あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

金属恵比須「猟奇爛漫Fest Vol.2」に行った(7)

2016年09月22日 | 邦楽
ステージにメンバーが出揃って8曲目。
「みつしり」。
私が好きなアップテンポ曲。
ただしサビで拍が入り込んでくるプログレ曲。

もう安定の盛り上げ曲になっております。
※でも私が大好きなキーボード・ソロの音がオフ気味だった。
 あの絡み付くようなシンセ、最高なのに・・・。



9曲目は「阿修羅のごとく」。凄い定番感。
風格さえ感じるぞ、現・金属恵比須。

10曲目は「猟奇爛漫」。
恒例の『猟奇爛漫体操』。両手を交互にプルプルと上下して、
シビレビレ。

ユーモラスな前振りに反して曲はド・ハードな「猟奇爛漫」、
ヘンタイ・ソング。

炸裂する総主席の妄想に「イヤー!」「ヘンターイ」と
叫ぶ稲益さん。

拒否感が増してる気がする。
前回は「キャ――――ッ!」だったが
今回は「ギャ――――ッッ!!」と悲鳴がパワーUPしてる。

ブレイクの間に差し込まれたのは、
サバスの曲や「ブラック・ドッグ」、「スターゲイザー」!

「スターゲイザー」は、またしてもマスヒロさんがスタジオ盤
『ライジング』と同じフィルインを叩いてくれましたよ!
※コージーだってライヴじゃ省略してたのに!

怒涛のエンディングで盛りがった中、ソデに引っ込むメンバー。
アンコールの拍手は続くが、そんな中、手に紙を持った総主席が
ヒョイと登場。



「クイズ大会やりまーす」
「アメリカへ行きたいか――!?」(お――!)

わぁ、ノリノリでアメリカ横断ウルトラクイズだ。

ちなみにウチの連れ合いは昔「高校生クイズ」に参加したが、
球場の時点で脱落している。
それを嬉しそうに思い出として語るんです。
そのうえ三島由紀夫も好きなんだよ。

でもね、金属恵比須のライヴには付き合ってくれないんだよ。
※あれ?私は何を言ってるんだろう・・・

(続く)
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金属恵比須「猟奇爛漫Fest Vol.2」に行った(6)

2016年09月22日 | 邦楽
総主席はハウさんの「ムード・フォー・ア・デイ」を
始めるも、なんか指先が怪しい。
やりなおしても音数が怪しい。

そこで稲益さんからリクエストが出ました。
・・・なんと「ラウンドアバウト」!。



アコギのイントロから宮嶋氏も加わってオープニングが
再現され、稲益さんは喜ぶ。

「プログレあまり知らないけど、ジョジョの曲だから」。

・・・そっちかよ!
※いや、私も好きですけどね荒木飛呂彦先生。



『PROJEKYT2』は、
プログレ四畳半フォークと「光の雪」、
ハウさんリスペクト(?)で終了。



続いて、
変則編成その2『PROJEKYT2』
「ドラムン・ベース・プロジェキュト」との事で、リズム隊
だけ登場し主役を務めるコーナー。

私の思い込みでは「手数王マスヒロさん、ドラムソロは得意」
だったのだが、ソロを叩く機会は殆ど無いって事で。



勝手に驚いたのだが、でもやっぱり叩き捲くりで胸熱。
そこに参加したベースも強力にウネり、ジャズセッションを
思わせるリズムと技の応酬に発展・・・。

それぞれに見せ場のある、素晴らしいコーナーでした。

(続く)
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金属恵比須「猟奇爛漫Fest Vol.2」に行った(5)

2016年09月22日 | 邦楽
そして演奏された「紅葉狩」フル・ヴァージョン。
予想以上にカッコよかった。

前後に積み上げたキーボードを両手で自在に弾きまくる宮嶋氏、
うねるベースをブンブン鳴らす多良氏、パワフルな手数で楽曲を
牽引するマスヒロさん。

「さぁ、フルート音は?」と思ったら、ギターを抱えた総主席が
現われ、そのまま鍵盤を演奏。
ギタリストだけど鍵盤を弾く、ロバート・フリップの如し!

そして稲益さんの歌が始まり、体験した事ある展開に突入。
しかし、スケールアップ甚ただしいから新鮮にして圧倒的!



