カセットテープ

2007-02-12 | オーディオ

ヴェルディのレクイエムといえば、昔はライナー/VPOがあればいいやと長い間思っていて、アーノンクール/ECO(一昨年だかに出た音盤ではない)を聴いてからはこればっかり。たまには別の演奏をと思い立ちアルブレヒトでも聴くか(ちょっと別の要素が入っているし、ほとんど誰も評価していないみたいだけど、これはこれですばらしい)と思ったが、81年のアバド/スカラの文化会館の演奏を聴く事に。

20年以上の前のカセットテープでもほとんど問題なく再生できるのはこれまで死蔵テープを掘り起こして確認しているものの鳴ってみるまでどんな音がするのかわからない。当時としては珍しくメタルテープなんてのを使っていたためほぼ問題なく再生。その頃オペラにかかわるなんてことも、クライバーなんてのを聴くようになるとも思わないので、NHKはかなり力を入れてスカラの公演を放送していたのに録音したのはレクイエムのみ。惜しいことをした。ハードディスクに落としたので今後は簡単に再生可能。良い時代になったものだ。放送当時とてつもなく速い演奏だと思っていたのに特にテンポは気にならない。しかし、83分ほどの演奏なのでCD2枚になる。今に始まったことではないが、90分録音できれば。

気をよくしたので、78年の小澤/ボストンの幻想。

冒頭もごもごしていたが、年月と120分テープであることを考えるとまずまずといったところ。しばらくテープ起こしはサボっていたので、もう少し暖かくなったらまたはじめることにしましょう。