荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

大使館を訪ねてー40(アゼルバイジャン、ガボン)

2017年02月11日 | 散文
「アゼルバイジャン共和国大使館」

大使館巡りを再開しました。

目黒区東が丘に来ました。
西に「駒沢オリンピック公園」と「東京医療センター」があります。
閑静で落ち着いた、古くからの住宅街のように見えます。
その環境に馴染んだ、一般住宅のような大使館です。


南コーカサスに位置する共和制国家で、東ヨーロッパに含められることもあります。

北はロシア、北西はジョージア(グルジア)、西はアルメニア、南はイランと国境を接し、東はカスピ海に面しています。
アルメニアをまたいで西南方に飛地のナヒチェヴァン自治共和国があり、アルメニア、イランおよびトルコと接していて、首都はバクーです。
アルメニア人が多数居住する西部のナゴルノ・カラバフ地方は、事実上独立した状態となっています。

紀元前後には、アゼルバイジャン人の祖先と見られるアルバニア人の国家(カフカス・アルバニア王国)が作られていました。

歴史的には、イランの東アーザルバーイジャーン州、西アーザルバーイジャーン州とともにイラン高原を支配する政権の統治下にあることが多く、もともとはイラン系の人々が住んでおり、南のイラン高原側と同じくゾロアスター教の拝火壇などの宗教施設が多数建立されていました。

17世紀にこの地方を拠点にサファヴィー朝が起こり、カスピ海南西岸地域一帯の多くのテュルクメン系の人々がシーア派へ改宗した結果、アゼルバイジャン人(アゼリー人)と呼ばれる民族が形成されていきました。

アラス川以北の現アゼルバイジャン共和国領は、元来イラン高原に属しウルーミーエ湖周辺のタブリーズやマラーゲを中心とするアーザルバーイジャーン地方とは別個の地域であって、アゼルバイジャンとは呼ばれていませんでしたが、南の東西アーザルバーイジャーン州との民族的共通性から次第にアゼルバイジャンという地名で呼ばれるようになりました。
(ウィキペディアより)

それにしても、民家と変わらない大使館です。


「ガボン大使館」
引き続き、同じ東が丘の住宅地です。
一般住宅が軒を並べる通りに国旗が見えました。
壁にある紋章と掲げられている国旗が無ければ民家となんら変わりません。


中部アフリカに位置する共和制国家です。
北西に赤道ギニア、北にカメルーン、南と東にコンゴ共和国と国境を接し、西は大西洋のギニア湾に面していて、首都はリーブルヴィルです。


正式名称はフランス語で République Gabonaise (レピュブリック・ガボネーズ)、通称 Gabon(ガボン)です。
国名の由来はポルトガル語の Gabão(水夫用外套の意)から来ています。

理由として、この国を流れるオゴウェ川の河口にある小高い丘の形状が水夫用外套のフードを広げたような形であったことから、大航海時代のポルトガル人がそれを指して叫んだことに因るものとする説があります。

15世紀末にポルトガル人が渡来し、奴隷貿易を行いました。
ついで、オランダ、イギリス、フランスが進出し、この地は奴隷貿易と象牙の集散地として栄えました。
1885年にこの地域をフランスが占領しました。
1910年にフランス領赤道アフリカの一部となり、この状態は1959年まで続きました。
1960年8月17日にガボン共和国として独立しました。

なお、アルベルト・シュヴァイツァーがランバレネで医療・伝道活動を行っていたのは、このフランス領赤道アフリカ成立直後のことです。
(ウィキペディアより)

国力の大小によって、随分と大使館の立地・規模・敷地の広さ・建物の造り等々に差が生じます。
この一般的民家(我が家より遥かに立派ですが)様の大使館を見ると、国力の差を現実として理解できます。

この話、復活して続きます。

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2 コメント

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地味ですが、貴重なブログ (onecat01)
2017-02-11 21:37:24
三歩さん。

 続きを楽しみにしております。
返信する
onecat01さん (荒川三歩)
2017-02-11 22:30:13
訪問とコメントをありがとうございます。
励みになります。

大使館は日本に対するその国の顔であり、住宅街の中にあるとはいえ、日本の治外法権下の外国です。
興味本位で始めた探索ですが、その国を知るきっかけとなっていて、勉強しつつ楽しく廻っています。

このシリーズ、まだ当分続きます。
お付き合い下されば嬉しいです。
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