曲が終わった時点では呆けて立ちすくむ私がおりました。
※もちろん歓声と拍手は忘れませんでしたが。

そんなこんなで休憩タイム。
10分の間にトイレ行ってドリンクも追加。



自身のTwitterをアップし、ほかの人のツイートをチェック。

そうこうしてるうちに第二部開始。
メンバー分割してのプロジェクト。
『PROJEKYT1』。アコースティック・プロジェキュトだそうな。
総主席のアコースティックギター、稲益さんのボーカルに加え、
宮嶋氏が小型キーボードを膝に抱えて登場。
※良い音が出てました。カシオトーンだったそうです。

全員座って「バカバカしい事を」。
そうやって始まったのは宮殿クリムゾン~四畳半フォーク~
宮殿クリムゾンという繋ぎ。

ネタですか。

でも、この面子で演るからネタでも凄いですけど。
私は竹中直人がヤってたフォーク・ネタ=「高井戸」を少し
思い出しましたよ・・・。

(続く)
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金属恵比須「猟奇爛漫Fest Vol.2」に行った(4)

2016年09月22日 | 邦楽
続いて
いよいよ今回のハイライト。「紅葉狩(第1部~5部)」。

観客が既に知ってることを不思議がる稲益さんに
「前説で演奏曲は伝えてあるから」と説明する高木総主席。
「あぁ、そっか~」と納得する稲益さんは、どこまでマイ
ペースなのか・・・。



総主席が「20分ある曲です」と言うと、客席から拍手が。

「あぁ・・・。以前は20分と言っただけで『え~!?』と
 言われたものなのに・・・」と感慨深げに呟く総主席。

・・・フッフッフ(笑)。

我々を何だと思ってるんですか。
プログレ・ファンですよ。

HRだってライヴ・アルバムじゃ「スペーストラッキン」や
「胸いっぱいの愛を」で長尺モノに鍛えられてるんですよ。
※いま聴くとチトつらいけど・・・

ましてや「紅葉狩」の第1部はカッコイイ鍵盤ロックだって
知ってるんですから。

そっから歌モノになってクリムゾン・テイスト溢れるギター
あって、規律系ギターもあって・・・の凄い展開あると知って
いるんですからね。

それを通しで聴けるってんで、今回は期待でワクワクして
来てるんですからね。



~という観客の雰囲気に呼応してか、まずはトリオ編成だ。
宮嶋・多良・マスヒロ組(敬称略)がステージ残留。

引っ込む前にリーダーは「多良君もうちょっと、こっち!
・・・いいね、ジョン・ウェットンみたい!」。
「曲もUKみたいでカッコイイからね!」と言っていく。

・・・あ、言っちゃうんだ。

(続く)
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金属恵比須「猟奇爛漫Fest Vol.2」に行った(3)

2016年09月21日 | 邦楽
3曲目は「蟬しぐれ」。
新曲で、総主席をして「サマーソングです」。
夏の曲だけが無かったのだが、これでチューブ並みに
夏歌がヤれる。
遂に春夏秋冬が揃った。
最後は泉谷しげるの「春夏秋冬」歌って大団円・・・と。



そんなコト言いつつ始まった「蝉しぐれ」は、まったり×
ヘビィが入り混じる、やっぱり金属恵比須ソングだった。

途中で挟まれるワルツというかジンタと言うか、そんな
リズムの前では、文学思考でなくマンガ嗜好な私は藤田
和日郎の「からくりサーカス」を思い出したのでした。



曲としては・・・
これからライブなどで演奏を重ねた結果、もっと練り上げ
られるだろう・・・という印象を受けた。
歌も、「真珠郎」で稲益さんが歌唱を重ねる度に深度を
増したように、これからもっと凄みが出てくるんだろうと
いう期待に満ちたもの。

ある意味「新曲」らしい今後の希望を感じさせてくれた、
そんな「蝉しぐれ」でした。



そして、最早ライヴの定番ハイライト曲「ハリガネムシ」。
問答無用のハード・プログレ曲。

以前は「色々と盛り込まれた70年代の名曲フレーズ」に
ニヤニヤする事が多かったが、最早「それすら」も曲に
溶け込んで金属恵比須オリジナル以外なにものでもない。

「ストレンジ・ウーマン」なギター・ソロにも稲益さんが
以前より絡んでいて嬉しい。
演れば演るほど強度と錬度が増して、マンネリとは無縁の
鮮度を感じる素晴らしい演奏!



ただ・・・
失礼ながら、お客さんが大人しい。
私は、もっと身体を振りながら「ハリガネムシ!」と
叫びたいのだが、あまりそんなムードでは無い。
※でも叫んだけどね。

大切な同行の士。熱中して鑑賞されているのだろう。
非難なんてしたくない。否定なんてとんでもない。

でも私には夢がある。

いつか金属恵比須のライヴで、観客全員が身体を
揺すりながら拳を突き上げ
「ハリガネムシ!ハリガネムシ!」と連呼し、
「イタコ!」と絶叫する日が来る事を。

(続く)
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金属恵比須「猟奇爛漫Fest Vol.2」に行った(2)

2016年09月20日 | 邦楽
入場曲は
「八つ墓村 呪われた血の終焉(落武者のテーマ)/芥川也寸志」

前回、総主席が「手足が攣った」というので、今回はウォーミング・
アップの一曲あり。



The Whoで言えば「ヘヴン&ヘル」みたいなモノかと思ったが
The Who同様ウォーミングアップから凄かった。

金属恵比須はブルース・フォームの導入からギターソロへと
展開していき、キーボードが多彩な音で色調を広げるイメージ。
「プログレッシヴ・ブルース」だ。



いきなり意外性ありつつも堂に入った演奏を聴かされ感じ入る。
音のバランスも良い。

そして事前説明通り、パンフ通りの曲順で本編開始。

1曲目の「彼岸過迄」で、いきなりフルパワー。
音圧が凄い!
すべての楽器の音が前面に出ているし、ヴォーカルの声も演奏に
かき消される事は無い。

素晴らしいサウンド・バランス。
メロトロン音の増幅も凄い。最高だ!



