荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

漆器の町を往く

2022年06月26日 | 散文

眩しい陽射しの路地を往きます。この一角が漆器の町です。今でも製造や販売に携わっている集落です。綱敷天満宮で、「漆器で儲けた裕福だった町」と紹介しましたが、裕福だったのはこの界隈だけです。後は農村と漁村の町です。圧倒的に裕福で、この町の経済の中心だった一角を往きます。

この家も漆器屋さんでした。数年前から前回帰省したとき迄「売家」の看板が出ていました。どうなったのでしょうか?

 

綺麗な外観を保っているので、新たな住民ができたのだと思います。

 

暫く往くと「彫刻屋」です。

 

漆器の町らしい風景です。

 

そして、漆器蔵です。

 

こちらも現役の漆器屋です。

 

黒塀が有る路地です。ここまで散策していても、物音一つしません。でも生きている町です。私が子供の頃からそうでした。漆器は製造も販売も静かな商いです。そういった風情の町です。

 

この路地を往きます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜井石風呂の保養所跡のブランコ

2022年06月26日 | 散文

先程見てきた保養所跡を浜から眺めます。

 

 

 

石柱があります。頂上に凹みが有ります。鉄棒かも知れません。

 

ブランコが有ります。

 

木に登る為の綱も有ります。まだ新しく見えます。

 

夏の保養地に残された遊び場です。

 

海を眺めます。最後にこのブランコに乗った人は誰でしょう?

 

保養所の先に行ってみます。

 

ここで道が閉ざされていました。この先は国民休暇村に続く道でした。

 

引き返します。

 

大楠の姿だけが変わりません。

 

唯一の出入り口に向かいます。

 

切り通しに有った石柱を改めて眺めました。

 

切り通しを振り返ります。

過去をそっと閉じ込めたような、異空間の入り口みたいです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする