私が自民党に対して嫌悪感を持っており、特に安倍晋三という外見も内面も醜いこと極まりない知的障害のカスには有り体に申し上げて反吐が出るというのは、これまで何度か記した通りです。
とはいえ、共産党やら民主党に賛同しているかと言えばそんな事もなく、所詮ゴミはゴミ同士じゃれあっていれば良い、というのが基本的なスタンス。国政選挙を棄権する事は無いですし、その時に最もマシな所に投票する訳ですけれども、それにしても野党の連中は選挙戦略の根本が破綻しています。あれでは自民党が語るに足らぬ愚物揃いだとしても、勝てる道理がありません。
そこで今回は、認識の甘い野党の方々に選挙戦略のいろはのイを伝授して差し上げようという、まさに慈悲と慈愛の権化と呼ぶに相応しい内容となります。
さて、選挙というのは「有権者の票を獲得しなければ勝てない」ものです。逆に言えば、有権者の票を獲得すれば勝てる訳です。そこでまず何よりも肝要な事は、標的である有権者……つまり大衆というモノの本質を理解する事に尽きます。では、その本質とは。
この神竜剛次の演説が正鵠を射ていると言えましょう。
大衆というのは、理想や大義などという腹の膨れぬ大義名分を解する知能を持ちません。他人より少しでも多くの餌を喰らおうとして、浅ましく押しのけ合い奪い合う事はしても、自身の人間性を貫く為に立ち上がったりはしないのです。強い者には諂い、弱者を踏み躙り、己の内に誇りを見出せぬゴミであるが故に愛国心やらに縋ります。波風をたてる事を恐れ、孤立する事に怯え、唯々諾々とお上に従い、飼われる事に憤るどころか自分を頸木に繋ぐ鎖を自慢さえする愚劣な豚、それが大衆です。
大衆の本質は、残念ながら変わりません。有史以前から彼等は豚であり、今現在も同様に豚です。百年経っても千年待っても豚のままなのは、豚でいる事に彼等自身が喜びと安寧を見出しているからです。夢を目指し希望を灯火に自分の意志でモノを考え、力と覚悟をもって行動して生きるか死ぬかするよりも、家畜として安楽に生きたいと望む連中だという事です。
そのような豚を相手に、票を獲得しなければならないのが民主主義というモノなのだという事実を、まず認識しなければなりません。間違ってもほんの一握りの賢者など相手にする必要は全くないのです。大衆という豚が求めるのは賃金の僅かな向上や、矮小な物欲が充足される事。つまり選挙では憲法だとか国際平和だとか、そういった問題を焦点にしようとしても、投票率が下がるだけです。そして投票率を低下させる事は、組織が強固な自民党と公明党を相対的に利する愚行でしかありません。
ちなみに自民党はそこの所を良く理解していて、とりあえず選挙では豚の喜びそうな御題目を並べておき、いざ政権を盤石としてから好き勝手をやっています。実に醜悪な手法であり、そういう事をする自民党もそれにまんまと乗せられる知能の低い豚共にも、私は希望など見出せませんけれども、戦術としては大変優秀と言えるでしょう。「野望の王国」における選挙戦で言及されているように
選挙の本質とは、つまりこういう事なのです。
大衆という豚を騙し、意図的に流行を発生させて自分たちに票を投じさせ権力を握る。これが、選挙というモノ。
ここをしっかり認識するならば、腑甲斐ない野党もゴミなりにもう少しまともな戦果が残せる筈です。