2曲目は「匣庭の羊達」。
2003年の「箱男」収録曲。
金属恵比須としては初期チューンゆえ、Vol.の稲益さんは
「ほとんど聴いた事なかった(笑)」。

しかもアルバム通しで聴いた事も無さげ。
つ~か、
「物販で私が買って稲益さんに差し上げましょうか!?」と
真剣に言いたくなる遣り取りで御座いました。

(続く)
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金属恵比須「猟奇爛漫Fest Vol.2」に行った(1)

2016年09月19日 | 邦楽
9/18(日)高円寺HIGHで行われた金属恵比須の
「猟奇爛漫Fest Vol.2」。



フェスと言いつつ単独公演。
川崎のインストアから始まり、吉祥寺のプログフェス、
吉祥寺での単独公演に続いての参戦。



道中は例によってウォークマンでプレイリストを聴き
ながら移動。
前回の公演会場で購入したライヴ盤「塗仏の宴」に加え、
それ以前に持っている「箱男」「紅葉狩」「ハリガネムシ」
「阿修羅のごとく」を繋げたリストは遠征にうってつけ。



会場は満員。
高円寺HIGHは「ザ・ライブハウス」という雰囲気。

入場してのワンドリンクは特別カクテル「紅葉狩」を
オーダー。バンドの曲名に因んだモノゆえ、やっぱり
それを注文したいよね。



甘いカクテルを飲みながら開演を待っていると
例によってリーダーの高木大地さん登場。
恒例の「前説」が始まった。



撮影・録画・録音OK。
ただし、個人で楽しむのは駄目。拡散する事(笑)。

演奏は2時間以上に渡るので、途中15分の休憩あり。
~というか
いつもMCが長いって事で、先に演奏曲が説明された。
セットリストが先にわかる親切さ(?)に感じ入る。



また、クイズ大会も盛り込まれるという事で、ルールの
説明もあり。

要領は・・・アメリカ横断ウルトラクイズの「○×形式」。
入口で渡された紙束に「○×用紙」が挟まっていたよ。

これを掲げ、金属恵比須ゆかりのクイズに答え、残った
15人に10月公演のチケット購入権が与えられるとの事。

・・・これは参加せねば!
(続く)
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長谷川穂積、ウーゴ・ルイス戦の49日前に左手骨折していた

2016年09月18日 | ボクシング
それでも試合前の会見では明かせないのがプロボクサー。

明かしたら(例え痛みが引いてても)対戦相手に弱みを見せる事になるし。
ファンにも自分にも最初から言い訳しているみたいだし。

ひどい時には体調ボロボロでも「ベストコンディション」みたいに言わなきゃ
ならない。そこが辛いトコロですねぇ。
※世界戦のリングに上がる選手なら尚更。まぁ、今回の長谷川は試合の
 数日前には痛みは無くなったらしいが…



本番は9月16日。
エディオンアリーナ大阪でのWBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
だったワケだが。

長谷川は強打の王者ウーゴ・ルイスとの試合に勝利し、世界3階級制覇を達成。
WBC世界フェザー級王座から陥落した2011年4月以来、5年5カ月ぶりの
世界王座返り咲きを果たした。

翌日のTV出演で「今だから言えますが」の体で告白。
世界戦の49日前のスパーリングで左手親指を脱臼骨折したというのだ。

治療は切開してプレートを埋め込み、ボルトで固定するというもの。
※映し出された写真は、そりゃ痛々しいものでした!

しかし、長谷川は淡々と、しかし力強く言い放った。
「敗けたら引退とか行った時点で敗けたようなもの。自分は負けるとは考えて
いなかった。ケガも前向きに考えた。絶対にいい事だ。為になる事だ…と」

確かに長谷川が「左が使えなかった分、練習した」という右は効果的だった。

正直、左の打ち抜きが甘いと思ったが、左がベストなら気負って振る悪い癖が
出てしまったかも知れない。

第9Rのピンチでも冷静だったと語る長谷川。
相手の左右フックは単調だった。同じリズムで振ってくるから直撃されない
自信があったし、後の方は合わせて自分のパンチだけ当てるタイミングを
掴んだという。

そしてウーゴ・ルイスは表情に出るタイプなので読みやすかったとも。

恐れ入った。
大したインサイドワークです。

今後に関しては何とも言えない様子だが、「チャンピオン、チャンピオンと
言われて気持ちよかったら考えようかな」なんて笑ってましたから、期待は
持てる気がします。

正直、今回の王座奪取の瞬間には私、少し泣いてしまいました。
※最近ホント涙もろくなってねぇ…。

長谷川チャンプには、まずはゆっくり休んで貰って、傷を癒やして欲しいと
思います。
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山中慎介は予想外の激戦でアンセルノ・モレノをKO!

