風のささやき 俳句のblog

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影だけが我とつれそう秋の暮

2015年10月18日 | 俳句:秋 時候
厚着を着ていても肌寒い秋の暮れ
僕は少し背中を丸めながら
街を急いでいました
空を色づける夕日も
どこか重たげな色合いをして
気持ちも沈みがちになります

そんな寒空の風景の下でも
誰かと一緒に歩くのであれば
それなりに楽しくいられるのでしょうが

僕に連れ添っているのは
足元から伸びる長い影だけ
肌寒さが一層
胸に染みる思いがしました