NANAOのメヒコ生活記

この歳でメキシコに住むなんて一大イベントが私の人生に用意されていたなんて、人生何が起こるかまだまだ分からん・・・

十字架の神殿

2007-03-31 10:53:25 | メキシコ生活記
パレンケ遺跡の話に戻って、今日は『十字架の神殿』の写真です。この建物はパカル王(翡翠の仮面の王ですね!)の息子、チャン・バールム王の時代に建造されたものらしいです。今後ご紹介する『太陽の神殿』『葉の十字架の神殿』も同じ時代に建てられたものだそう。

TOPの写真ですが、あの角度から見るとかなり急な階段の建物に見えますよね。確かにそうなんですが、下の写真ではもっと緩やかに見えるのはなぜ

    
この写真を見ると、ジャングルの中で長い年月気づかれなかったと言うのが良く分かる気がしますね。後ろ側が緑で覆われていますでしょ?でしょ?その事に感動して撮った一枚  結構感動しやすい性格

なんでも内部パネルの中心に十字架の図が見られることからこの名がついたらしいです。でもって、そのパネルはシティーのメキシコ国立人類学博物館にあるそうなんですが・・・先日、行った時に探したけれど(確か探したはず)、どれなのか分からなかったな


「タバコを吸う老人の浮き彫り」(これはパレンケ遺跡で撮影)
     crick 


老人がこちらを向いてタバコをふかしているのが分かりますでしょうか(横向きで、左半身が描かれています)?クリックして拡大しないと絶対に分からないので、是非crickして見てください。復元されてこんなにはっきり見えるようになったらしいです。

ところで、十字架の神殿の階段を上った場所からの眺めが最高なんです!(パレンケ遺跡記事の第一回目でTOPに使った写真あの眺めです!)宮殿や碑文の神殿、その遥か先まで広大に広がるジャングルが見渡せます。一人だったら、しばら~く石段に腰を下ろして眺めていたいところでしたが、いつもの様にそんな余裕は無く うちの相方が結構、時間を気にする方なんですよね(愚痴グチ愚痴)「早く次に行かないと時間が無いから」とか何とか言っちゃってさプリプリ。普段メキシコ時間に大いに悩まされているんだから、こういう時こそ逆手にとって、こっちもメキシコ時間になっちゃえばいいのに。。。大体、今回のツアーでは私達二人だけで他の人に気を遣うこともないんだしさ。おまけによく聞くのが、日本人だけのツアーだと皆きっちり集合時間を守ってバスに戻ってくるけれど、メキシコ人ツアー客は集合時間になっても戻って来ている人がいないとか(笑)

あ~、独りのんびり誰にも邪魔されずに遺跡で物思いに耽ってみたいっす

    

昔から鳥みたいに自由に空を飛ぶ事に憧れる私。
    

「この大空に翼を広げ 飛んでゆきたいよ~ 悲しみの無い 自由な空へ 翼 はため~か~せ~ ゆきたい~」この歌大好きなんですが、タイトルを度忘れ。何でしたっけ?

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アステカの踊り

2007-03-30 16:35:24 | メキシコ生活記


crick 



週末にチャプルテペック公園付近に行くと、沢山の出店が軒を連ね、観光客を楽しませる伝統芸能も行われています。先日ご紹介した“ボラドーレスの儀式”も必ずと言っていいほどやっています。

先週日曜に国立人類学博物館に行った際、ボラドーレスの儀式の他に“アステカの民族舞踊”も行われていました。これはソカロ付近でもよく見かける光景ですね。お香を焚いて、その周りをアステカの民族衣装を身にまとった男女が音楽にあわせて踊ります。

自分達のアイデンティティーを求めて踊るグループがいるそうですが、観光客からのチップ目当てで行われている場合も多いです。今回私達が見たのも一種のショーと化したものでした。しかし観光客から見ればこれでも十分異文化を感じられるものです

     

国立人類学博物館の目の前でやっていたのを2~3分立ち止まって眺めていたのですが、体全体を動かしながら踊る姿をみて「結構、体力使いそうだな~」と。そんなに複雑な動きがある訳ではないんですが、あの暑さの中でしょ・・・結構厳しいと思いますよ チップを貰うためだろうと何だろうと、それだけで凄いと感心しちゃいます
複雑な動きは無いと書きましたが、“力強さ”は非常に感じます。エネルギーというのかパワーというのか。でもって、あの頭の羽飾り、いつ見ても迫力があるんですよ。そばで見ると、写真で見るよりも一層大きいです。とても立派ですよ

