夢と希望と

そして力と意志と覚悟があるなら、きっと何でも出来る。

至福。

2014-11-22 | 中身
 とうとう発売となりましたアルファルビーとオメガサファイア。これをポケモンセンターで予約購入すると特典として貰えたモノが

 これです。他にも下敷やグラードンどカイオーガのフィギュアなども付いてきますけれども、わざわざ浜松町のポケモンセンタートウキョーまで足を伸ばして予約しましたのは、このNewHoennARTBookが欲しかったからに他なりません。
 もう、表紙から雰囲気抜群。グラードンとカイオーガを中心に陰陽太極図の様相を呈し、世界観を無言の内にも雄弁に語ってくれています。レックウザがハブられているのは残念ですが、作品が「ルビサファリメイク」である以上は仕方の無い事ですし、仲裁者であるレックウザが入ると相克相生から拮抗停滞へとテーマが変わってしまいかねません。……余談として劇場版のレックウザを眺める限りにおいては、成層圏における己の縄張りを通過しただけのデオキシスを断じて許さず徹底的に追跡して抹殺しようとしたあたり、仲裁というより陸海まとめてぶん殴って制圧するという性格に思えたりもします。
 そして!何と言っても素晴らしいのは

 大地を司るグラードンに対して、全く気後れせず胸(?)を張り凜然と対峙するアチャモ。種族値比較でもタイプ相性でも勝ち目が無い伝説ポケモンを前にして媚びも諂いもなく対等に向き合おうとするその姿勢、流石は私が最も愛するポケモンです。
 
 私はポケットモンスターシリーズというもの、その面白さの大半は対人戦の読み合いにあると定義しています。しかしホウエン地方は別格です。対人戦の妙味は言うに及ばぬ事として……大地を歩み海原を征き天空を翔る、それらの行為によって出逢い触れ合い絆を結ぶ人とポケモン達、これを堪能する事もまた至福。爪牙を鈍らせる事が無いように留意しつつ、暫し幸せを噛み締めましょう。

星の巡り。

2014-11-17 | 中身
 ついに今月の21日、あと僅か4日後には待ちに待ったポケットモンスターオメガルビーとアルファサファイアが発売となります。ポケモンシリーズは初代からリアルタイムに遊んではいますけれども、ホウエン地方こそは初めて本格的にやり込んだと胸を張って宣言出来る我が魂の大地であり、ルビーサファイアエメラルドが最も愛する作品である事は今日に至るまで不動。当然ながら期待も尋常ならざるもので、年甲斐も無く指折り数えてわくわくと発売日を心待ちにしてきました。
 しかし、そんな時に限って思いがけぬ不運に見舞われるのが私の星の巡りというもの。なんと新調したばかりのNew3DSLLが、時折突発的に電源が落ちてしまうという不具合を起こしてしまったのです。これまでに都合6回、ホーム画面でもプレイ中でも関係なくこの症状は発生し、ACアダプタを接続していない場合には本体の時計も初期化されてしまう事から、内部に何らかのトラブルが生じているのだろうと推測し、速やかに任天堂に修理依頼を行いました。どうぶつの森でリセットさんにお説教をされるくらいなら兎も角、もしも個体値厳選成功直後に電源が落ちたりしては流石に心中穏やかならざるものになりますし、そもそもそういう不安を抱えたままゲームをプレイするなど楽しくありませんから。
 無論保証期間内ですし、ただ一週間程度我慢すれば良いだけの事です。工業製品というモノには一定確率で不良品が生じる事は承知の上であり、運悪くそれに当たってしまったとしても、企業側のフォローさえしっかりとしているなら、目くじらを立てはしません。神ならぬ身の上で失敗をゼロにするのは所詮不可能、失敗に対する姿勢こそが肝要だと私は認識しています。しかし、それにしてもタイミングが悪いにも程があります。これまでの生涯で最も期待しているゲームの発売日を4日後に控えた今、New3DSLLを一週間前後修理に出すなんていう事はつまり、少なくとも数日は遊ぶのが遅れるという痛恨の事態を意味するのですから……!

 ……等と見苦しく泣き喚く真似事をしてみましたが、はっはっは。私とて伊達に歳をくっている訳でもありません。自分の星の巡りがどんなモノかなんて、とうの昔に把握済み。ルビサファリメイクの発売という慶事を前に、その程度の不運は予め織り込んで対策を立ててあるに決まっています。

 このように予備機は三台確保済み。こんな事もあろうかとオメガルビーもアルファサファイアもパッケージ版を予約してありますから、修理完了までポケバンクが使えない以外は問題無く即日プレイ可能!希望を灯火として夢に向かい進み、その邪魔をするなら星の巡りであろうと何であろうと、覚悟を伴わせた意志により行使する力で殴り砕いて己の意志を貫く事こそが私の流儀。自身の無為を棚に上げ不運を嘆くだけの惰弱なカスになり果てるなら、さっさと強者に貪り喰われてくたばれば良いのです。
 いやぁしかし人間万事塞翁が馬とは良く言ったもの、面倒で売却もせず物置部屋に放り込んでおいた旧機種達がこんな形で役に立とうとは。

実弾で殺し合いをするパロディ。

2014-11-07 | 中身
 弟に薦められ、蛸壷屋の「ゆきゆきて戦車道」全三冊をまとめて読みました。元ネタのガールズ&パンツァーは視聴した事が無く、事前情報は聞きかじった断片的な知識だけという状態でしたので本編がどうなのかは存じ上げませんが、少なくともこの同人誌はなかなか面白いと感じました。
 特に、プラウダ高校における機密費の使途不明金7億7800万ルーブルの横領をカチューシャから押しつけられ、自分の一存による犯行である事を告白する旨の遺書を強要されて泣きながら従うノンナのシーンが素敵。私はあぁいう局面に軽い性的興奮さえ感じてしまいます。

 なにしろ蛸壷屋ですから、本編とは色々異なっているのだろうとは思いますけれども……主人公を含めた敵味方全員が、闘争に臨む者の性質として戦士ではなく軍人であった事は若干残念。とは言いましても、まぁ闘って闘って闘って死ぬ事に喜びを見出す野蛮な性情では物語に情緒というモノが生じない事は理解出来ますから、これは仕方が無い事なのかも知れません。