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ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「THE ROCK ODYSSEY 2004」へ行って来た⑤<br>THE WH♂、姿を表す!!

2004年07月27日 | 生活
ステージ上で人影が見える度に湧き上がる歓声。
これは、ストーンズの武道館公演でも見られた現象だが。本当に観客がグループの来日を待ちわびた証拠でもある(ストーンズの“武道館”とWh♂の“初来日”・・・ファンは万感の思いで待ちわびたのだ!)。
スクリーンに再び「THE WHO」の文字。そして最近のステージ映像が映し出されると、またしても歓声。

決してジリジリしているワケでも無い。待つ時間さえ、いとおしく楽しんでいる感じ。

前方から一際大きな歓声の波が伝わって来た。

メンバーが、THE Wh♂が遂にその姿を現したのだ!!!

スクリーンにロジャー・ダルトリーの姿が映った!
水色っぽいシャツ、ウェーブかかった髪は短めだ。

そしてピート・タウンゼンドが続く。
こちらは黒っぽいスーツ(?)に、ターミネーターのようなグラサン着用。

ひとしきり歓声を浴びた後、「よう」とばかりに御挨拶のピート。

「一曲目はこれだ」とギターを掻き鳴らす。
うおおおおおおお、「I Can't Explain」のリフだ!!!

実質的なデビュー曲だ!!キンクスの「You Really Got Me」に影響されたと言いつつドラムの連打などThe Wh♂のオリジナル以外何物でもない楽曲だああああ(←オマエ、こんな時でもウンチクたれてんじゃねぇよ!)

「THE ROCK ODYSSEY 2004」へ行って来た④

2004年07月27日 | 生活
さて、今更ながら当日のタイムテーブルなどを・・・。

09:30 開場
11:00 LOVE PSYCHEDELICO
12:00 ジョシュ・トッド
12:50 ミシェル・ブランチ
14:00 ポール・ウェラー
     ※翌日の大阪では、ウルフルズ
15:20 稲葉浩志
     ※翌日の大阪では、ポール・ウェラー
17:00 THE WHO
19:00 エアロスミス

――当初、エアロ以外は1時間少々って話だったが(エアリは90分の予定だったような・・・)。
機材チェンジの時間も考慮してもThe Wh♂は、1時間半は演奏可能で。なんだかんだ言いつつ、期待は高まった。

「さぁ、16時40分回った。早めに席に戻らなきゃな」とアリーナ入り口に向かうも、また大混雑。
ハイ、INABAファンの方々が御退場なのです(勿体無いこって!)。そんでウチらは、これから再入場でバッティング!
そんで、またチケットやドリンクのチェックやらかすんで、時間が掛かる掛かる!

いい加減にせぇよ!・・・・と思いながら、やっとアリーナへ。

さっさと席に戻る。
「野外なのに“席”があるのはオカシイ」なんて声もあったが。
オールスタンディングだったら、途中退場なんて論外、すぐ場所取られ・・・となるでしょうし。
そこらの点は、アリーナのイス配置OKではありましたが(オレが“13列目”じゃなかった以外はな!!)。

ここへ来て日も傾き、風も出て。心地よい雰囲気になって参りましたし。

ポカリのCM流してた(福山雅治の歌、飽きたよ!)スクリーンに「NEXT」の文字が現れ。
「THE WHO」の文字が続いた時、会場から大きな歓声が上がった(つ~か、オレも上げてしまったが・・・)。

ローディーがステージに現れる度に、これまた大きな歓声が飛ぶ。

おいおい、どこにこんなにThe Wh♂のファンが隠れていたのかよ!

時間は17時を回った。ローディーが楽器チェックに現れる度に、また歓声が飛ぶ。

いよいよ「最後の大物」「史上最強のライヴバンド」が姿を表すのだ!!

「THE ROCK ODYSSEY 2004」へ行って来た③

2004年07月27日 | 生活
まぁ、私自身も「ラヴ・サイケデリコ」などの時間をズラして入場してるから、失礼ではあるのだが。

さすがに11時から猛暑の中、野晒しになる度胸は無い。

やっと表に出れても、ケータリング・カーの周りは行列行列で。
並んで待ってる間にも汗がダラダラ・・・。

並びながら、また「日焼け止め」を腕・首・鼻周り・耳などに塗る。
グラサンも日焼け止めローションでデロデロだ(苦笑)。

25分以上待って「ポカリとミネラルウォーター」を入手。しかも、ポカリは補充したばかりで冷えてない。
――とは言え脱水防止だ、胃にも冷たくない方がイイだろうと飲む。

そして食事コーナーへ並びなおす(一緒に売れよ~!!!)。

そこでも20分以上まって「台湾ラーメン」を購入、ケータリング・カー脇のわずかな日陰で食する。まぁ、上手い。

場内では“INABA”の演奏が。
良くCMなどで聴く曲調だ。会場のINABAファンは盛り上がってる模様。外の皆は無関心。

凄い温度差だな。
まぁ、明日のスポ紙あたりには「数万人が酔った!エアロにINABAにザ・フー!!」とか言って報じられるんだろうが。
別々のファンが別々に見てるだけ、実質は別会場のような雰囲気。

