新鹿山荘控帳

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DVD「ベン・ハー」

2011-04-19 18:02:22 | 芸術鑑賞
DVD「ベンハー」やっと観ました。なにせ本編222分もあります。なかなか時間が取れなくて延びていました。

物語
いまさらですが、ご存じない方がもう多くなっているのではと思いますので。
ユダヤの都エルサレムの王族の息子ベン・ハーは、赴任してきたローマの将校メサッラと幼馴染でありました。しかし成人してから立場の違いから征服者側のメッサラから、謀略から反逆者としてガレー船に奴隷として送り込まれてしまいます。海戦の中ローマ艦隊司令官アリウスを助けた事から奴隷から解放される。生き別れ投獄された母と妹の仇を討つため剣闘士として宿敵メッサラと大戦車競争に挑みます。

この映画は、私の映画鑑賞人生を作った3作目の映画です。ちなみに第1作目は幼少の頃の時代劇で何処で見たかは思い出せません。第2作目は、小学生高学年の頃文房具屋でもらった招待券で見た江戸川乱歩の「死の十字路」です。

「ベン・ハー」はシネマスコープで大阪で公開されたとき、かなり早くに見に行った記憶があります。劇場は今はない大阪のシネマスコープ上映館としてのOS劇場か南街劇場か北野劇場だったかも知れません。

今日改めて観てみて、記憶がかなりあやふやになっていました。なにせ製作が59年日本公開が60年4月ですから、51年前です。
主な記憶はガレー船のシーンと有名な戦車競争のシーンです。最初のローマ征服軍の将校の友人とのシーンがおぼろげです。(妹が2階から瓦を落とすところです)
キリスト教布教の直前からの物語ですから、おやおやこんな事といったシーンもあります。
宿敵のメッサラと戦車で競争するのですが、彼を助けるのがアラブの族長です。彼の所有するアラブ馬で戦うのです。ベン・ハーはユダヤ人の王族の人間です。彼はこの時点でキリストとは知らずに遭遇しているのですが、教徒にはなっておらず宿敵ローマ人と同じ目的でアラブの族長と助け合うのです。
50年前ですから世界の状況は今と違うのでしょう。

戦車の競争は実写ですから迫力があります。当時の費用で100億円は越えていたようです。今なら一体幾らでしょうか。

戦車戦で宿敵に買った後はベン・ハーが、キリストの磔の丘に立会い、信徒になっていくシーンがアメリカ映画によくあるタッチで描かれています。
この頃は大作で「十戒」や「聖衣」等色々封切られていました。イスラエル独立の映画もあったようなきがします。そんな映画を夢中になってみていた思い出があります。宗教映画というよりスペクタクル映画として夢中になった気がします。

それにしてもチャールトン・ヘストンの演技は何度観てもオーバーですね。

コメント
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