新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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引越余話① 「MS35分、MT3分」

2012-06-02 18:02:22 | その他
引越の間書き溜めたお話を折に触れて紹介していきます。

当然住所変更届の手続きが発生してきます。電気ガス電話なのどを除いて、一覧表にすると30数箇所になりました。もちろんショッピングセンターのポイントカードなどは含まれていません。
初めに住民票の変更を、そして警察での免許証の住所変更です。のちの住変の証明書になるからです。

さて次に重要なのが銀行関連です。
ターミナルの周辺に2行口座がありますので、届を出しに行ったのですが、これが大変でした。
最初にMS銀行に行きました。係りに用紙をもらい記入後番号札を貰って待つことになりました。ここでは住所変更の届けは、「届と各種ご相談窓口」に出すことになっていました。見たところ割り当てカウンターは3つありますのでそれほどかからないと思っていました。しかし大変です。各種ご相談と言うのが、丁寧な応対なのでしょうか、客と担当がずっと話し込んでいるのです。
たまに係りが手続きで席を離れることがありますが、偶然でしょうか三人とも席を離れ客がじっとそれを待っているなんて言うこともありました。
10分くらいしてロビーをうろうろしているか係りに、
『住所変更届けを出すだけだから、出せないの?』と尋ねても頭を下げるばかりです。
我慢もさらに10分で切れ、
『確定申告の申請でも、一番端に提出だけの席があって、すぐすむのにおかしいじゃないか。あなたがここで頭を下げるだけでは、何も好転はしない』と言いだしてしまいました。
すると係の行員は、カウンターの中に入って行ってしばらくして、3つの相談窓口の隣の窓口をひとつあけました。
席に着いた女性行員に、
『声を出したから特別扱いされたみたいで感じはよくないです。まだ後のお客さんはこれからもじっと待っているのではないですか』

結局待ち時間30数分、住変届処理3分でした。あまりにも面白くないので、帰り際に
『これから向かいのMT銀行に行くけど、比較してやる』と、余計な事を言ってしまいました。

さてMT銀行ですが、用紙をもらいにロビーの女子行員に近づくと、用件を聞いた彼女は私をすぐに別のところに案内をしました。ロビーの脇に電話ボックスのようなものがあります。その中にモニターが壁についています。椅子に腰かけモニターをタッチして各所届や申し込みができるのです。
さらに感心したのは、キャッシュカードで本人確認ができるので、住民票や免許証の用意も不要なのです。もちろん新住所は画面から入力していきます。なんと所要時間すべてで3分かからなかったのです。

この2行のサービスの違いはなんでしょうか。
この胸のムカツキを収めることはできませんでした。MT銀行を出ると、向かいのMS銀行に戻りました。ロビーの係員に『向かいでは3分で終わった』と言いつけてやったのです。

若いころはよく引越しをして慣れているつもりでしたが、この十数年ぶりの引っ越しは世の中の制度やシステムが大きく変化していました。
今回の引っ越しで一番驚いたのは、このサービスのばらつきでした。
コメント
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