あるBOX(改)

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怪奇ホラー漫画家の第一人者・古賀新一さん死去

2018年03月19日 | 漫画
お亡くなりになったのは3月1日。81歳。
享年81。

代表作『エコエコアザラク』を連載していた週刊少年チャンピオンの
秋田書店が公式サイトで16日に発表した。



1975年から1979年まで連載された『エコエコアザラク』は、
何度も映画化・テレビドラマ化され、 怪奇ホラーを代表するヒット
作と言われた。

同時期の「魔太郎がくる」と双璧の不気味作でありました。
この時期のチャンピオンは黒さを内包する凄みがありましたよ!



ただし、『エコエコアザラク』は黒魔術を扱う女子高生・黒井ミサが
主人公。
週刊連載で全て毎週読み切り、怪事件や人間の闇を暴いて毎回決着が
ある勧善懲悪(?)作。怪奇モノなりに読後感はスッキリした訳だが

短編ホラーでは「意味不明のまま」というか、怪奇現象の理由も原因も
分からず、主人公の不安は「そのまま」なんてエンディングも多かった。

それゆえ、モヤモヤしたまま不気味さ、怖さだけ残り、トラウマ度は
短編の方が大きかった気もします。



「恐怖(少女)まんが」「怪奇ホラー」「怪奇エンターテイメント」を
長いキャリアで網羅した人物とも言えるでしょう。

※そこにギャグとSF要素も加味したら楳図かずお先生になる。
 あちらも凄いお方です。

怖い漫画をお描きになりつつ長寿というのも凄かったですね。
つのだじろう先生もですけれど「呪い殺されたり、寿命を縮められたり」
されていないんですもの。

そういう意味では90歳でも100歳でも長生きして欲しい方でした。

古賀新一先生のご冥福をお祈り申しあげます。