2016年09月17日 | ボクシング
9月16日 エディオンアリーナ大阪
プロボクシング「WBC世界バンタム級選手権12回戦」
山中慎介(帝拳) TKO7R アンセルノ・モレノ(パナマ)

王者山中慎介(33才)が左で合計3度ダウンを奪い、日本歴2位
タイの11度目の防衛に成功した。



同級1位アンセルモ・モレノ(31才)との1年ぶりの再戦は、
前回の僅差判定負けの教訓から挑戦者が積極的に手数を出す。
初回から前に躱してパンチに繋ぐモレノはワンツーからの連打で
山中の腰を落とす。

モレノのペースで進んだと思われる初回だったが、モレノが大きく
右アッパーを放ったところで山中の左ストレートがジャストミ-ト!
モレノが四つん這いのダウンを喫する波乱のスタート!

インターバルで回復したモレノも体勢を建て直し、スリリングな
パンチの交錯は続く。

お互い速いパンチ、シャープなリード、危険なタイミング・・・。
サウスポー山中は、ダックするモレノに左ストレートを打ち降ろし、
さらにボディにも散らしている。

山中がペースを掴んだと思った第4Rにはワンツーからの右フックに
右フックを合わされて両足を跳ね上げる派手なダウンを喫する!

第5Rもお互いのパンチでグラつきあう凄まじい展開。
山中の左ストレートか、モレノの右フックか!?

ただし、得意パンチと隙は紙一重。
山中の左ストレートはフォロースルーが効いてるが故に、続いて返す
右フックが遅れる傾向にある。
そこに右フックを合わせてくるモレノ!
一瞬先が闇という攻防はスリリングだ!

※じゃあ、山中は左ストレートを打ち抜かずにショートで止めて
 右フックに繋げればイイじゃないかと思えるが、そうは簡単に
 いかないのがボクシング。
 山中は左を振り抜く事が身体に染み付いているのだ!

第6Rも相変わらず紙一重の攻防が続く。
しかし、ここでも展開を切り裂いたのは山中の左ストレートだった。
ジャブの差し合いから相手の右肩越しにヒットした左で、モレノは
コーナーに吹っ飛ぶダウン!

これは効いたが、立ち上がったモレノは徹底的なクリンチとボディ
ワーク、フットワークでこの回終了ゴングに逃げ込む。

チャンス後のラウンドは狙いすぎて上手くいかないのが世界戦でも
よくある光景で
効きながらもモレノが誤魔化しに来るかと思ったが、第7R開始
20秒過ぎ、山中の左がモレノの左にドンピシャのカウンター!

後方に弾き飛ばされたモレノはロープを枕にダウン!

万事休すと思われる強烈ダウンだったが、なんとモレノは立ち上がり
試合続行。おそるべきプライド。

しかしダメージは深刻で、山中の追撃からの左を浴びて自コーナーに
ストンとダウン。
レフェリーが即座にストップした。

先に王座を奪回していた長谷川がリングに上がり、2人で抱き合って
喜びを共有。両者の勝利を祝福した。

これまで41戦してKO負けなしのモレノを倒しての勝利、価値は
大きい。

試合後、本田明彦会長が語った通り、モレノが出てきてくれた事で
面白い試合になった。

ワンツースリーのタイミング微調整など、やはり課題は残っていると
思うが、まずはゆっくり休んで次戦への英気を養って欲しい。

年間最高試合の最右翼試合。
素晴らしい激戦に感謝!
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長谷川穂積がTKO勝ちで3階級制覇!

2016年09月17日 | ボクシング
悲願の世界王座復帰。日本人最年長王者となった。

9月16日 エディオンアリーナ大阪
プロボクシング
「WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」
長谷川穂積(真正) 9回TKO 王者ウーゴ・ルイス(メキシコ)

兵庫県生まれで地元ジム所属の長谷川からするとホームの試合。
OPBF王座奪取試合を当時CSで見て「守りの上手い選手だなぁ」と
感激した身からすると「日本人最年長王者(35歳275日)」なんて
不思議な気持ちがする・・・。

今回の試合、リングに上がったウーゴ・ルイスの体型が2011年に
Feタイトル戦で長谷川を倒したジョニー・ゴンザレスに似ているから
ゾッとしたものだが。

※しかも試合直前で「大柄な相手の方が入っていけるからやり易い」
 とか長谷川が言い出すから、ますます不安になったものです。
 まぁ、カウンター打っても前に出てきて倒されてしまったIBFのS
 バンタム王者キコ・マルチネスの方が嫌だったのかも知れませんが。

