風のささやき 俳句のblog

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千切られたタンポポ三本捧げてる子供の見てる神に触れたし 【短歌】

2019年03月20日 | 短歌
朝歩いていると
乱暴に手折られたタンポポが三本
ベンチの上に置かれていました

きっと子供が遊んでいた跡なのでしょうが
それでも綺麗に並べられたタンポポは
何かへの捧げ物のようで
どんな神様に子供は祈っていたのだろうと
そんなことを考えました

きっとその神は素朴で
優しい表情をしているのでしょう
大人の自分が感じることができなくなった
子供の目に映る神様に
触れてみたいなと思っていました

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