荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

江戸川球場/2018年(熱中症)

2018年07月13日 | 散文
地区予選2回戦でも満員の江戸川球場です。
真夏日です。


グラウンドではキャッチャーが足を引きずっています。
先ほどファールフライを追いかけて、足がつりました。
ベンチで10分くらい治療して出てきました。


ゲームの再開を前にピッチャーと打ち合わせする向こうで、皆が集まっています。


どうやらショートも足がつったようです。
審判も来て治療していますが、治らないようです。


とうとう担架でベンチに運ばれました。


このチームは8回にタイムリーヒットを打ったセンターの選手が、2塁ベース上で足がつりました。
その時は治療に時間が掛かって、「臨時代走」を使いました。
これで3人目の熱中症です。


スコアボードを見ます。
熱中症を起こしている後攻のチームは、先ほどやっと1点を取って追い上げ中ですが、相手チームに13安打も打たれています。
更に3個のエラーと6個の四球を出しています。
その上、相手チームに追加点を取られるピンチを何度も凌いでもいます。
つまり、圧倒的に守る時間が長いのです。


「あとストライク一つ取ったらチェンジなんだから、適当にやればいいじゃないか」との老野球ファンの声が聞こえますが、審判は治療を待ちました。
今日はあと2試合予定されていて時間が気になりますが、どちらかのチームの最後の試合ですもの、ちゃんとやらせてやりたいです。


結局3人の治療で小刻みに3回、30分くらい中断しました。
再開後、初球で三振を取ってチェンジです。
さあ、最終回の攻撃に移ります。


9回の裏です。
ランナーが3塁に居て、先ほど足がつったショートの打順ですが、空振り三振で試合終了です。




試合に負けました。
この球場では色々な青春に立ち会えます。

弱小チームなので、卒業しても、もうこれ迄のような野球はやらないと思います。
こんなに烈しい戦いの記憶を残して、高校3年生の野球生活が終わりました。

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