荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「男はつらいよ」第35作の撮影現場/都内各所

2023年12月18日 | 散文

次に訪れたのは、寅さんが3人で映画に行くことにしてマドンナを呼び出し、仮病を使って青年と二人っきりにする計画で、寅さんが来ない待ち合わせの場所です。京成上野駅前です。

 

現在の姿です。映画のように俯瞰できませんが、ここです。バス停も有ります。時代の経過ぶりが良く分かります。

 

次は、青年が恩師に相談に行く場面です。恩師は東京大学の教授です。

 

 

 

丁度黄葉真っ盛りの東京大学です。38年経っても東京大学は変わっていません。

 

 

 

マドンナは失業しています。写植の技術を持っていて就職面接を受けますが、採用に至りません。面接を終えて帰るマドンナです。

 

背景の凸版印刷のビルを頼りに小石川へ行きました。ここだと思いますが、建物が随分変わっています。

 

高層ビルの会社です。

 

まあ、映画から38年経過しているから無理もありません。

 

残念ながら道路工事中で、カメラの位置に行けません。この方向だと思います。工事フェンスの向こうに橋が在ります。

 

神田川に架かる中之橋です。

 

橋からカメラの方向を眺めます。あの辺から撮ったものだと思います。

隔世の感があります。

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「男はつらいよ」第35作の撮影現場/伝通院のお大

2023年12月18日 | 散文

今回のターゲットは、寅さん映画第35作「寅次郎恋愛塾」です。昭和60年のお盆映画です。マドンナは樋口可南子さん、相手役は平田満さんです。

この頃になると、寅さんは自分の恋愛成就より、若者の恋愛をフォローするストーリーです。寅さんも年を取ったから、マドンナと恋愛って訳にはいかないか?見事結びつけて、寂しく旅に出る寅次郎です。

恋愛に不器用な勉学青年に恋の成就を教えるべく呼び出します。坂道を登る青年です。

 

ここだと思います。時速20km制限の標識の位置が変わっていて、道路にも記載されています。伝通院に通じる坂道です。

 

青年は傳通院に入って行きます。

 

現在の傳通院です。全く変わってしまっています。

 

 

寅さんが、大きな墓の前で待っています。

 

 

このシーンに墓の主の名前が記載された案内板が有って、「お大の墓」と読めます。そう! 徳川家康の母親です!驚きました。大河ドラマが最終回です。

 

私、傳通院に於大の方の墓が有るのを知りませんでした。じっくり見たので、別の機会があれば紹介します。

 

 

 

冒頭から驚きの探索になりました。この映画は東京都内の映像が多く、探しがいがありました。

この話、続きます。

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