長谷川はルイスの攻撃にも出入りで対応し、ダウンを貰うことは無かった。

長谷川vsルイスは深夜に放送され、フルで見る事が出来たが、やはり
スリリングな試合でしたよ。



この試合、初回から強打を振ってくるかと思われたルイスだが、意外と
慎重に様子を見てくる。
※長谷川の実績に敬意を表してきたのか・・・

サウスポー長谷川は前に出ている右手を細かく動かして、王者の
リード・パンチをストップ。
ジャブを伸ばし切れないルイスはストレスを感じただろう。

長谷川は左を上下に散らし、好調を匂わせる。
左アッパーをボディに突き上げたところ、打ちに出てきたルイスの顔に
頭が当たり、王者は鼻から流血。
ルール上、長谷川に減点が課せられたがペースとしては上々の出足だ。

ただし、前半4R終了時の公式採点は2-1で王者。
ルイスの強打も評価されていた。
※第3R残り1分6秒で貰った右とか一瞬効いてるように見えるもんな

ロープ際から回り込む長谷川にルイスの追い打ちの右がヒットする
シーンもあったが、これなどルイス側の長谷川研究が窺えた。

長谷川も、ここ数戦の「強敵対戦」の効果はあったと思う。
※マルチネスに敗れた後の再起戦は上り調子の好選手との2連戦。
 オラシオ・ガルシア(メキシコ)は29勝(21KO)でスーパーバンタム
 級の世界11位。
 続くカルロス・ルイス戦、相手はWBOスーパーフェザー級(!)5位の
 これまたメキシカン。
 結果的にには「危険な強打のメキシカン」「大柄なメキシカン」との
 息も抜けない試合という、シュミレーションは勘に頼りがちだった
 防御にバリエーションを与えたと思う。
 カバリング、ボディワークも細やかになったように感じた。

第7Rには長谷川が左まぶた上をカット。
これは王者のパンチによるものとされたが、インターバルのスロー
再生でバッティングと訂正。ルイス1点減点となった。
進歩したねぇ。

リング中央で放たれる王者の立体攻撃。
※ジャブを真っ直ぐ放ち、フックを横・斜め下から、アッパーを下から
 強打する恐ろしいパンチ。

特に左アッパーは怖かったが、長谷川は動き先を絞られないよう右に
左にダックして的を絞らせない工夫を施してるように見えた。

長谷川は左を顔面・ボディーに打ち分け、顔面も横と真ん中と狙って
いった。
打ち抜く程には届かなかったが左ストレートは堅実にヒット。
ルイスの鼻血が止まらない。
※今回は相手が長身だけに左アッパーは封印した感じかな。

気になるのがマットの広告プリント。
これが滑って両選手とも足を取られるシーンがあった。
昔の世界戦でレフェリーがセコンドから借りたタオルでキャンバスを
拭くシーンがあったが、そういう事があっても良かったのでは?
※スポンサー的にも好ましくないでしょう

第8R終了時の採点は2人が長谷川を支持。
第9Rは長谷川が左ストレートを伸ばす。採点も逆転し、判定勝ちも
狙えると期待が膨らんだところでルイスの左アッパーがヒット!
長谷川がタタラを踏んでロープに下がる!効いた!

クリンチする長谷川を突き放して連打を仕掛ける王者。
懸命に躱す挑戦者。

再びロープに詰めた王者が左右を連打。
打ち返す長谷川だが、これは「絶対にやっちゃいけない展開」。
強打されて沈んでしまうのかと思ったが、王者の連打が左右フックの
単調な交互振りゆえ、頭を振りながら反撃する長谷川はモロには食わない。
逆に長谷川がパンチをヒットさせ、ルイスが後退!
※ルイスがアッパーや左のダブルを混じえてたら危なかった!

体勢を立て直した長谷川は左ストレートをヒット。
左アッパーも相手の鼻を掠める。

大歓声のなか、第9Rが終了。
さぁ、大詰めだ。相手はもう一度攻めてくるか?
長谷川が9R終盤の流れで押し切るか?

期待の中、第10Rのゴングが鳴った。
長谷川は立ち上がっている。

だがルイスは立ってこない。
傷のケアでセコンド・アウトが遅れてるのか?
しかし王者は首を振っている!

レフェリーが長谷川の手を上げた!!
ルイスが棄権したのだ!!

