有田芳生の『酔醒漫録』

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「社会保障基本法」の制定を

2009-01-28 05:55:25 | 東京・板橋

 1月27日(火)板橋のある地域を歩く。快く引き受けてくれた家庭の壁から1週間にしてポスター2枚が消失。何か不都合でもあったのかとお聞きすれば、いつしか剥がされていたとのこと。路上で高齢女性から声をかけられた。「80歳を超えてこんなことになるなんて、私の人生はめぐり合せが悪い」と嘆かれた。戦争中は女子挺身隊に動員され、いままた生活苦に追い込まれているという。介護保険は1万1000円、後期高齢者医療制度で1万7400円が年金から天引きされる。区役所に行って、「後期高齢者への負担をやめてくれないか」と申し出たところ「国が決めたことですから」の一言。まさに政治災難が戦後日本を支えてきた「高貴高齢者」を襲っている。ある銭湯にポスターを貼っていただく。午前10時から午後3時まではお年寄りのデイサービスに使われている。「さざんかの宿」などのカラオケを楽しむみなさんから呼ばれてご挨拶。若い女性が熱心に仕事に励む姿が印象的だった。「社会保障基本法」を制定することは政治に携わる以上は基本テーマだと認識。社会保障を包括する基本法がないことは日本政治の後進性の現れでもある。