作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

孫崎享氏の外交政策についてのメモなど:11月22日(木)のツィッター

2012年11月23日 | ツイツター

窮するもまた楽しみ、通ずるもまた楽しむ。『荘子』(人生には順境と逆境がある。人の感情は往々にして状況に左右されるが、ピンチのときでもその状況を楽しみ、順調なときにも当然楽しむ。そんな風に積極的な心持ちを保ち、人生を楽しみ尽くす強者こそ、真に道に通じた者ではなかろうか。)

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その光を和らげ、その塵に同じうす。(どんなに傑出した才能があろうとも、人と和す事ができなければ、幸せにはなれない。本当にできる人物というのは、自分より低い人々にも合わせてやれるものだ。)

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Stop labeling people just because they're not like you.

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黄色い帽子を被った小学校四五年生くらいの女の子が、我が家の軒先の小さな朱色の野菊を眺めながら、友達と合流するのを待っている。時間はあるだろうか。これから急いで山の畑に行き、ダイコンや水菜を採りにゆく。明日の午前中はどうやら雨模様になるらしい。サツマイモの収穫もまだ終えていない。


和して唱えず。『荘子』(たちどころに人から好かれるようになる技術がある。それは相づちを打つことだ。人が何か話しているときにはひたすら聞き役に回り、極力自分の意見は交えない。他人におもねるというわけではないが、聞き上手というのは得難い徳性の一つだ。)

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善くする者は果たして已む。以て強を取ることなし。(真の戦上手は、目的を果たせば速やかに矛を収め、むやみに強がらない。いつも虚勢を張っているものほど、本当は何かにおびえているのだ。)

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兵は拙速を尊ぶ。『孫子』(戦というものはとにかく金がかかるもので、戦局が長引けばその出費は膨大なものになる。よって戦わざるを得ないなら出来るだけ素早く作戦を展開しなければならない。真の軍師ならスピードを重視すべきだ。

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現在の尖閣諸島問題についても同じです。小平の棚上げ論に騙され対策を即時に講じなかった付けが今日の被害です。軋轢を怖れず即座に尖閣島に不滅の要塞を構築することが将来の日中戦争の不幸を防ぎます。野田のような先送りの無為が取り返しのつかないことになる。@rousinokotoba


鳩山元首相が政界を引退するという。氏の首相在任時に沖縄の基地問題などをめぐってアメリカの信頼感を失ったことは、同盟関係にある両国にとって多きな損失になった。このことは周知の事実になっている。


どうしてこういうことになったのか、よくわからなかったけれど、元外交官の孫崎享氏の発言などを聞いていて、どうやら鳩山氏の外交政策にこの孫崎享氏らの影響があるらしい。


そして、孫崎氏は今も同じような論調の発言をくり返していて、鳩山元首相の外交実績や、その反米的日米中正三角形論には今も少しも反省がないように思われる。


日本国内から米国駐留軍の撤退を求めるのはいいが、「何事にも時がある」。国内からアメリカ駐留軍が撤退してよいのは、中国共産党が崩壊し、中国大陸でチベットやウィグルが解放され、中国国内が民主化されてからのことである。それまでは日本は、アメリカの対中抑止力を活用するしかないのである。


孫崎氏の外交政策の根本的な誤りは、中国とアメリカの体制の相違について、共産主義体制と自由主義体制の体制の相違に全く無自覚であることである。このことを無視して、無分別無原則に全方位外交を唱えていることである。


孫崎氏のこの外交政策に鳩山元首相の甘い「友愛」と「世界市民主義」が反応して、「少なくとも県外」や「東アジア共同体構想」を打ち出して中国に媚びを売り、また長年のアメリカとの交渉の積み重ねのあった基地に関する同意事項を一方的に反故にしてアメリカの怒りを買った。


中国共産党の長期的な対日国家戦略の深刻さに多少でも通じていれば、「東アジア共同体構想」のようなものを、中国共産党が一笑に付して相手にすることもないことがわかるだろう。それとも、孫崎氏は社会主義者か。そうであるならもはや議論の余地もないだろうが。


この孫崎享氏が元外交官であり、また外務省で国際情報局長まで勤め、あまつさえ防衛大学校の教授までしていたということであるのだから驚きである。


おそらくこれは氷山の一角だろう。外務省の劣化に対する根本的な改革についてもまだ全く着手されないまま放置されている。また多くの識者から小和田 恆氏や鈴木宗男氏ら外務省にかかわる人材の資質に疑問が呈されている。


孫崎氏の著作について厳密に検討する時間の余裕はない。マスコミなどに登場する氏の発言のみから感想を述べた。


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