長谷川が勝った!凄い歓声だ!
すぐに敗者コーナーに駆け寄る長谷川、さすが苦労人だ・・・。

おそらく初回のバッティングで痛めたのだろう。ルイスの鼻からは
出血が続いていた。
※これが棄権の理由だろうな。

勝者インタビューでも「チャンスを与えてくれた」ルイスに感謝し、
拍手を促した長谷川。
試合中でも頭が当たれば、詫びのグラブを差し出していたし、お互い
足が滑って試合が寸断されても挨拶のグラブを出していた。

そういう意味ではクリーンな試合だった。
※頭が当たったのは両者攻めて行ったトコロだし、プロの試合では
 仕方ない面もある。

長谷川は3階級制覇を達成。
日本人による3階級制覇は亀田興毅、井岡一翔、八重樫東に続いて
4人目だが、個人的には、バンタムで長らく王座を防衛した長谷川が
最も偉業に相応しいと思う。

子供をリングに上げ、長男・大翔くんに抱えられてVサインを作った
長谷川穂積。

なにより世界王座に三度君臨した事、それを祝福したい。
長谷川チャンプ、本当におめでとう!

・・・なお
TVはG+にてフルの放送あり。

9/22(木)19:00~ 「ワールドプレミアムボクシング24完全版」
W世界戦+アンダーカードの完全版放送。
・山中慎介 11度目の防衛戦
・長谷川穂積 3階級制覇へ挑戦

衛星またはケーブルTVの契約が必要だが、見れなかった方は
どうぞ!
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「こち亀」最終回収録のジャンプを買う

2016年09月17日 | 漫画
まさか「こち亀」が終わるなんて、
夢にも思ってませんでしたよ。



2016年9月17日発売の週刊少年ジャンプ42号にて
連載終了した「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。

ホビー系など時事ネタを常に仕込み、それを両津が
儲けに使おうとして失敗。
部長に怒られるというパターンは確立されており、
それは作者が体力的に週刊連載可能であれば続くものだ
・・・と、私は勝手に思っていたものです。

時代は変わっても登場人物の年齢設定はそのまま・・・
というのも漫画じゃよくある事なんだけど。



最後は歴代キャラクター総出演的なグランドフィナーレ。
ジャンプそのものも42号は両津一色というか、連載作家
陣も両津のイラストを描いて終了を祝福。

各自連載漫画中に両津の眉毛マークを盛り込む趣向を
凝らしていた。
※でも凄惨紙一重のバトルやってる「鬼滅」には酷だよ・・・

さらに「こち亀初回」の原稿も再掲載。



今と絵柄は違うし、銃の発砲量も比較にならないし
※中川も撃ち捲くっていたなぁ、しかも44マグナム。
結構おどろきました。
絵柄は連載してる間に少しずつ変化してるからね。

しかし、せっかく初回を掲載するんだから。
当時のペンネーム「山止たつひこ」を使えばイイのに。
※単行本も第1巻は「山止」だったぞ。私は持ってたぞ。



なんて言いつつ。
結局はジャンプ42号を2冊買ってしまった私。
いつもは職場で読んで職場に置いて終わりなのだが、
今回は自宅用にも買いましたわ。

人気投票ハガキ2枚。
両方「亀有」を1位にして送ろうかな。
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あんまり「シンゴジラ、シンゴジラ」言ってると…

2016年09月17日 | 生活
森高千里ちゃんに「臭いものにはフタをしろ!!」の歌詞で揶揄されそうだ。

♪ある日突然知らない男が 私を呼びとめていいかシンゴジラを知らなきゃ
もぐりと呼ばれるゼオレは10回シンゴジラ見に行ったゼ

あんた一体なにが言いたいの 私をバカにして
そんな言い方平気でしてるとおじさんと呼ぶわよ



本でも書いたらおじさん

ネットで感想垂れ流せばおじさん
政治に絡めて語ればおじさん
「自分がいちばん分かってる」と自慢すればおじさん

…なんてね。

嗚呼!いまでも若い森高ちゃん!
森高ちゃんにだったら「おじさん」と呼ばれてもイイ!
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「週刊少年ジャンプ」2016年41号(感想)

2016年09月16日 | 漫画
表紙は「ヒロアカ」の出久。
憧れの対象がパンチ主武器だったから、それを目指してたら手が
ガタガタに…。



「だったら足技に!」で、スゲー!
…ってな事になっている。

それに批判もあるようだが。

いやいや、昔ね。
魔球の投げ過ぎで左腕を「プチッ」とヤっちゃってね。
そのまま主人公が失踪した野球漫画がありましてね。

でも帰ってきて「実は元々右利きだったから!」と逆の手で投げて
旋風を巻き起こす漫画もありましてね。

…それでも良かったんだよ!!



「ブラッククローバー」
アスタのライバル=ユノ久々に登場。
しっかり実力付けてるのがイイね。



「ソーマ」
竜胆センパイが仲間思いで可愛い。
ホント、この人スキだわ。
そして、葉山のスケールUP話。



「ゆらぎ荘の幽奈さん」
ひさびさ主役の幽奈さん。安定の入浴表紙。
成仏するにも生前の記憶がない。
未練も分からない…。

「BORUTO-ボルト」
ドーピング違反の息子。
そこに敵あらわる。ナルトの気苦労は続く?

