Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

漫画もアニメもほどほどに

2014-04-26 23:56:00 | コラム

安倍首相、「痛車」の上から演説 ニコ動イベントに出演(朝日新聞デジタルの記事より)

小学校一年の頃、描いた歯磨きの啓蒙ポスターがさらに上の賞に出すための学校の推薦作品になるかどうかということがありました。
あえなく落選してしまったのですが、その時に先生に言われた言葉を憶えています。
「虫歯で泣いている子の目がバッテンだったのが漫画ぽくて良くなかった」

よく駅などで地元の小学生が描いた絵が飾られていることがあります。
中には上手い子もいますが、お目々パッチリで鼻がまっすぐのいかにもアニメっぽい絵柄だったりするとちょっと残念です。

かの宮駿さんも子どもにはアニメは見せない方がいいと言ってます。
しかし、アニメ界の巨匠ともあろう方がなぜそんなヒネくれたことをいうのでしょう?

アニメや漫画の絵というのはいわば記号の羅列です。
目はこう描く、鼻はこう描く、髪はこう、という風に誰かが決めたデザインがすでにあります。
それは誰かの真似であって、本当に対象を自分なりに観察して描いたとはいえません。

子どもであればなおさら自由に絵を描けていいはずです。
それをもう誰かが決めた約束事に従っているのは、ちょっと残念な気がするのです。
練習すればアニメ絵はもっとうまくなるでしょうけど、一方で失われるのがオリジナリティです。

その上流行り廃りも激しく二十年も前の漫画だとヒロインがちっとも可愛く見えない絵柄も珍しくありません。
ちょうど現代の我々が浮世絵の美人画を見て、首を傾げてしまうようなものです。

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※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから

ストップひばりくんの頃の江口寿史さんの絵は特に好きです。漫画絵も極めれば違いが生まれます

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