夢と希望と

そして力と意志と覚悟があるなら、きっと何でも出来る。

……むぅ。

2011-06-10 | 中身
 声優の川上とも子さんが、6月9日16時45分に御逝去されました。死因は卵巣癌との事ですけれど……残念極まりない思いです。これまでに触れた訃報の中で最大級の喪失感。
 誰であろうと生まれたからには一度は必ず死ぬモノですし、そうである以上は死という事象そのものを嘆く事にさしたる意味はありません。生まれて死ぬ、そのように最初と最後が決まっているのなら、その途中……生きた中身にこそ意味があるのだと私は考えています。覆水は盆に返らず、零れたミルクに涙を落とすのは詮無き事でもあります。ただ、そういう思考形態であっても、彼女の死は少なからぬ心理的打撃となりました。

 痛みを感じないのは欠陥であり、痛みに屈するのは惰弱。それが私の流儀であるからには、必要以上に泣き叫きはしません。彼女の生涯に敬意と感謝を。

SCE。

2011-06-07 | 中身

 現在アメリカにて開催されているコンピュータゲームの展示会エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ、通称E3におきましてPSPの後継機であるVitaの情報が公式に発表されました。概要は、こんな感じです。
http://www.scei.co.jp/corporate/release/pdf/110607a.pdf
 注目されているのはお値段で、3DSを下回る24980円というのは私も少々驚きました。債務超過という通常ならば会社が消滅するような惨状を親会社によって救われたとはいえ、世界規模ではPSPは全くと言って良い程に売れていない状況で、更にはプレイステーションネットワークからの情報流出問題など、SCEは現在苦境逆境のど真ん中にあると申し上げても過言ではありません。そのような状況を打開しようと思えば捨て身でかかるのが最も簡単と言えば簡単ではありますけれど、それは一つ間違えれば即破滅です。結果がどうなるにせよ、そのような選択を行う事は……個人的に、嫌いではありません。ま、スペックは当初の情報と比べると結構低下していますが、そもそもアレを実現すれば価格が跳ね上がるのは良いとしてもバッテリーが20分しか保たない等という事になりかねませんし。
 何れに致しましてもゲーム機という物は、面白いソフトが無ければ唯の箱です。MHP頼みの現状をどうするか、そのヴィジョンも当然用意されているのでしょうから、楽しみに眺めさせて頂きたいと思っています。

 ソフトといえば、SCE自身が発売しているソフトの中でほぼ唯一と申し上げても良い程に私が好きな「ICO」がPS3にてリメイクされるのだとか。余計なムービーやらを詰め込まれたりして改悪されない事を願いつつ、こちらも期待しておきましょう。