夢と希望と

そして力と意志と覚悟があるなら、きっと何でも出来る。

ダーリン・イン・ザ・フランキス完結に際しまして。

2018-07-09 | 中身
 全24話、とてもとても楽しみながら視聴していたダーリン・イン・ザ・フランキスが最終回を迎えました。結論から申し上げるなら、最後まで素晴らしい作品でした。
 もちろん、残念なところが皆無とは言えません。
 ゴロー役の声優さんが病気療養により休業のため変更になってしまったのは、特に不運な事です。ゴロー以外にも銀英伝のキルヒアイスなど、雌伏を経て今期大きく花開いた人でしたから、御本人もさぞや悔しい思いであろうと推察いたします。キャプテン翼の若島津健が登場するまでに、快癒して御復帰が叶う事を願うばかりです。

 またラストにおきまして、イチゴがゴローと子供を作っていた事も私としては残念でした。
 もちろんイチゴは15話におきまして、ヒロへの恋心に区切りを付けています。産めよ増やせよ地に満ちよが要求されるあの状況においては、ガチレズのイクノでもない限りは独身を貫くのは難しい事です。女というものは、恋心を抱いていない相手とでも母性により子を成し育てる事ができるものである事も存じ上げています。見知らぬ誰かと添い遂げるより、自分に惚れていて気心の知れているゴローが適している事も合理的であると理解できます。
 ただ、それでも。私としてはイチゴがゴローに対して持っているのは仲間や姉弟への情であって、男女の愛ではないと認識していましたので……イチゴとゴローそれぞれが見知らぬ誰かと添い遂げてくれた方が、綺麗にまとまったのではないかと思えてしまいました。
 まぁこれは私がこと恋愛に関しましては初恋を未だに維持し続けるような性分だからであって、極めて個人的な感傷に過ぎず、些細な事です。人の心とは不安定なもので、その想いは容易に変化するもの。誰が誰を愛するかなどという事は、大局的に見れば実はさして重要ではありません。誰かが誰かを愛する、愛する事ができる……その構造さえ確かであるならば。

 とはいえ極めて個人的で些細な感傷であっても他ならぬ私にとっては無価値ではありませんから、次回ちょっぴり記述してみようと思います。ダーリン・イン・ザ・フランキスという素敵な作品への感謝もこめて。
 

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