夢と希望と

そして力と意志と覚悟があるなら、きっと何でも出来る。

未来予測。

2015-07-16 | 中身
 さて、判りきっていた事ではありますけれど、昨日ついに知恵遅れ総理肝煎の違憲法案が衆議院にて採決されました。自民党であろうと他のいかなる政党であろうと一切の例外無く、圧倒的多数の議席などを与えれば、政治業者という連中はこのように増長して調子こくモノなのです。政治業者どもが醜悪なら多くの有権者は愚劣であったわけで、まぁ自業自得、お似合いの未来がお待ちかねというだけの話。

 そういえば左寄りな方々の御意見として、これから日本に徴兵制が敷かれるのではないか等という懸念もあるようですけれど、これは全くの杞憂と私は考えます。とはいえ頻繁に挙げられる「ハイテク兵器が重要な近代戦において素人を徴兵しても云々」などという、つまらぬ誤魔化しなどが理由ではありません。ハイテク兵器の扱いなど、それこそ対象が安倍総理並みの知的障害者でもない限り単純な訓練で教え込む事が可能なものです。兵士に槍とアサルトライフル、どちらの技術を一人前に人殺しが可能なレベルに仕込むのが手っ取り早いかと言えば、圧倒的に後者なのですし。
 では、どのような理由で私が「徴兵制など日本ではあり得ない」と推察するのかと言えば、これは至極単純なもので……つまり「徴兵制などというモノは支配者層にとっては悪平等に他ならないから」です。支配者層、すなわち政財界の重鎮達にしてみれば自分やその身内は特別な存在であって、ゴミ同然の庶民などとは命の重さが断じてイコールではありません。彼等がやりたい戦争というのは、あくまでもマネーゲームの延長線上にあるもので、賭けるのは他人の命。間違っても最前線で自分の命を危険に曝すなどあってはならぬ事です。故に、基本的に全国民一律に徴兵するなどというシステムを望む筈は無いのです。
 そうなりますと、自分たちの身は安全圏に置いたまま、愚民共のみを戦地に送り私腹を肥やすには、どのような仕組みが適切でしょうか。この解答も、明々白々です。貧富の差、社会的階級を実質的に固定化し、その格差を拡大するように仕向ければ良いだけの事。富裕層を優遇し庶民からは搾り取り、多くの国民の生活が立ち行かなくなるような政策をどんどん打ち出します。そして、原発解体やら国防軍やら、そういったハイリスクな仕事を過剰な名誉とそれなりの給料で提供すると公布すれば……喉元過ぎれば即座に熱さを忘れる鶏以下の阿呆共は、こぞって従事する事になるでしょう。
 これにより、支配者層は徴兵逃れだなんだと鬱陶しい批難を浴びる心配もなく、悠々と快適な生活を維持可能です。危険な事は端金で貧乏人にやらせれば良いのであって、彼等にとって愛国心だなんだというのは愚民を踊らせる為の祭囃子に過ぎません。社会の底辺連中が生活苦から、自分達の富を支える為に死地へ赴く……さぞかし良い気分、笑いが止まらないでしょうね。

 ちなみにこういう輩に対する最も効果的な戦術は、古今東西共通して物理的暴力による革命ですけれども、まぁ飼い慣らされ互いに首輪の自慢をし合うような豚には、そんな気概もありますまい。