作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

4月18日(月)のTW:躑躅と山吹

2016年04月19日 | ツイツター

山路躑躅

163 
岩伝ひ 折らでつゝじを手にぞ取る さかしき山の とりどころには

躑躅山の光たり

164
つゝじ咲く 山の岩陰 夕ばえて 小倉はよその 名のみ成りけり

山吹

165
岸近み 植ゑけん人ぞ うらめしき  波に折らるゝ 山吹の花


山吹の 花咲く里になりぬれば  こゝにも井手と  思ほゆる哉


 
山路に見た躑躅
163
山岳修行のために、とても嶮しい山を岩伝いに登っていた時、把っ手掛かりに掴んだのは綺麗に咲いていた躑躅の花でした。いつもなら手折って眺めるのに。
 
山に明るく輝く躑躅
164
小倉山の岩陰に、つつじが綺麗に咲いています。そこに夕陽が射し込んで、いっそう明るく照り映えて見えます。小暗い小倉山という名は、きっと他所の名前に過ぎないのでしょう。

山吹
165
川岸に余りに近く植えられているために、山吹の花が波に折られてしまっています。こんな所に山吹を植えた人が恨めしい。
 
166
春も暮れて、この里にも山吹の花が一面に咲きわたるようになりました。まるで山吹の名所として知れ渡る井出の里にやって来たように思われます。
 
 (20160419
 
 
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