あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「まごころ居酒屋ラウンドアバウト」へ

2018年03月23日 | 洋楽
せっかく関内へ来たのだから…という事で。

横浜シネマリンから南へ駅の反対側、約10分ほど移動。
普通にプログレが流れる飲食店、味よし雰囲気よし、店内
装飾最高の「まごころ居酒屋ROUNDABOUT」に行きました。



※画像は昼のものです。

店舗は2階。
階段からして洋楽ポスター満載で雰囲気がある。
入口のドア周りも同様。

カウンターに座るとマスターが「以前来られてますね」。
※さすが客商売する人は違うなぁ…

店内にはクラッシック・ロックのポスターや写真がトコロ
狭しと貼ってある。やっぱ素晴らしい。



カウンター内のモニター画面にはクラシックロックの映像。
それをモニターで見ながらアルコールとフードを楽しめる。
これは70年代のロック好きには堪りません。

ロックバーじゃなく「まごころ居酒屋」。
フードメニューも豊富で美味しい。
私はエールと「進歩的煮込みホルモン」をオーダー。
今回は食事も。



濃い味のパスタは酒が進んだし、アボカドまぐろも美味。

モニターに流れる映像も今回は和製プログレでマスターが
オススメする「百葉箱」などが紹介された。

※若いのに凄い演奏する…。

四人囃子に通じる歌メロを脇で称賛してらしたのは、あれ?
あのバンドも元ベーシストさん!!

お話させてもらいながら、マスターお勧めの和製バンドを
次々を見せてもらう。

若手のプログレバンド、育ってるんだなぁ~と感じ入る。



「ラウンドアバウト」オープン3周年イベントにも行きま
したよ。金属恵比須出てましたよ。

そこで女装の凄腕ギタリスト「あらんちゃん」も知ったし、
その後、吉祥寺のシルバーエレファントで「あらんちゃん
バンド(仮)」を見る切っ掛けにもなった。

※こちらも縁ですねぇ。



あらんちゃんはラウンドアバウトでイベントも開催してたし、
関連は深いお方で御座います。

なかなかスケジュールが合わずに行けてないけど、ぜひぜひ
ライブに行きたいし、ラウンドアバウト関連で何かあったら
馳せ参じたいと思います。



マスターの「5周年ライヴやりたいですねぇ~」なんて言葉も
あったし、こちらも楽しみですね。

気が付きゃ終電の時間。
我が家につくのは深夜1時になってしまう。

会計すませて、関内駅への道を急ぐ。
いろいろ大満足な横浜詣ででありました。

また来ます!

「かぞくへ」を観に行った(2)

2018年03月23日 | 生活
入場が始まり、客席へ。
ミニシアターだから席数は102。

前から順次埋まっていく。



席を確保し開始を待つ。

心情的には「お手並み拝見」。あえて予備知識を
仕入れずに来た。
WOWOWエキサイトマッチの浜田剛史さん的な心情。



以降、あらすじ

主人公は長崎五島出身の旭(あさひ)。
東京でボクサー引退後トレーナーとして暮らす。

同棲している恋人の佳織とは一見順調。
結婚式も計画中。

佳織は祖母の認知症が進まないうちにと準備を
進めるも、孤児で施設出身の旭を快く思わない
母は結婚に反対。

旭は子どものころから兄弟のように育ち、五島で
漁師をしている親友の洋人(ひろと)に、仕事を
紹介するが、それは詐欺話だった…。



責任を感じた旭は洋人を以前に増して気にかけ、
人に心配かけまいとする思いやりが裏目に回る。

「ありがとう。けど、言わん」

ああ、ここで使われるのか…と。
結局このシーンでホロリ。参りました。

…身につまされる映画でした。
客観的には見れんかったです。

出身が近いせいか旭と洋人の方言も全然OKだったし。

男:言わんでも分かってよ。
女:言ってくれなきゃ分かんないじゃない!!