下の写真を見てください。クリックして拡大してもらうと、羽飾りの大きさがお分かりいただけるかと思います。
    crick 


太鼓の音が結構遠くまでドンドコドンドコ響くんですよ!離れた場所にいても「何かやってるぞ」というのはすぐに分かります。

まぁ、そんな訳で休日に散歩がてらブラブラするだけでも楽しいんですが今はまさにハカランダが満開です 以前記事をUPした際は(世界三大花木~ハカランダ~)、咲いている木の方が少なかったんですが、今はその逆。日本では桜が満開になっている場所があるそうですが、こちらは桜並木ならぬハカランダ並木です
        

以前忍者さんが「ハカランダの紫色を写真では上手く出せない」というようなコメントを下さいましたが、まさにその通りだと感じます。本当にハカランダの紫色は美しいんです ところが写真を撮って見てみると、あの美しさが半減しちゃう 日本でこの記事を読んでくださっている皆さんは、私の撮影したハカランダの写真を見ていらっしゃるわけですが、実際はこの何倍も美しい紫色なんですよ 見たままをお見せできないのが残念でなりません。毎日通りを歩くたびに何本ものハカランダを目にしていますが、その都度立ち止まって見入ってしまったり、ハカランダの木を下から見上げて、花とその隙間から見える青空を楽しんでいます

下の写真は、前回のハカランダの記事「世界三大花木~ハカランダ~」で使ったTOP写真と同じ場所で撮りました。あの頃はまだチョボチョボしか咲いていなかったのが、今はこんなに満開になりました 是非見比べてみてね!
 crick


実際は写真の色よりも もっと濃い紫色なのですが、これが(私の技術では)限界。是非、クリック拡大して見て下さい。桜もいいけれど、ハカランダも本当にキレイなんですよ。

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春だ!祭りだ!フェスティバル!

2007-03-29 11:13:35 | メキシコ生活記

今日はパレンケ遺跡の話はお休みして、先週末にポランコ地区の繁華街で行われたイベントのお話。

3月24(土)・25(日)の二日に渡り『BID POLANCO FESTIVAL DE PRIMAVERAと題した春到来万歳(?)イベントが大々的に催されました。以前レストランで食事をした時にパンフを貰い、行こうと心に決めていたんですよね

ステージが2箇所設けられ、それぞれのステージで30分あるいは1時間程度の生演奏・演劇・タンゴetc.色々な団体が自分達の腕前を披露するんですが、見物料なんてものはありません。一日見ていようが一銭もかからないという、懐の寂しい人にもそうでない人にも嬉しい企画

ステージ前にはこのように沢山のイスが並べられ、人気ステージではほぼ満席状態。たまにハーゲンダッツの試食が配られたりもして、結構(色んな意味で)美味しいイベント
    

私達はメキシコ国立人類学博物館の行きと帰りにちょっと見ました。貰ったパンレットに時間・場所・演目が書かれていて、「最初はタンゴが見たい。これも見てみたい。」と考えていたのに、結局その時やっていたものをチラッと見ただけで済ませちゃった タンゴは最後の方だけ少し見られました。


タンゴの次に始まったのはお芝居。演目は・・・そう、あれです!


ドン・キホーテとサンチョ・パンサ 
    
サンチョ・パンサ役は女性でしたが、なかなか二人とも似合ってますよね。ドン・キホーテ役の人、脚ほっそ~い。羨ましい しかし演劇を楽しむほどの語学力が無い私達は、15分ほど見て国立人類学博物館へGO

このイベント、ステージ上だけでなく、近隣のレストランやカフェの前でもやっていたんです。だから、食事をしながら偶然見られた人・それを目当てにそのレストランに行って食事をした人もいるでしょうね。結局そういう所で散在しちゃう羽目になるんです。。。


小オーケストラながらも、演奏は一流。クラシック音楽が耳に心地よく、心から和んじゃいます。このオーケストラが演奏していた場所は・・・
         
    



ここです。覚えていますか?ちょっと前にご紹介した
レストランOttoの前です。パンフレットもここで食事をした日にもらいました。
       
    
春の暖かい空気に包まれて(メヒコの日中はいつも暖かい・・・いや陽射しが強すぎて焦げちゃいそう、という突っ込みは聞かない事にします)クラシックの生演奏を聞きながら食事をしたりお茶を飲んだり。消化もよさそう!?


     
ワンちゃんたちも春の気分を味わえたのかな

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王様は宇宙人!?

