作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

ひな祭り

2010年03月03日 | 日記・紀行

 

ひな祭り

今日はひな祭り。桃の節句。言うまでもなく女の子ための祭り。幼き日の華やかな、昔からのこの祭りの思い出のために、どれだけ日本の女性が女性でありえていることか。

ジェンダーフリーのために、心に髭を生やした日本女性が増えているなかで。我が娘たちには、そうしたオトコ女の化け物だけにはならないで欲しい。

どんな出会いにも、はじめての出会いがある。それを後になって回想するとき、とりわけ異性とのはじめての出会いは印象深い。後に深い関係になる女性はとくにそうである。たとえそれまで何度か出会っていたとしても、はじめて女として出会うという時がある。この日の記憶のために。

西行法師の恋歌三首。

      寄レ梅恋

595  折らばやと  なに思はまし  梅の花
        なつかしからぬ  匂ひなりせば

596   ゆきずりに  一枝折りし  梅が香の
        ふかくも袖に  染みにけるかな

696  いつとなく  おもひに燃ゆる わが身かな
        浅間の煙  しめる世もなく

 

うれしい雛祭り

 

コメント (2)
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