夢と希望と

そして力と意志と覚悟があるなら、きっと何でも出来る。

IMSシュペルター製作記・その4。クローム塗装下地

2011-10-31 | 中身
 そんなこんなでクローム塗装部分の下地が漸く何とかなりました。前回も述べましたように、アルティメットミラークロームという塗料は下地を光沢の黒に仕上げねば本領を発揮せず、しかもその光沢は鏡面に近ければ近い程、仕上がり後の輝きが素晴らしい物となるという厄介な代物です。基本的に私は、大雑把に塗装してフラットクリアーによるオーバーコートで体裁を整えるというお手軽簡単な技法を多用していますので、こういう時に経験不足というツケが回ってくる訳ですね。
 まぁとりあえず、景色が映り込む程度にはしてみました。これで充分乾燥させた後に、ミラークロームの吹き付けと相成るのですけれど……埃の付着その他の理由でしくじると、下地からやり直しというのがキツいですねぇ。プレッシャーを楽しむ気概というものを忘れず、慎重かつ気楽に挑戦してみます。

IMSシュペルター製作記・その3。フレーム塗装

2011-10-24 | 中身
 万里の蒼騎士(仮)の進行が予想以上に速く、かつ精緻であり、これは気を抜こうものなら大幅に後れを取る事になると危機感を新たにしました。そんな訳で今回はフレーム及び装甲裏等の塗装をば。
 まぁフレームやら装甲裏なんて物は、組み上げてしまえば基本的にあまり見えません。故に、表面処理は完成後に見えてしまう場所のみを、かなり大雑把に行っただけ。モデラーの風上にもおけない所業かも知れませんけれど……そこはそれ、前回も申し上げた緩急というヤツです。
 塗料のレシピは、クレオスのスーパーアイアンを二本とガイアノーツのガンメタル一本を混合し、これまたガイアノーツのメタリックマスターにて三倍に希釈致しました。本来金属色の塗装という物は、金属粒子を綺麗に並べる事を要諦としますから、極々優しく柔らかく緩やかに吹き重ねる物です。が、無論これまた我流塗装。塗装圧は0.12MPa程度、文字通り小手先の技でなんとかします。低圧で吹き重ねるのは面倒極まりなく、それは今後装甲のメイン色とクローム部分で行う予定になっていますので。

 そう、此処からが難所であったりします。クローム塗装はスパッツスティックスのアルティメットミラークロームにて行う心積もりですが、これはまず下地を鏡面の黒に仕上げなければなりません。表面を3000番程度のペーパーで平滑にした後に光沢の黒を吹き、その表面を更に磨いて慣らすという、考えるだけでげんなりする行程が待ち構えているのです。
 しかし、それだけの手間暇をかけるに値する輝きが得られるからこそ選択するのですから、泣き言を叫かず頑張ります……!

IMSシュペルター製作記・その2。武装を大雑把に

2011-10-20 | 中身
 とりあえず全体のバランスを見る為に、武装も適当に形にしてみます。隣にあるのはマスターグレード1/100サザビーのビームサーベル。シュペルターも1/100ですので、サイズの比較になるかな、等と。
 私程度の技量では、プラ板その他から完全スクラッチした場合、手間と精度の釣り合いが取れませんので、既存のパーツからの流用に東急ハンズで仕入れたカーボンパイプ等を組み合わせて形にします。この長さになりますと真鍮であろうとアルミであろうとステンレスであろうと、自重による撓みが生じてしまう物なのですけれど、カーボンパイプにはそれがほとんど無く、また表面の質感も良好で塗装要らずな所が素敵です。無論、槍の穂先は此処から加工致しますし、塗装も気合いを入れなければなりませんが……手を入れる所と抜く所、緩急という物は必要だと思うのです。趣味というのは、楽しんでこそでもありますし。
 さて、この槍……何と名付けましょうかねぇ。搭乗予定者のネーミングセンスなら「戮劫竜槍」みたいな感じでしょうか。

IMSシュペルター製作記・その1。フレーム仮組

2011-10-18 | 中身
 万里との競作企画と致しまして、此方はボークスのIMSシリーズより「シュペルター」を製作致します。ちなみにIMSとはインジェクション アッセンブリー モーターヘッドシリーズの略という事で、その解説を眺めてみると相変わらずの大言壮語、ボークス節が健在だなぁと実感。とりあえず、フレーム部分を大まかに仮組してみました。
 無論、私が作る以上は素直にカイエン機やハイアラキ機にする筈もありません。真っ当なFSSファンが見たら怒髪天を衝くような、我が物顔な代物になる予定です。とりあえず武装としては剣を破棄、適当にでっち上げた長槍を持たせる予定。この時点で、まぁ大体バレてるという気がしないでもありませんが……元々この機体は「ウォータードラゴン」だった訳ですし、ドラゴン繋がりという事で。

 コトブキヤ以上に細かい、ある意味で気が狂った分割のパーツ群を組み上げて形にしていくのは結構面白く、合いの悪さも概ね許容範囲内といった所でしょうか。可動範囲はバンダイのマスターグレードシリーズやらと比べれば微々たる物ですが、モーターヘッドとしては及第点。良く言えば繊細なキットなので、動きすぎても完成後に転倒自壊というリスクもありますし、ね。
 完成まではまだまだ遠い道程、頑張ります♪