荒川三歩

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雑司が谷旧宣教師館とは、

2018年08月10日 | 散文
旧宣教師館を庭から観ます。


「雑司が谷旧宣教師館は、明治40年(1907)にアメリカ人宣教師ジョン・ムーディ・マッケーレウ゛(John Moody McCaleb<1861~1953>)によって建てられた木造2階建ての住宅です。




この旧宣教師館は、19世紀後半のアメリカ郊外住宅の特色を色濃く残しており、玄関ポーチの方杖や玄関脇の張り出し窓など、細部にカーペンター・ゴシック様式の意匠が施されています。


また、2階天井には割竹の装飾が為され、屋根は和小屋組みになっているなど、随所に日本の建築技術の影響もうかがえ、歴史的建築物としても多くの見どころがあります。


豊島区内に現存する最も古い近代木造洋風建築であり、東京都内でも数少ない明治期の宣教師館として大変貴重なものといえます。




昭和16年(1941)10月、太平洋戦争開戦を前にマッケーレウ゛が日本を離れる時、住宅は日本人の手に渡ります。




その後所有者が転々としましたが、地域のみなさんによる保存運動をうけて昭和57年に豊島区が取得しました。


以来、建物調査、保存修理工事を経たのち、平和元年(1984)1月から館内に関連資料などを展示し、一般公開を行っています。


平成4年11月10日には区の指定有形文化財、平成11年3月3日には、『旧マッケーレウ゛邸』として東京都指定有形文化財(建造物)に指定されました。


館内の諸室および庭園から見える外観も、アメリカ人宣教師の質素な住宅として特徴的です。


どうぞ、ごゆっくりご見学ください。」


館に愛車を置いてみました。
ちょっとお似合い。
好いです。



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