ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

誰のための開門調査か?

2013-02-03 | よもやま話
諫早湾干拓事業の開門調査について
林農林水産相が意見交換のため初めて長崎へ。





午後から干拓農地などを視察予定で、
営農者らの話を聞くということで動員がかかっていた。

農水相は先に古川佐賀県知事に対し
「高裁判決が確定し期限が迫っている。誠心誠意開門に向けて努力したい」と述べており、
福岡高裁の判決に基づき今年12月までに開門調査を行いたいとの考えを示している。 

干拓事業を推進してきた自民党政権に変わったとはいえ、
国は、12月までに開門調査を実施する義務があり、
すでに大臣の腹は決まっており形式的なパフォーマンスだろう。

農相は、ほんの20分程度で視察を終えて挨拶もなしで戻ったが、
開門調査に長崎県が理解を示すわけがないだろう。

基地問題をめぐって政府への反発が強まっている沖縄。
今回の安倍首相訪問に冷めた見方が広がっているのと同じで、

「国は長崎の人を無視して控訴を断念しておいて、
今さら開門調査に理解を求めに来るんだったら、
いっそのこと来ないで欲しい。(こっちも忙しいのに)」

潮受堤防が締め切られて15年が経過、
有明海には新しい環境が形成されつつあるというのになぜ今なのか。
今となっては開門調査の意味すら霞んでしまったような。

こうなってしまったのも先の民主党政権時代に、
「政治主導」をカン違いした一人のトップが独断で控訴を断念したからだ。



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