Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

亡き祖母とのニアミス事件

2014-04-28 23:03:29 | コラム

医学部志望も解剖耐えられない? 医師適性育む取り組みも (AERAの記事より)

まだ祖母・婦美が存命だったころの話です。
祖母は自分が死んだら遺体を医学生の解剖のために提供する検体に登録していました。
その搬送先はちょうど当時僕の兄弟が通う大学の医学部でした。
折しも心臓を悪くして入退院を繰り返していた時期で自分の孫と解剖室で対面するかもしれないと笑っていました。
しかし、現代医学のおかげで祖母は回復し、幸いその事態は避けられました。

彼に聞くところによれば、解剖実習の際は首から上が切り取られているか、顔が布にかけられていることが多いそうです。
やはり人を人たらしめるのは顔です。
どうしても顔が見えると、情が湧いてきてしまい精神的に参ってしまいやすいようです。
しかし、どうしたって顔の解剖もあるわけで、こればっかりは想像するだけで身の毛もよだちます。

よっぽどの人でない限り初めから全くの平気という訳にはいかないでしょうけど、次第に「馴れる」のだそうです。

日本人の中には豚や鳥の丸焼きにちょっと抵抗を覚える人も多いのではないでしょうか?
動物の生きていたままの姿で焼かれたさまはやはりグロテスクです。
しかし、外国人から言わせると逆のパターンもあります。
彼らからすると、アジの開きなどが気持ち悪く思えるそうです。

何を気持ち悪いと感じるか。
やはりこちも結局は「馴れ」の問題で、我々も多かれ少なかれそれを乗り越えているようです。

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