Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

母と気功とオレンジジュースの話

2016-05-31 21:42:33 | コラム

水素水販売メーカー ネット上の誹謗中傷や風説の流布を法的に対処する! (ゴゴ通信の記事より)

昔、母から聞いた話なのですが。
若い頃、知り合いのつてで気功をやっているという先生の家に遊びに行った時のことです。
応接間に通されると、なぜか自分一人にコップが2つ用意されてたそうです。

それから先生がオレンジジュースを二つのコップに注いでこう言ったそうです。
「今から片方だけ私が『気』を注いで甘くするから比べてみなさい」

半信半疑でしたが実際に比べてみると、明らかに片方だけ甘くなっていました。
目をつぶってどちらかわからないようにしてから試してもみました。
ですが、やっぱりまるで違っていたそうです。

真偽の程は分かりません。
が、この目をつぶって二つを比べたのですから、思い込みでもなさそうです。
ですけど、ここがミソな気がします。

確かにどちらが甘くしたジュースかは分かりません。
しかし、味見する側にはすでに「二つのコップで甘さに差がある」という認識が刷り込まれています。
ですから、仮に両者が全く同じでも瞬時に「こっちのほうが甘い!」と錯覚するようにしむけられているんじゃないでしょうか。
もしジュースが注がれたコップが3つあったら上手くはいかなかったかもしれません。

さて、医学の世界でプラシーボ効果というものがあります。
何の効果もない錠剤なのに「これこれに利く薬です」と言われて飲むと、本当に効果が出るのです。
これはどんなに頭の固い医者も認めている実際の現象です。

そして、このプラシーボ効果のすさまじさはこの先にあります。
どういうわけか「○○に利くというのは実は嘘でした」と言われても効果が続くのです。

このことを前向きに考えれば、自分でジンクスを作ることができるということです。
ウソでもいいから信じるふりをすると、頭でウソだと思っていても身体は本当にそう動いてくれます。

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