荒川三歩

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本行寺は縁(ゆかり)の多い寺

2024年04月03日 | 散文

谷中の本行寺は「縁」の多い寺です。先ずは、小林一茶が定期的に句会を開いた寺です。

石碑の背後は花曇りのしだれ桜です。

そして、太田道灌縁の寺です。ここは台地の上で見通しが利きます。物見砦跡でもあります。

そして月見寺でもあります。

背後にはしだれ桜が咲いています。

見上げます。

月見をした山頭火の句碑です。「ぽつと月がある東京に来てゐる」

本行寺と小林一茶と太田道灌の謂れです。「長禄元年(1457)、太田道灌(資長)が江戸城築城の際、眺めの良いこの地に『物見塚』という斥候台を造ったという。『江戸名所図会』の『日暮里惣図』によると、本行寺の境内裏手に『ものミ塚』があり、塚の脇にこの石碑が描かれている。本行寺は道灌の末裔とされる掛川藩主太田氏の菩提寺であり、寛永三年(1750)に住職の日忠や太田氏にゆかりのある古屋孝長、四宮成煥らが、道灌の業績を記した碑を建てた。撰文は、儒者の石島筑波。小林一茶もしばしば訪れ、『陽炎や道灌どのの物見塚』と詠んでいる。物見塚は、明治時代の鉄道敷設でなくなったが、碑は山門を入った正面に移設されて今日に至る。」

小林一茶の句碑です。「陽炎や道灌どのの物見塚」

短冊塚も有ります。

背後には、しだれ桜とハクモクレンです。

 


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