夢と希望と

そして力と意志と覚悟があるなら、きっと何でも出来る。

とんでもない事態。

2015-06-26 | 中身
「政治の腐敗とは政治家が賄賂を取ることじゃない、それは政治家個人の腐敗であるに過ぎない。政治家が賄賂を取っても、それを批判できない状態を政治の腐敗というんだ」

 この台詞はヤン・ウェンリーの言葉です。最初に読んだのは小学生の頃でした。当時の私としては、政府を批判できない状態になどそう簡単になる筈がなく、つまりヤンが指摘する所の政治の腐敗というのは遠い異国か或いは物語の中のお話だと思っていたものです。
 ところが、そんな事はありませんでした。この日本という国は、現在進行形でとんでもない事になっているのですもの。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150625-00000065-asahi-pol
 政権に対して批判的な報道を規制しようと考えるなど、本当に中国や北朝鮮と変わりがありません。民主主義にとって、対立と批判と議論がどれほど大切なものか、こいつらは学校で習わなかったのでしょうか。
 自分達と異なる意見には、堂々と論戦を挑みこれを打破する事こそが、近代国家の政治家としてあるべき姿というものでしょう。それをスポンサーに手を回して封殺しよう等とは、やってる事が時代劇の悪代官レベルです。恥を知れと強く申し上げたい所ですけれども……ま、無駄なのでしょうね。そもそもこいつらは恥という概念を持ち合わせてはいない上に、政権復帰後の自民党はマスメディアの掌握に腐心してこれをかなりのレベルで成し遂げており、これまでなら両手の指では足りないくらいの回数辞任に追い込まれたであろう安倍政権が健在なほど。頭の悪い大衆の過半数を、このまま騙し通せるという確信があればこその増上慢でしょうから。

 ……ちなみに、こんな個人情報を開示する事は色々な意味で賢い行動ではありませんけれども、今後の為に記しておきましょう。私は車に跳ね飛ばされた事故の際、頭を打って右前頭葉脳挫傷とかしたものですから高次脳機能検査というのを受けました。これによりますと、私の知能指数は138という事になっています。上には上がいますから、この程度の数値を自慢したりはしませんが……それにしても日本の大衆どもは、こんなにも見え透いた自民党の目論見が本当に解らない程に阿呆なのだろうかと思えてなりません。
 為政者というものは基本的に民を従順に飼い慣らし、その血肉を己の富として吸い上げたいと考えているのだという事くらい、自明の理です。大衆が過去に学ばず現在からも目を背けるならば、それは文字通り家畜も同然であろうと、私は認識しています。
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美しくなければ王とは言えぬ。

2015-06-18 | 中身
 前回の記事におきまして、あまりにも愚劣で厚顔無恥な指示を行った自民党の国会対策委員長について触れました。この佐藤勉という殿方、どうやら本格的に脳味噌に蛆でも湧いているようで、今度はこんな事に。念の為に申し上げておくと、俗に言うところの「左向き」なニュースソースではなく、むしろジャーナリズムとしての矜持など既に売り払い、自民党広報紙となり果てている産経新聞です。
http://www.sankei.com/politics/news/150616/plt1506160027-n1.html
 呆れ果てるとはこの事で、こんな輩が国会議員などとは笑止千万、小学校からやり直すべきレベルの知能と言う他ありません。憲法審査会において憲法学者達の見解が自民党案に都合の悪いものばかりだと見て取るや、驚くべき手段……つまり憲法審査会を開催させないように指示したというのですから。
 これはまさしくお手本のような言論封殺、自分達とは異なる意見は揉め事扱い、無理矢理法案を通すまで議論など行わないという事。流石は
「合憲だという学者もたくさんいる」

3人しか見つからない

「数の問題ではない」
 とかいう面白コンボをかましてくれる政党の国対委員長様です。官房長官からして、「ひとつ、ふたつ、たくさん!」なんていう未開の土人以下な数の概念しか持たない知恵遅れですもの、この程度の粗悪な人材でも務まってしまうのでしょうね。

 そうそう、知恵遅れと言えば忘れてはならない安倍総理大臣。自衛隊による補給は安全な場所で行うので危険はないとかほざいてるようですけれども……以前から申し上げていますように補給即ち兵站は戦争の根幹です。自軍の兵站を維持しつつ敵の兵站を破綻させれば、それで戦争というものは勝ったも同然なのです。だからこそ補給部隊というのは真っ先に狙われるものであって、これが安全などとは寝言にしても笑えません。
 もしも「そんな事はない、ゲリラ戦術などに対しても万全の備えを行い確実な安全が保障されている」などという事でしたら、それこそ武装した自衛隊など無用で、佐川急便にでも業務委託すれば済んでしまうお話です。
 かつて兵站を軽んじた結果こそが、太平洋戦争における日本軍の死者の内、6割までが戦死ではなく餓死であるという現実。闘いにおいて餓死などは犬死に無駄死にの最たるものですのに、英霊などと言葉で飾り、何も教訓としないのならば、何度やっても同じ結末を迎えるだけに決まってます。

 日本は法治国家ですから、憲法が気に入らなければ法に定められた手順に則り改憲を行うのが当然の事。それをやらずに知恵遅れ内閣の好き勝手に弄り回すのならば、もはや法治国家ではなく人治国家です。
 自民党の改憲案を眺めてみれば、人権条項をごっそり削除してある事から人治国家を目指しているのが明白ですけれども……よりにもよってあんな愚劣で下品なカス共に支配されるなど少なくとも私は真っ平御免蒙ります。調子こいた権力の暴走から国民を守ってくれているのが現行憲法であるという事を深く実感する今日この頃、闘争の才能も持たない惰弱なゴミがその場の勢いに酔っ払って闘いをやりたがるというのは本当に醜いものだと思えてなりません、
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非国民による警鐘。

2015-06-05 | 中身
 先程このようなニュースを目にしました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150605/k10010104141000.html
 いやはや、我が国の政治を如実に現していると感じます。
 政府与党が通そうとしている法案に対し、参考人質疑に呼ばれた憲法学者3人が3人とも「違憲である」との見解を表明した訳です。これを受けて、自民党の国会対策委員長が行った指示というのが……「これからは政府与党の意見に異を唱えない従順な犬だけを呼べ」というもの。自民党は法学に基いた識者の意見など求めていないのです。ひたすらに政府に媚び諂い、お上の指示通りに国民を騙す片棒を担ぐ学者擬きにしか用は無いという事に他なりません
 こんな指示をした事が漏れようものなら、たちどころに失脚、政権など崩壊するのが健全な民主主義というもの。それがこの国では、恥じる様子もなく堂々と指示が行われ、それをマスコミも国民も重要視しないのですから、有体に申し上げて終わっています。北朝鮮などを全く笑えないレベルです。
 ちなみにこの件に対し自民党副総裁の高村正彦は「憲法学者はどうしても憲法9条第2項の字面に拘泥する」などとほざいてもいます。条文に拘らないなら法学は元より成文法そのものの意味が失われてしまいますから、法学者に限らずとも法律の文言というものは重視して当然。その当然を理解できぬ阿呆が与党副総裁など務めているとは悪い冗談でしょう。

 古代においては、為政者は成文法を忌避する事が常でした。国民が法を知るという事は、為政者の理非を知る事に直結するからです。故に明確な条文など国民には示さず、為政者の意のままに気分次第で国民を処断可能なようにしていました。どうやら安倍総理大臣と自民党が取り戻したい日本というのは、そういうレベルの時代のようですねぇ。
 我が身を刃として闘いくたばる準備というものを、本格的に進めておかなければならないと認識しました。
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