有田芳生の『酔醒漫録』

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筑紫哲也の「残日録」を読む

2009-01-11 11:28:02 | 人物

 1月10日(土)090110_15310001 後援会入会のリーフレットを持って、都内某所で行われている統一教会からの被害を受けた家族の会へ。昨年は警察の取締がようやく厳しくなり、霊感商法への捜査が進みはじめた。そのため統一教会幹部のなかでも「印鑑販売などをやめるべき」との声も出はじめている。ところが韓国人幹部をふくめた現場では「献金をどうするんだ」との反対意見も。内部矛盾はさらに深化するはずだ。渋谷、新宿、池袋と街宣をしながら大山の事務所へ。夜は「ちくら」で後援会の懇親会。板橋はもちろんのこと、遠くは京都や愛知からも駆けつけてくださった。みなさんの励ましがずっしりと身体に入ってきた。言葉=気持ちの重さを感じた一夜。「文藝春秋」2月号に掲載された筑紫哲也さんの「がん残日録」を読んで思ったこともまた言葉の力であった。興味深かったことは福田康夫前首相に送った手紙の一節だ。筑紫さんは首相になった福田さんに「怒ってはいけません」「疲れないでください」とのアドバイスを行った。「秘訣は本当に怒らないことです」と書いたうえで「口さがない批判、非難の大部分は、それを口にする者の身の丈、思考の水準に見合ったものでしかない。そんなものに自分がとらわれてたまるか、と思えばそう腹も立たないでしょう」と続く。「怒気を外に出したら大人には見えないのです」ともある。あの温厚な筑紫さんを思い出して、その内側にこんな人生哲学があったのだと理解。義務としてのジムから離れて久しい。腹筋運動を開始。