一体感は全然ありませんよ~。
エアロとThe Wh♂は大丈夫だけど。しかしThe Wh♂に敬意を表しているP・ウェラーと本家の間に“INABA”を挟む主催者の神経には驚くね(トリビュート・コンサートでウェラーは「The Wh♂ Is Heaven」とまで言ったってのに)。

――時間は未だあるので、周辺をグルリと回る。グッズコーナー、残ってるのはパンフのみ。
一部、購入。前日UDOのサイトでグッズ情報のぞいたんだが、オフィシャルのフェスティバル・グッズはイマイチで。

The Wh♂のTシャツが相変わらずカッコイイのあって期待してたんだが、午後前(?)には売り切れてた模様。

ネット販売とかしてくれないのかね?

アリーナ口の手前まで戻るも、まだ演奏は終わらず。日陰なんで、通路にベタ座りするも蒸し暑い。漏れて来る音も・・・。

今日、移動中に聴いたディスクマンで「四重人格」を聴く。
The Wh♂初来日公演への予習だ。このCDのラスト、「愛の支配」は演ってくれるに違いないだろうから・・・。

「THE ROCK ODYSSEY 2004」へ行って来た②

2004年07月27日 | 生活
あうう、P・ウェラーさんには間に合うつもりで出て来たのに。

飲み物を買ったり(←結局買ってやがんの)、入り口探してる間に出番が始まってしまいましたよ(涙)。

建物に入ってから「アリーナ入り口」までが、また歩いた。

再び荷物とチケットのチェック。
「芝に悪いので、アリーナ席の方の持ち込みは“水だけ”です」との言葉に、再び「協賛はポカリじゃねぇのかよ!!」「芝より人だろうが!熱射病になる前に吸収イイってんで“ポカリ”じゃねぇのか!?!?」とブチ切れかけるも、どうせ追い出されるだけだから我慢。

「ここで飲んで行って下さい」と言われるがままにポカリをラッパ飲み(憶えてろよ~!!)。

小走りで明るい会場へ。
席順のパネルがあるが、急ぎたいので直ぐ脇に居る係員に聞く。

「“I3”ですね、すぐそこですよ」

・・・・・ハァ?
ボクのチケットは「13-」なんですけど。こんな場所じゃないはずなんですけど・・・・。

そんな事を思いながらチケットを再度見ると。

「凄いイイ席」と前に言ったが。「13列目」なんて喜んだ私だったが。
「13」じゃなくて「I3」だったよ。「I(アイ)の3ブロック」でしたよ、アルファベットだったよ!!!
アリーナ後方だったよ!UDOのアホ――――!!!!(涙)

そしてオレのマヌケ―――――!!!!

なんなんだよ!実写版「サザエさん」かよ!?「買い物しようと街まで出かけたら財布を忘れて愉快なサザエさん♪」かよ!?確かにやりかねないよオレなら!!!

笑って下さいよ!指差して下さいよ!蔑んで下さいよ! 鎖に繋いで市中引き回して下さいよ!女の人は背中に乗って下さいよ!犬のように四つんばいで歩き回りますよ!!

放心しながら席に着くと、ステージの遠さに驚く。
これじゃスクリーン見るしかねェじゃん。

音も、そのまま天空へ上がって行く感じ。

P・ウェラーさんは、多分4曲目ってトコロか?
せっかくターゲットマークのTシャツで決めて来たのに・・・。
LONSDALEのリストバンドして来たのに・・・(ロンドンに行った時「JAM時代にウェラーが着て、ブームになったんだよ」と本店のオヤジさんが言ってたな。その後ウェラーの影響受けたブラーなどが着て、またブームに。よってカーナビ―Stから少し入ったロンズデール本店には、有り難そう~に“白いロゴ入りトレーナー着たP・ウェラー”のポスターが貼ってあった)。

まぁ、ワタシャJAMやスタイルカウンシルよりソロになってから好きになったクチだから。
JAM時代から思い入れたっぷりな人には敵いませんがね。

今回、JAMやスタカンの曲やったがようだが。
私はソロでヒットさせた「チェインジング・マン」に感激。

ベースは、オーシャンカラーシーンにいたデーモンだな。
若手バンドでウェラーをリスペクトする人材は多いが、とうとう元のバンド辞めてツアーメンバーになっちゃったのね。

乗りのイイ「マイ・エバー・チェインジング・ムード」も演奏し。いっそ最後に「シャウト・トゥ・ザ・トップ」演れば「どっかで聴いた事ある!」と盛り上がったろうに。
ワタシャ「小倉智久」の顔が浮かんでウザイですが(なんで、あんな朝番組で使うかね)。

