先週のラファエロ、グレコ展に続き横浜美術館へ。
キャパの展覧会は何度か観てきたが人気は衰えない。
スクープ写真の謎の解明などの要因が大きいのだろう。
これまで「ゲルダの作品」が展示された事はない(たぶん)。
キャパとは二人で一人だったというのが真相だろうと思うのだが、
ゲルダの死により一人になってしまい、有名になりすぎた戦場カメラマンは引っ込みがつかなかったということだろうか。
一人になってからのキャパや「失業中」の写真や『ちょっとピンボケ』から受ける印象は二人の時代とは温度差があった。
戦場カメラマンというより子供写真家といったところだろうか。
朱色の壁に展示されたゲルダの写真のうちスペイン内戦時の写真は正方形の写真が並ぶ。
これはゲルダの使用カメラが二眼レフだったことによるらしいのだが正方形の写真が妙に新鮮。
ブローニーは仕事で使ったことがあるが、6x4.5、6x7、6x9だけだ。
ローライを手に入れるか。でも銀塩に戻るのか?フレーミングできるか?
ゲルダの展示そのものは興味深いものであったが、会場で販売されていた図録が図録というには物足りない。