「ハイキュー!!」
チームに戻って出稽古の収穫を見せる回。
練習試合でより明白になるのか?



「レッドスプライト」
建国宣言。そして宣戦布告。
雲の中から船が現れ、世界中に放送を通じて実況させると。
捕らわれてる者にも希望を与え、ともに戦う気持ちを呼び戻す。
いやぁ。やっぱスキだわ、この漫画。

「火ノ丸相撲」
火ノ丸vs沙田、天王寺vs久世。
後者は実戦だが戦いで凄みを増すのは同じ。
しかし風呂敷をどうたたむ?



「鬼滅の刃」
置いて行かれた善逸。いじけるトコからスタート。
でも禰豆子ちゃんを思い出して追いかけてく。分かり易いヤツ。
炭治郎と伊之助は何だかんだで共闘。
会話が全然噛み合わないが、それでも力合わせてる感じが良い。

糸で鬼殺隊員を操ってるのは小さな蜘蛛。
それを操るのは蜘蛛使い家族の母。
息子に脅されビビるところに悲劇の香りが。

猪男の能力は触覚だった。気配を感じて敵の位置を察知する。
敵は人妻の鬼か。素晴らしい。
鬼殺隊にも女子登場、やっぱり女子キャラの上手い使い方が人気に
繋がります。

「ラブラッシュ!」
サキュバス登場。少年モノにも登場しますか。
主人公に言い寄るものが増えるが、幼馴染との進展は…結構あり?

「左門くんはサモナー」
てっしーがゲーム化というネタ。ゲーム世界じゃ皆がてっしー。
ゲスな顔のてっしーは「あいつ」。
そこから成敗、ラスボス暴走…そして救済のストーリー。
やっぱり、てっしー天使。



「ワールドトリガー」
チカちゃん大砲が炸裂、しかし生駒センパイの風刃も街ごと真っ二つに
せんばかりの威力。

ここでもユーマが点取屋ぶりを発揮。
もう戦闘回は安定の面白さですな。

「背すじをピン!と」
主人公は部長とリオ先輩のコンビへ移行。
大ボスの圧倒的パワーに対抗するには…。

「たくあんとバツ」
具合悪かったらゲロも出る。それに優しいバツも好き。
牛肌全裸で暖めてるのは、けしからんが素晴らしい。
引き離されて「ああ、それはさすがに恥ずかしい」って…。

「磯部磯兵衛物語」
大名編に先生と母乱入。そして因縁の戦い。
ストーリー進展してそうで安定のワンパターン。

今週も満足。
そしてアンケートに苦悩する。
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まごころ居酒屋ROUNDABOUTに行った

2016年09月16日 | 洋楽
せっかく「シンゴジラ発声可能上映会」のために多摩川を超えたのだから…と。
常々気になっていた「ロック居酒屋ラウンドアバウトさんに行った。

根岸線で関内へ。そこから数分で問題なく発見。
※タブレット端末あると便利だなぁ~。



店舗は2階。階段からして雰囲気がある。
入口のドア周りも同様。
リック・ライトの命日ということで、フロイドの「狂気」をフルで掛けるという
貼り紙がありました。

「こんにちは~」とドアから入ると、カウンター内のマスターが「いらっしゃい」。

店内にはクラッシック・ロックのポスターや写真がトコロ狭しと貼ってある。
凝った内装です。

カウンター内のモニター画面にはクラシックロックの映像。
それをモニターで見ながらアルコールとフードをリラックスした雰囲気で楽しめる、
これは70年代のロック好きには堪りません。

評判通りのお店でした。
ロックバーじゃなく「居酒屋」。フードメニューも豊富で美味しい。
私はエールと「進歩的な」唐揚げをオーダー。

そして、実はラウンドアバウトの一番素晴らしいところは、マスターのトムさん。
朗らかで気さくにお話させて貰えました。
※自慢じゃないけど私ゃ人見知り…。
  
バンドに関しても、オープンというか。
70年代後半のアメリカンも流しますよ…的なムードは、こっちを気楽にさせて
くれました。

それでいて、英国フォーク・ロック好きっぷりはディープ。
やはり素敵なお店で御座います。

時間を気にせず飲み食いしたかったのだが、残念ながら1時間も居られずに退散
する事になってしまった。



※オープン3周年。イベントもあるそうです。

横浜関内 ラウンドアバウト。とってもイイ感じのお店でした。
川崎チッタにコンサート見に行くような事があったら、その流れで行きたいな!
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シン・ゴジラ発声可能上映会に行った(2)

2016年09月15日 | アニメ・特撮
TOHOシネマズ新宿での舞台挨拶。
音響もイイから声援もこっちの劇場から発せられてるような臨場感。

泉ちゃんに紹介された庵野監督。
なんと第一声が「島本君、ありがとねー」。



庵野ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
なんて良いヤツなんだ!

