あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「THE ROCK ODYSSEY 2004」へ行って来た⑨<br>THE WH♂、やっぱり健在!

2004年07月31日 | 生活
いよいよThe Wh♂のライヴはクライマックスへ(←オマエは最初からクライマックス状態だろ!)。

「エアロには感謝してるよ。奴らのお陰で日本へ来れた」と語るピート。
やはり、「海外に較べ不当に不人気」と言われた日本(米国でもライヴやって人気出したのに、70年代に来日コンサートやらず壮絶なパフォーマンスを見せなかったのが原因の一端とは言え・・・)。いきなり単独は厳しかったんだろうな。本人達も自信なかったかも知れないし・・・。

しかし、ロックフェスって形ならエアロなどの人気バンドで動員数を確保してOKだった・・・て、ワケだろう。
もっとも、自身も来日公演中でスケジュール厳しかった筈のエアロも「The Wh♂と一緒なら」ってんでOKしたらしいし。
P・ウェラーも、The Wh♂の名前聞いて首縦に振ったなんて話も。UDOの人がインタビューで答えてましたが(笑)。

しかし、メンバーのMC。ワタシ完全に前後が分からなくなってます。
後で映像みたら、全然違うトコで言ってたりしてな(笑)。

はい、クライマックスの話でした!
「次はこいつだ!」とばかりに、「My Generation」が始まったんですよ!!!

前のオジキは「うぎゃあああああああ!!!!!」とばかりにハジケている(笑)。
あ、周りから見たらオレも一緒か(笑)。

ダルトリーは余りドモって崩す歌い方してなかったかな(←憶えてね~のかよ!)
コーラスに合あわせて「あ、とーきんばう・まぃ・じぇ~ねれしょん(Talkin' About My Generation)!」と叫んでしまいまして。
スンマセン周りの人、「オマエの叫び声聞きに来たんじゃねぇよ!」と思われたでしょうが、我慢できなかったのです・・・。

あと、演者さんを乗せるのは観客です。盛り上がって彼等を喜ばせると、もっとイイ演奏が返ってくるのです(これ私の持論。最低でもリズムは取りましょう。棒立ちはダメです!そういや、我が敬愛する「英国史上最高のヴォーカリスト」ポール・ロジャースさんのライヴで、踊りながら歌っていたら「おぉ、ノッてるねぇ!」とばかりに笑顔のロヂャースさん、こっちを指さしてくれました。涙々・・・)。
これはボクシング観戦も同様で、いいパンチが当たったら「OK――――!!」、いいボディブローが決まったら「ナイスボディ――――!!」と叫んで拍手したいものです。

――はい、クライマックスの「My Generation」の話でしたね(笑)。

これまた途中で新曲「Old Red Wine」を挟むも(昔はTommyなどを挟んでた)反応イマイチ。この辺ファンは残酷で、昔の曲に較べ聴き込んでいないのが、あからさま。オレもそうだが(ゴメンよ、ピート)。

もっとも、また「My Generation」に戻ってからは盛り上がり最高潮。なだれ込むエンディングでは、どいつもこいつも至高の表情浮かべていやがる(ウチらファンのみだろうが)。

しかし、「なだれ込み」では、もう少し叩けよスターキー!若いんだから手数だせ!!!The Wh♂のドラマーは手数が命だぞ(笑)!

ストーンズの「サティスファクション」などと並ぶロック重要曲の、そのエンディングとともに会場は大歓声だ。

そして、少しの間を置いて。
全楽器ユニゾンの轟音とともにシンセループが!

「Won't Get Fooled Again」だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(涙)

「THE ROCK ODYSSEY 2004」へ行って来た⑧<br>THE WH♂、健在?!

2004年07月31日 | 生活
ただ、ロジャー・ダルトリー(Vo.)がサスガに老けたなぁ・・・と思いましたなぁ。

P・タウンゼンドは諦めがついてたからイイが(笑)。2000年コンサートのフォトでも白髪だわ禿げてるわ・・・で、色々思い知らされてたから。そんで、今回と同じようなグラサン掛けてるから違和感なかったりして(笑)。

しかし、ロジャーは俳優やってる事もあって。ずっとシェイプされてるし、顔も精悍だったし。
「実は真面目で剛健で、The Wh♂全盛期も『喉に悪い』とクスリやらず、ラリッてメロメロなメンバーに腹立てて殴ったりしたらしい」なんて情報も信じられる2000年の映像だったのですが。

さすがに今回は顔も「ふっくら」してるし、マジで元アメリカ大統領のB・クリントンかと思いましたよ。
西城秀樹さんは若さ保つ為のダイエットで水分減らして、血液つまらせ脳梗塞になっちゃったけど。
やっぱり、無理にシェイプすると身体に悪いんだろうねェ・・・(大丈夫かミック・ジャガー?)。

――そんで。
「LoveReign O'er Me=愛の支配」のエンディング。
「Loooooooooooooooooooove!」と叫ぶトコロ。

タメにタメて・・・。
裏声使ってやがんの(涙)。ちょい前も、そんなの聴いた気がするが。ロジャーさん、ファルセットはイカンでしょう、ファルセットは!!!

