荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

杉山家の引越し

2014年06月01日 | 散文

ペン画の大家である杉山八郎先生の家に転居の案内が出された。
家主がこの家を取り壊すらしい。
この家には時々お邪魔して、カレンダーを買っていた。
近くの根津郵便局から友人に贈るのが年末の私的行事である。
上り込んで絵を見せて頂いた事もあった。
もう来られなくなると思うとちょっと寂しい。




先生たち夫婦は1本裏通りに引越した。
やっぱり根津を離れられないとのこと。




根津1丁目の交差点に生花が飾られていた。
杉山アートルームの開設である。




・・・、先日先生から「ペン画特別展」の案内状を頂戴した。
今回は神楽坂で行うらしい。
神楽坂界隈を描いた幾つかの作品があるので、開催場に打って付けであると思う。




昔、神楽坂の本多横丁に「常盤屋」という料亭があったらしい。
今は石合氏の邸宅になっていて、氏のご厚意でここでの開催の運びとなったとのことである。
この家は「建築登録文化財」になっているらしい。
凄い所でやるんですね。
普通絶対に入れない。民家だし。




開催日の開催時間直後に入場したのでゆっくり鑑賞することができた。
旧料亭の広間で黒檀・紫檀の柱を眺めつつ、展示されている絵画越に庭を見ながら、良く冷えた麦茶をおよばれして・・・。




さて、根津のビルの5階に紫色の幟が見える。
ここが杉山アートルームである。




ビルの構造から、お邪魔するにはインターフォンを押して鍵を開けて貰わなければならない。
気軽に入れなくなったなあ・・・。

あ、展覧会の作品の紹介が無い。
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