」と言うそうで

深く耕すほど高収量が得れらるという意味で
昔から「七回耕起は、肥いらず」とか
「耕土一寸、玄米一石」などと言われていたそうです。

稲の切り株や雑草、レンゲなどの有機物を田んぼに鋤き込むことによって、
この有機物を微生物やミミズなどが分解して、養分を作り出します。

これが一般によくいわれる有機質肥料で、
チッソ・リンサン・カリをはじめ、微量な養分も含まれています。

ちなみに我が家は、先月のジャガイモを収穫前の耕起が最後でした。




日記@BlogRanking

  ←クリックで応援をお願いします


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。