2007-03-27 17:13:33 | メキシコ生活記

碑文の宮殿の斜向かいにある建物が、この宮殿です。本当に宮殿だったかというと、どうやらはっきりとは分からず、単に一番立派な建物なので“王が住んでいたところではなかったのか”という推測の元に現在は「宮殿」と名付けられているみたい。
この宮殿には見所が沢山あったのですが、今日はパカル王について。パレンケ特集初回から“パカル王”の名前を何度も出しましたが、この王は7世紀にパレンケを統治。彼とその息子のチャン・バールム王の時代にパレンケは急速に成長&最盛期を迎えたそうです。

宮殿にこんなレリーフが残っています。
   
向かって右側がパカル王。その向かいの人物が彼の母親。このレリーフに描かれている場面は、母親がパカル王に王冠を渡している様子(=王位を息子に譲っている場面)を描いた物で、パカル王は双頭のジャガーに座っています。近くで見ると、もうちょっと分かりやすいのですが。
ガイドさんの話によると、パカル王以前は、代々女性がパレンケを統治していたそうです。しかしパカル王以降は男性が王位を継ぎ続けたそうで、このパカルの王位継承をきっかけに、女性支配の社会から男性支配の社会へとシステムが変化したのだとか。

さてさて、一昨日の記事で、「パカル王の墳墓には面白い話がある」と書いたのを覚えていらっしゃいますか?正確には墳墓の蓋に彫られたレリーフが興味深いんです。一昨日、山田様撮影の「王の墳墓レプリカ」(メキシコ国立人類学博物館 マヤ室)の写真を載せましたが、下記が本物のパカル王墳墓の写真。今は残念ながら立ち入り禁止で本物を見られないのですが、山田様がお写真を送って下さいました


【パカル王墳墓  パレンケ遺跡】(山田俊彦氏撮影)
  crick 
 
注目すべきは、一枚岩で造られた、重さ5トンもする蓋に描かれた図柄。

       
これがその図柄を絵にしたものですが、よー見てください。
         
    (ホームページ:ラテンアメリカ博物館より)

絵を左に90度回転させて見てみると、まるで王がロケットの様なものにまたがっているように見えませんか?結論から先に言ってしまうと、「確かにそう見えるし、宇宙人説はロマンチックだけれど、ただそう見えるだけ」らしいです。ロマンを感じた方、がっかりさせてすみません。でも実際そう信じている人もいるそうで、それはそれでロマンがあっていいと思います 遺跡内やその他土産物屋では、この図柄を描いた壁飾りなどが売られています。

この事の詳細については下記H.P.で詳しく説明されていますのでご覧下さい。描かれた図柄が実際には何を意味しているかも書かれています。

 
No.26パレンケ遺跡パイロット彫刻◆オーパーツ

 ラテンアメリカ博物館(マヤ文明最大の発見の舞台パレンケ)


もう一枚、メキシコ国立人類学博物館 マヤ室に展示されているものの写真を山田氏が送ってくださいました。またまた失敗した事に、翡翠の仮面を見た嬉しさで(本物かレプリカかは未確認ですが)舞い上がっていて気づかなかった私。。。 次回、確認せねば。

メキシコ国立人類学博物館 マヤ室に展示されている、パカル王の顔と言われているもの
(山田 俊彦氏 撮影)
      確かに写真2枚目のレリーフと顔がそっくりですね。何といっても鼻が特徴的。本当にこんな鼻の持ち主だったのかな?確かに墳墓の蓋の絵も似てるな・・・。

しかし、謎が多ければ多いほど、こんなロマン溢れる話も出てくるんですよね

そう言えば、私が昨日の記事をUPした前日に、日本のTV番組でちょうどパレンケ遺跡&翡翠の仮面を扱った番組をやっていたそうです。なんてタイムリー。見られた方はいらっしゃいますか?

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パカル王の翡翠の仮面

2007-03-26 15:35:29 | メキシコ生活記

とにかくパレンケ遺跡は見所がたくさんあったので、今後、間に別記事を挟みながら少しずつご紹介していく事に決めました 第2回目の今日は、パカル王の翡翠の仮面について。発見当時のパカル王墳墓を実物大で再現したものは、現在、国立人類学博物館のマヤ室地下に展示してあり、昨日の記事で山田俊彦氏撮影の写真をUPさせていただきました。

実は今日、急遽思い立って「国立人類学博物館」に見に行ってきましたよ!思い立ってすぐに行かれる環境にいる現在の自分をとても幸せだと感じた次第です 山田さんが撮影されたレプリカを、3度目の正直でやっと見てきましたが、(フラッシュ禁止なので)とても山田さんの写真のようにはっきりと写せませんでした しかしそれ以外はバッチリ


パカル王は、こんな状態で埋葬されたそうです。しかしながら、この写真の“翡翠の仮面”が本物かどうかがよく分かりません。どなたか知っている方はいらっしゃいますか?