ああ、永遠の課題。人と人、人と時間…
いつも噛み合うワケじゃない。

激情を内に秘めて日常的なシーンを撮り、過剰な劇的
演出も無く作り上げた117分。染みましたよ。



上映後は春本監督と梅田氏が登場してトーク。

説明セリフや回想なし、BGMも…のスタイルは、あえて
そうしたと説明。



キアロスタミ好きの私からしたら違和感なしでした。

個々の性格も、さり気ない仕草や言動で示されていた。
旭は試合で人間変わるタイプだったのかな?

「あの時右打ったら当たったのに」と後に引き摺る選手
だったのかな…。



ドキュメント的手法は…、最近モロにドキュメンタリー
映画の「ニッポン国vs泉南石綿村」を観てるから違和感
ありませんでした。

そして春本監督から「そうそう、お知らせが!」…と。



ユーロスペース・アンコール上映が決まったそうです。
おめでとう御座います。

※最後、ファンの方から花束贈呈がありましたよ。



クラウドファンディングでの決意表明。

私自身も邦画に関して「ヒット小説や漫画の原作付きしか
ないのかよ!こんな企画が通るのかよ」と感じていた。

TVドラマも(一部を除き)、ほぼ同様の印象を受けていた。
※私は鎌田敏夫さんが好きだったので尚更です…

その現状に異を唱えた表現者。覚悟を決めて、打って出た
春本監督。応援するしかないだろう…と確信したのだ。



映画を見て納得した。
決して派手な映画ではない。むしろ淡々としている。

それゆえに感情の機微がこちらに伝わる。
次回作の話もあった。



内容までは語られなかったが、自信を持って着手可能
でしょう。

多くのファンが楽しみにしています。

いや、それ以前に関東から広がっていく「かぞくへ」
上映の輪が華やかならんことを。

アンコール上映の成功を、ささやかながら祈らせて
いただきます。

「かぞくへ」を観に行った(1)

2018年03月23日 | 生活
実写映画「かぞくへ」を観に横浜まで行ってきました。
電車を乗り継ぎ関内へ。



遠征だけど渋谷のユーロスペースさんの上映時間が
夜だったので今まで行けてなかったのよね。

「かぞくへ」は、2018年2月24に公開され、口コミや
関係者の努力によって好調な出足でヒットを決定付け

私自身「まぁ急がなくてもイイな」と余裕持ってしまい
横浜シネマリンさんの上映も最終日になってしまった。



26日には東京の渋谷ユーロスペースで片渕須直監督と
春本監督で対談するイベントがあったのだが。

そもそも2人は日大芸術学部映画学科の先輩、後輩。

春本監督の師匠の松島哲也教授が片渕監督の同期で、
片渕監督自身も現在、映画学科の講師を務めるという
間柄なんだそうです。



片渕監督の舞台挨拶で松島監督を知り、その縁が春本
監督まで拡がった感じなのです。

実は「かぞくへ」もクラウドファンディング映画。

助監督などを経験し、ここらで1本と考えた春本雄二郎
監督だったが、オリジナルの脚本は全く相手にされず、
苦闘の日々が続いた。

日本の映画作りに対する疑問も募った。
その結果としてのクラウドファンディング。



宣言文のようなコメント。意気に感じた。見事な了見
だと思った。たいした覚悟だとも感じた。

ささやかながらクラウドファンディングに参加させて
貰った。丁寧なお礼の手紙と、チケットが同封された
便箋が届いた。

そのチケットは今回持って来ていない。記念に取って
おく気でおります。

今回分は普通に券売機で買いました。



上映時間が近付くと、ロビーに春本監督と洋人役の
梅田誠弘さんが。

声掛けに笑顔で応じてらっしゃる。
記念撮影やサインにも優しい表情。穏やか。

※髪型違って雰囲気別人な梅田氏。役者さんってスゲェ

「この世界の片隅に」同様、リピーターが多いと言いう
「かぞくへ」だけに、お馴染みムードのお客さんも…。



ラッキーな事に上映終わったら、お二人のトークが
あるという。
その辺も楽しみな「かぞくへ」なのでした。

(続く)