ウェラーさんは終始ご機嫌で。
一曲ごとに「カンパイ!」とコップ差し出して何か飲むか、タバコに火をつけるか、楽器変えるかして。

その全ての仕草がカッコイイ。
もう結構イイ歳だが、声は青年のように涼しげだし。
日照りのアリーナ、ウェラーさんの声に救われました。

ご本人は汗かいて顔も真っ赤で、赤鬼っぽくもあったが(笑)。
それだけ熱血で演ってくれたんでしょう。

しかし会場は、まだ6分(?)の入り。私も立って身体を動かしながらの拝聴姿勢だったが。

しっかり日の当たる方の身体に「日焼け止め」塗りながらだったりして。
あまりイイお客ではありませんでした。

さて、次は“INABA”だ。
スクリーンに姿が映っただけでスタンドから「キャ―――!!」と嬌声が飛んだ。

くわばらくわばら、さっさと一時退場しよう。そう思ったら、ご同輩も多く。
ゾロゾロと行列できて、後方で「主催者はロックが分かってないよな!!」との声が(洋楽ファン、B’Z嫌い多いもんね)。

気がつくと、P・ウェラーの演奏中に外の影で涼んでいたと思わしき“INABAファン”が御入場。

これと退場組がバッティングして出入り口が大混雑!
動けねぇじゃねぇかよ!!こんな民族大移動は予想できてたんだから、アリーナ口を増やすとかしとけよ!

野外フェスティバル恒例のトラブル、体験中(笑)。

「THE ROCK ODYSSEY 2004」へ行って来た①

2004年07月27日 | 生活
日本の洋楽呼び屋さんNo.1と言われるUDOが、その威信を掛けて企画したと言われる大型ロックフェスティバル、「THE ROCK ODYSSEY 2004」。

7月24日~25日、横浜と大阪にて開催。一部の出演者に変化はあるが、初日と2日目のメンツを入れ替えて行われるビッグイベントとなった。

呼ばれた面子も凄く。
エアロスミス、ザ・フー、レッド・ホット・チリペッパーズ、ポール・ウェラー、レニー・クラビッツなど、単独で大会場を張れるビッグアーティストの名前が並び。

洋楽ファンの心を躍らせたのでした。
つ~か、The Wh♂の招聘に成功した時点でUDOさんの威信は示されたと言って良い。

「来日してない最後の大物」
これは度々使われてきた言葉だが。もはや、これに当て嵌まるのはThe Wh♂しかいないと言っても過言じゃない状態。

そりゃジョニー・ウィンターさんとかも居ますが。

60年代の「ブリティッシュ・インベンション」と言われる、米国を襲った英国バンドのメンツの中で「ビートルズ、ストーンズ」の次に名前が挙がるのが「The Wh♂」で。

実際は「ユー・リアリー・ガット・ミー」でリフ・ロックの原点を作った「キンクス」を重要バンドに挙げる向きも多いのだが(P・タウンゼント自身もキンクスからの影響は明言している)。

やはり、「モンタレー」「ウッドストック」「ワイト島」とロック史に残るフェスティバルで、凄まじいパフォーマンスを披露したThe Wh♂は「史上最強のライヴバンド」として多くの人の心に残ってるのでした(ウッドストックの「サマータイム・ブルース」なんて凄すぎるもんなぁ・・・。中坊の時、リバイバル上映見てブッ飛びましたよ)。

まぁ、私が知った時にはドラマーのキース・ムーンは亡くなっていましたが。

その後、後任ドラマーを迎えるも解散(さすがに唯一無比の無勝手流ムーンの真似は、誰にも出来なかった・・・)。
80年代90年代~今世紀と、何かのイベント毎に再結成を繰り返してきたワケで。

その度に「今度こそ来日か?」「21世紀こそ、The Wh♂の再結成~来日に期待」なんて雑誌記事もあったのだが。

なんか、全然現実感が無かったのようねぇ・・・。

ベースのジョン・エントウィッスルも亡くなり「史上最強のリズムセクション」も全滅。

それでも米国ツアーやってるって話だったが、「Join Together Live」などの再結成ライヴ・ビデオを見た限り、ピートは難聴の影響でアコースティック・ギターを弾く程度で。
今回も弟のサイモン・タウンゼンド同行、やはり「歴史の幻を見に行く」気分で会場に向かったのでした。

小高い丘の上に建ったような「横浜国際競技場」。なかなか勇壮な外観で。
橋を渡って、ジグザグの階段を上って・・・。
姿は見えど、入り口が近付いて来ない(笑)。

やっと入場してチケットをモギって貰うも「東入り口は反対側です。グルリとお回り下さい」と言われてウンザリ。

なかに売店を発見して並ぶも、「ポカリスエット、200円」。

協賛なんだからよぅ。しかも、こっちゃ1万4千円払ってるんだからよぅ。

タダで配れよ!・・・なんて思っていると。会場内から演奏の音が聴こえてきた。

この涼しげな声は。

スティーヴ・ウィンウッド!じゃなかった、P・ウェラーさんだ!