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新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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翼の折れたカモメの明日は・・・

2011-04-05 18:02:22 | 水辺の鳥
放射性物質を含む大量の汚水を海に放出しています。いったい誰の責任と権限で放出されたのでしょうか。一企業の東電の判断だとしたら大変なことです。保安院の許可でしょうか。それとも通産大臣か官房長官か総理大臣の許可なのか、それとも許可ではなくて了解したというのだろうか。一万トンになる汚水を放出すれば海流に乗って北海道やアラスカ、アメリカ西海岸などにも到達すると抗議が来るのを承知だったのでしょうか。北からの海流に乗れば四国九州と。

救援に来ているアメリカ軍にも情報を流していないとなれば、救援部隊のメンツも丸つぶれです。韓国からは既に抗議が発せられているようです。

さてそんな将来を象徴するような出来事が。
先日葛西臨海浜公園の西のなぎさを歩いているときです。朝も早く干潮の底でしたので、黒く湿った砂浜が続いていました。そこで死んだ魚の肉を漁る「セグロカモメ」が一羽いました。浜では良く見かける光景なので、数枚撮影して通りすぎました。

そのときは気が付かなかったのですが、あとで出来事に遭遇してから帰宅後画像をチェックして、同じ「セグロカモメ」と判明しました。良くごらん下さい、体の左側から数枚の羽が垂れ下がっています。

浜の行き止まりまで歩いて戻りかけますと、浜に近い砂地に「セグロカモメ」がたたずんでいます。近づいても逃げません。いえ、まったく動きません。よくよくご覧下さい。骨が見えています。

しばらく様子を見ていました。事務所に運んでやろうかとも思いましたが、この時期傷ついた鳥を素手で持っては大変危険なのは常識です。
臨海公園のサービスセンターに現場から電話しました。
私『目の前に羽の折れたセグロカモメがいるのですが』
係『野生の鳥ですからそのままに』
私『やはりそう言う事になりますか』
係『何処にいますか』
私『西のなぎさです』
係『そこは臨海公園ではないのです。葛西海浜公園のエリアです。そちらの事務所に電話しておきます』

ある程度は予想しておりました。ここには「葛西臨海公園」と「葛西海浜公園」が隣接しているので。どちらも東京都の公園です。
現場を離れそれでも西のなぎさで現場が見えるところをしばらく鳥を探しておりました。30分くらい経った頃でしょうか。誰も来る様子も無くさきほどの「セグロカモメ」を振り返ると、なぎさのほうに移動して座り込んでいました。

またまた画像をじっくりご覧下さい。右手の岩の上に「からす」が飛んできました。まるで「セグロカモメ」が息絶えるのを待つかのように・・・。


コメント
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