(国立人類学博物館 マヤ室)
          

もそっとUPで見たい方はcrick 
 

でもって、下の写真は1977年に山田さんが撮影した本物の翡翠の仮面
        (山田俊彦氏 撮影)
山田さんからのコメント
「添付の翡翠の仮面は77年単体で展示されていた時代に撮ったものです。
85年に盗難にあって大騒ぎとなりましたが幸いに4年半後に発見されました。」

仮面について以下、
ガイドブック「国立人類学博物館 日本語版」より引用
『パレンケの(注1)碑銘の神殿内王墓から出土した「翡翠の仮面」。死者の顔に塗った漆喰の上に直接翡翠の断片をモザイク状に張合わせたものと考えられている。発見当時バラバラであったものを復元した仮面。』

(注1)地球の歩き方では「碑文の神殿」と訳されています。


パカル王の墳墓が発見された“碑文の神殿
”(パレンケ遺跡)
        


その他副葬品。ニュージーランドに行った時も沢山の翡翠を目にしましたが、ここメヒコでも副葬品の多くは翡翠です。(ちなみに主人の実家は新潟の糸魚川で、ここも翡翠で有名)

(国立人類学博物館 マヤ室)
      
      
同じ翡翠でも、色の濃いものから薄い物まで様々です。

今日はパレンケ遺跡の写真よりも、国立人類学博物館の写真の方が多かったですが、実際にその遺跡を訪れた後に見に行くと、実に感慨深いです!思い立ったらすぐ行かれる環境を存分に活かして、これからも何度も通おうと決意した私でした

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ジャングルで眠り続けていた遺跡~パレンケ遺跡~

2007-03-25 16:38:07 | メキシコ生活記

800年間もの間、誰にもその存在を知られずにいたパレンケ遺跡。鬱蒼と茂る熱帯雨林に囲まれた遺跡群の眺めは、太古の時代を彷彿させる素晴らしいものでした

ホテル内にある旅行代理店にツアーを申し込んだのですが、当日の参加者はなんと私達2人だけ。翌日はメキシコ人団体さんがたくさん参加したそうですが。2人だけだと、何かと融通が利いて便利と言えば便利かな 遺跡入り口からは、ガイドさん(英語とスペイン語から選べる。私達は英語のガイドさんをお願いしました)と一緒に遺跡巡り。めちゃくちゃ広大な敷地で、ガイドさん曰く、全てを見ようと思ったら(多分、未発掘地域を含める)2日はかかるとか そんなん無理に決まっているので、メイン地帯を2時間で回ります。ちなみに、この遺跡は世界文化遺産に登録されています。

主な見所は「碑文の神殿」「頭蓋骨の神殿」「宮殿」「十字架の神殿」「太陽の神殿」「葉の十字架の神殿」。

【碑文の神殿】69段の急な階段の上には5つの部屋があるが、現在は立ち入り禁止。 
     
ガイドさんの話を思い出しながら書きますが(間違っていたら訂正してくださいね)、何でも、69という数字はパカル王がパレンケを統治した年数。彼が王になったのが20歳の時なので・・・なんと、89歳まで生きたという長寿王 (←これに関してはガイドブックと相違があります・・・)
そして、この神殿の地下から“パカル王の墳墓”が発見され、これはメキシコ考古学史上最大の発見のひとつなんだそうです。翡翠の仮面がかぶせられたパカル王の写真は何度か見たことがあります。以前、立ち入りが可能だった時は実際に見られてたそうですが、今は出来ないので写真で我慢。すごく残念 忍者さんが行かれたときはまだ立ち入り可能だったそうで、貴重なお写真を何枚か送っていただきました。

追記訂正:下記の写真はメキシコ国立人類学博物館に展示してあるレプリカだそうです。私の早とちりですみません
本物(石棺のみ)の写真も送っていただきましたので、明日UPします。
撮影:山田 俊彦 氏(メキシコ国立人類学博物館のレプリカ)
     crick 
   
この石棺の蓋には面白い話があるんですが、長くなるのでまた後日。
シティーの国立人類学博物館にレプリカがあり(上の写真がそれ)
、埋葬品のみ博物館のマヤ室に展示されているそうです(この埋葬品は本物)。実は、私は2回も国立人類学博物館に行っているのに、なぜかこのレプリカにお目にかかれていないんです。いつも見たいと思っているのに、帰ってきてガイドブックを見ていると、「そういえば、これ見なかったな」と気づく 次回は絶対に見るぞ~!