「いろいろホントありがとー」と感謝の言葉を述べる監督。
「北海道、スゴイ事になってそうですね」
「こっちからは見えないけどね」

北海道でも行われてる発声可能上映会、その会場で盛り上げているに
違いない島本和彦を思っての言葉だ。

TOHOシネマズ新宿の客席からも、ホノオモユル(=島本和彦)のセリフ
「庵野やめろ!俺より面白いものをつくるんじゃねぇ!!」を叫ぶ声が
あったが、それにも「ウン、ウン」と頷く庵野監督。
なんか優しい。ひたすら柔和だ。

私が思うにね。
島本センセイは庵野カントクの最高のサポーターにして主治医なんですよ。

庵野カントクがエヴァでノーローゼになっても、シマモトが「嫉妬の叫び」
という最高のセラピーを施してくれるんですよ!(涙)

それが分かってるから庵野は島本に優しいんですよ!
※第一回発声可能上映会で「オレの負けだぁぁぁ」と叫ぶシマモトに
 「君は負けてないよ」と語り掛けたって話、泣きそうになったよ…。



Tシャツ姿の庵野カントク、自己紹介で「オレは何だっけ?あぁ、総監督だ」。
他のメンバーは役のままの格好。

尾頭さん姿の市川美日子ちゃんはクールに自分の役を紹介するも、その後の
受け答えで時々照れた笑顔を見せたりして。
すかさず場内から「カワイイー!」の声が飛ぶ。

それを振り払うかのように「新潟ー!」「名古屋ー!」と上映館を次々と叫び、
そのたびに観客の大歓声を呼んだ。

そして高橋一生クンも、まんま安田の姿で慌てふためきながら登場。
マイクを向けられて「…ごめんなさい」。
※これまた大歓声!

皆様すばらしい。
庵野監督へ聞きたいこと…という話になって、美日子ちゃんはおもむろに
「次はないんですか?」

一気にどよめく会場。
「よく聞けるなぁ~」「みんな確かに聞きたいんだけれど」と泉ちゃんと
安田クンが驚いてると
庵野監督はアッサリ「東宝さんがやらせないでしょう」。
「まぁ、東宝さんに聞いて下さい」。

市川「知り合いに色々聞かれるもので…」
庵野「ボクはもうイイですよ」

~と、「次は他の誰かが」のノリ。
庵野監督による「シン・ゴジラ2」に関しての可能性は微妙だ。
それより「エヴァ」か。



客席から「『シン・エヴァンゲリオン』は?いつまでも待っています」と
声が掛かると、「ありがとうございます。頑張ります」と返答。
大きな歓声が飛んだ。
続いて「ていうか今、頑張っています」とも付け加えた庵野監督に大きな
拍手と歓声。またしても感謝を述べるカントク。

「あんまプレッシャー掛けないようにしようよ」とも思ったが、現在進行形の
返答があったから大丈夫だろう。

観客と壇上の遣り取りもあったりして、舞台挨拶が一段落したところで突如
「居ないものを当てにするな!!今は残ったものでやれることをやるだけだ!」
~という叫び声が場内に響いた!

どよめく館内。
矢口蘭堂役の長谷川博己クンが客席からサプライズ登場だー!

こっちの劇場からは歓声というか、悲鳴に似た声さえ上がった。
「ずるーい!」「やっぱ新宿行きたかったー!」

悠然と登壇した長谷川クン、泉ちゃんの胸元に水を突き出して「まずは君が落ち着け!」。
と“水ドン”をお見舞い。
そのまま、和やかな遣り取りが繰り広げられた。

※「水ドン」がアドリブだったのは紹介済みだったが、安田の「ごめんなさい」も
 その場で出た言葉と知って観客は大いに沸きましたよ。
 泉ちゃんも「スゴイよね」と絶賛。「そう!?」と喜ぶ一生クン。
 素晴らしいシーンでした。

美日子ちゃんからは庵野監督に「庵野さんは寝てなかったですよね」と、ねぎらいの
言葉もあり。
「撮って編集して特装ですか?ああ、特撮?そこにも行って、ぜんぜん寝てなかった
ですもんね」みたいな半分天然なコメントも。



そんなこんなで時間となって。
舞台挨拶は終了。

舞台から降りるメンバーに歓声が送られる。
特に庵野監督には大きな声援と拍手が寄せられた。
「ありがとう」「ありがとうね」と返答するカントク。心から感謝している様子だ。

なんか、庵野監督のこの表情が見れただけでも良かったよ。
ほんと、行ってよかったよ「発声可能上映会」。

またやって欲しいよ。大きな会場でやってくれてもイイよ。
そしたら行くよ。

帰りのロビーではコスプレした面々の記念撮影が。
イイねぇ。
神奈川方面は少ないかと思ったが、それなりに居たよ。

終了は22時過ぎていた。
家は遠い。

急いで快速アクティーに乗って品川を目指した。
まだまだ蒸し暑い9月の夜だった。
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