三郎青年が寅次郎に恋のレクチャーを受けてデートします。場所は江戸川の土手です。
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いつ丸屋根になるのだろう?
話が弾まない二人です。
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場を取り繕うとみかんを勧めますが、要らないと断られます。
話が続きません。ちょっと長いけど、寅次郎名台詞です。「今度あの子に会ったら、こんな話しをしよう、あんな話しもしよう、そう思って家を出るんだよ。いざその子前に座ると全部忘れちゃうんだ。で、ばかみたいに黙りこくってんだよ。そんなてめえの姿が情けなくって、こう涙がこぼれそうになるんだよ な。女に惚れてる男の気持ちってそんなものなんだぞ」
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土手上の草刈りを終えたばかりでした。
落としたみかんを拾ってくれます。
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三角屋根の給水塔の土手です。
改めてマドンナが寅次郎を訪ねてやって来ました。柴又駅のホームです。
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寅次郎が居ても立っても居られなくて迎えに来ています。
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腕を組んでとらやに行きます。
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駅前の再開発で随分変わりました。残ってるのはこの「三河屋」くらいです。隣りはスタバに変りました。
御前様に出会って、握った手を隠す寅次郎です。田中裕子さんの表情が抜群です。名優です。
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やがてお決まりのラストです。三郎青年の恋は寅次郎のお陰で成就しました。寅次郎は旅に出ます。去り際さくらに、「やっぱり二枚目は得だよなあ。妬けちゃうぜ」と寂しそうに笑います。