夢と希望と

そして力と意志と覚悟があるなら、きっと何でも出来る。

不覚。

2010-05-15 | 中身
 居間に放置されていた「星守る犬」という本を、なんとなく読んでみました所、小半時ほど涙が止まらないという事態に陥りました。損得を抜きにした愚直で一途な想いに弱いというのは昔から自覚している私の弱点の一つではありますけれど、それにしても感情の制御が利かなくなったのは久しぶりです。
 歳のせいで涙腺が弛んだと言われたならそれまでの事、センチメンタルな気分になったついでに己の心の柔らかい部分を再認識して今一度深く抉っておきました。物事に対して心が動かないのは愚鈍、心動いて流されるのは愚劣、心動いた上で己の意志により制御しきってこそ人間というものだと教えられ育ちましたが、なかなかに難しいモノです。
 私が馬鹿の一つ覚えの如く口にする闘争の才能というのもコレに立脚する代物で、今回は不意討ち気味とはいえ不覚をとったのは情けない限り。無論、不意討ち闇討ちに泣き言を漏らす惰弱なクズに成り果てたくはありませんので、今を思い切り頑張ろう!と固く拳を固めました。
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