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新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「昭和の名人完結編 二代目桂 枝雀 (弐)」

2011-04-09 18:02:22 | 芸術鑑賞
火曜日に購入しておりましたCDを、やっと今日聴く時間が出来ました。
先日のリアーワイパーのブレイドの交換にディーラーに出かけました。当てられたサイドミラーの修理に世話になったディーラーですので、車で小一時間かかります。雨も降っていますのでちょうど良いと持って出たのです。
いつ聞いても枝雀は面白いです。

①夏の医者 医者と迎えに来た患者の息子の二人が、夏の炎天下大蛇に飲まれ下剤を使って脱出する噺です。
何処の方言かわからない独特のイントネーションもすんなり聞こえてきます。また時々出て来る英語(例えば、ザ・ファースト・イクスピアリンス・イン・ヒズ・ライフ)も笑えます。桂 枝雀は関西に住んでいた頃、生で見ております。独特の擬声語も彼が高座でしているだろう動作と共にはっきりと浮かんできます。 

②天神山 ヘンチキの源助と言う男が花見をもじって「墓見」と洒落込み一心寺へ出かけしゃれこうべを見つけ持ち帰ります。その幽霊が夜中に現れ源助の女房になります。
隣に住む胴乱の安兵衛がその顛末を聞き彼も一心寺に出かけます。裏の天神山でキツネ捕りから母親のキツネを助けます。そのキツネに自分も嫁が欲しいと頼むと・・・

前半はシャレコウべを持って帰って深夜に女が尋ねてくるは、「のざらし」のようですが、後半は「蘆屋道満大内鑑葛の葉の子別れ」のパロディになっています。
お陰様で「八王子車人形」で「葛の葉」や「信太妻保名蘇生の段」等を観ていますので、本来の出典を理解できる自分に多少自慢しております。
与太郎気味の安兵衛がキツネに対してとても優し苦するさまなど、桂 枝雀の人柄を表しているようなきがします。

土曜なのに道路が混んでおり片道1時間強はかかりました。お陰で行き帰りに2度聴いてしまいました。でもまったく苦にならず、楽しく聞けました。


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