――と、まぁ全部が全部OKってライヴでは無かったんですがね。

乗りまくってた前列のオジキ、“あのファルセット”には思いっきりズッコケてたし(笑)。

――まだまだ続く(←もう一週間たってるぞ)

「THE ROCK ODYSSEY 2004」へ行って来た⑦<br>THE WH♂、健在!!

2004年07月31日 | 生活
ドキュメンタリー映画「The Kids Are Alright」のハイライトとも言えるライヴ映像でお馴染みの「ババ・オライリィ」。
そのシンセ・ループが眼前で流れている。ベースとピアノでリフが奏でられる。
The Wh♂スタジオ盤の最高傑作と言われる「Wh♂’S Next」の冒頭を飾る生命力に満ちた曲。
ファンも感無量な雰囲気。あの映画のシーンに、映画用にファンを集めて行われたキルバート・ステイン・ライヴの会場に居るような、そんな錯覚をムリヤリ覚えたんだよ!!

ロジャーが力強く歌い出し、ピートがギターを被せる。
そして「Don't Cry. Don't Raise Your eye.It's Only Teenage Waste Land」の一節。

歌いましたよ。叫びましたよ。その後、飛びましたよ。
ロジャーはウォーキング・アクションしなかったが、私は歩いてリズム取りっぱなしでしたよ。

いい年こいて「ティーンエイジ」の歌を演奏する還暦オヤヂ。カッコイイよ。
Wh♂は、ティーンエイジを歌うことを選び、それを全うすると決めたバンドなんだよ。

曲のエンディングで万感の拍手。ホント、Wh♂のファンが日本にここまで居たのねって雰囲気。

続いてWh♂’s Nextから「Behind Blue Eyes」。出だしのギター・アルペジオで、これまた歓声&拍手。
ちょい前にリンプ・ビズキットって若手バンドがカヴァーして、それなりにヒットさせたバラードだが。後半はWh♂らしく盛り上がる。繋げて新曲の「Real Good Looking Boy」が披露されるが、ベストアルバム収録曲だから馴染みないファン多し(そういうワタシもそう)。

ただ、ここまで来ても新曲やって「ナツメロ・バンド」になる事を拒否するんだから大したもんだ。

あ~、しかしソコソコ聴き込んでるのも考えモンだな。
曲前のチューニングの音色で次曲が分かってしまう。
「ブヒブヒ」と少しマヌケなシンセ音が聞こえたら「あぁ、次はWho Are Youだな」とか思っちゃうし(笑)。

そして、その通り「Who Are You」。
キース・ムーン在籍最後のアルバムタイトル曲だが。パンクに押され、バンドも疲弊した70年代終盤の曲は、本来イマイチな印象しかないのだが。
・・・なんか良かった。

ビデオクリップ(当時はプロモーション・フィルム)で、決めのシンバル叩くたびにアホな顔作るムーンが思い出される。

しかし、今回ドラムで来たジャック・スターキー(リンゴ・スターの息子)は健闘してるなぁ。
さすがに、ムーン並みのハチャメチャさは期待できないが、若いだけに頑張ってる。
ポップなTシャツと黒いオカッパ頭が若い頃のキース・ムーンを彷彿とさせてOK。
ムーンとリンゴは仲良しだったし、簡単にオアシスなんて参加するよりThe Wh♂を盛り立ててね。

「ステージには奴等も来てると思うよ」とピートは語り。亡くなった二人を思い起こす。このグルーヴ感は、The Wh♂独特のモノだし。本当に奴等が降りて来てるのかも知れない。
リズムセクションは全滅と書いたが。The Wh♂は、楽器全員がリードパート兼リズム隊だった。
ストーンズのキース・りチャ―ズが、キース・ムーンのコト聞かれて「あれはピート・タウンゼンドっていう最高のリズム・ギタリストが居てこそのプレイだ」と語ったが、ピートのカッティングは健在だった。
カッティングあってのピートだしな(笑)。

そして曲は「5.15(ファイヴ・フィフティーン)」。
2枚組の「四重人格」からシングルにもなった良品(そういやピートは何度も4本指立てて「クウォドロフィニア」って言ってたなぁ。
キーボードやサイドギターが違和感なく耳に飛び込んで来る。元々シンセやホーンが組み込まれた曲だからだな。

続いて「四重人格」のハイライト「Love Reign O'er Me」。これまたピアノの手癖弾きの音色で分かっちゃいました(苦笑)。
このコンセプト・アルバムのストーリーから映画「さらば青春の光」が生まれ。ここから「モッズ」を知った人も多いだろう。
「長距離ランナーの孤独」「ザ・コミットメンツ」「トレイン・スポッティング」と並ぶ英国青春映画の系譜。
そして今、ステージではThe Wh♂の歴史が綴られている。

これまた感無量。