    
       
こんな感じで、本当にジャングルの中。よく見つけたなぁ

発見時はかなり保存状態が良かったらしいのですが、その後、スペイン人調査団の略奪や失火によって多くの装飾壁やマヤ文字の石板などが失われたそうです。なんたること 許されまじき行為ですぞ

先程、広大な敷地と書きましたが、パレンケの建物は500棟以上あるんだとか。でも現在発掘、修復されているのはその一部だそうで、まだまだこれからが楽しみな遺跡です

『都市が放棄された理由も不明だし、車輪が存在しなかったのに巨大なピラミッドが建設できた方法も解明されていない』
(地球の歩き方’04~’05 より引用)


見事なマヤアーチの向こうに見える景色も、やはり熱帯雨林。斜めに反り返った天井上部はどうやって造ったんだろう
        

明日からパレンケ遺跡の写真をバンバン載せちゃいます!興味のある方は(そうでない方も)お楽しみに

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こんな私もあの頃は・・・

2007-03-24 17:06:23 | メキシコ生活記

LA VENTA公園特集も今日で最後です。動物園と言いながら、私のブログでは大半が鳥の写真になってしまったわけですが、ある事を思い出しました。

「わぁ、可愛い」だとか「キレイ~」だとか申しておりますが、正直に言いますと、鳥の足と目が結構怖かったりします。目が可愛い鳥もいますけどね。足に関しては、ひれの付いていない、何というか・・・爪だけの足、あれが苦手でして。。。

小さい時からお婆ちゃん子だった私。しょっちゅう、しょっちゅう泊まりに行っておりました。父方の祖父母宅も母方の祖父母宅も、チャリで15分位なのでとっても近いんです。で、泊まりに行くと、一番広い和室で“川の字”になって眠るのがお決まりでしたが、その部屋には私を怖がらせるものが・・・。




           ツガイの雉の剥製



正確に言うと、「剥製の目&目の周辺」と「足&爪」


     

昼間はなぜかそれ程気にならないのですが、夜暗くなるとだんだん怖くなってきて仕方が無い。で、どう対応していたかというと、眠る前には必ず剥製に風呂敷をかけてもらっていたんです。そこに存在していても、鳥あえず・・・いえ、とりあえず見えなければ大丈夫だったんですね~。

結構小生意気なガキンチョだったので、ゴレンジャーショー(歳バレバレ)を見に行っても「どうせ、あれは作り話だし、このショーに出てるヒーローだってTVに出てる人じゃない。なのになんで周りの子達はあんなに熱心に応援してるんだろう。みんな、まさか本物だと信じてるの?」←こんな嫌なガキでした
更に、私の記憶している限りサンタクロースを信じた事など一度もなかったな。。。

     

そんなスレた(?)子供の私でも、“鳥の剥製”が怖いなんて・・・プププ、今思うと私にも可愛らしい面があったんだなぁ、と思ってしまう。さすがに昔ほどでは無いけれど、やっぱり今でもちょっと苦手。例えば上の写真のペリカン、、、横を向いているときは「あー、ペリカンだよ~~」なんて はしゃいでいても・・・

     
『うお~、こっち見てるよ。なんか敵意に満ちた目つきしてる・・・(と、内心ビビリまくり)』あれで羽を広げて追いかけられでもしたら、まるで殺人鬼に追われているかのように必死で逃げますよ、ホント
2枚目の写真のペリカン(?)の目と口ばしにも結構びびっていたのです(そんなそぶりは全く見せずに)。


そんな昔話を思い出しながら、鳥の楽園を後にして・・・ワニ。水に大の字で(尻尾があるから、大の字とチョイ違うか・・・)浸かっているヤツがちょい可愛い。しかし、遠くからだからそんな悠長な発言も可能
     


鳥たちと比べると、なんとも優しい瞳をしていらっしゃること
     


金網にピントがあってしまったのが残念なのだけれど、この子はどうしても撮りたかった だって、この顔、なんとも言えず可愛らしくありませんか?カメラを向けるとじ~っとこっちを見ていました。向こうからしたら“人間観察”している気分でしょうかね。
    
他にもブラックジャガー(かどうかは不明だけれど)みたいのもいたけれど、やっぱり暇そ~にこっちを見ておりました。うん、間違いなく暇なんだろうな。それとも、彼らみたいな動物は“暇”という感覚はないのかしらん。うちのワンコ達は間違いなくその感覚があるみたいで、遊んでやらないと「ふてくされポーズ&ふてた目」で見上げますけど・・・

まだまだ旅行記は続きます!

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空を見上げる猿

2007-03-23 12:40:14 | メキシコ生活記
こちらがその像です。実際にこんな風に空を見上げていた猿がいたのでしょうか。それとも想像で造ったのでしょうか。今となっては誰にもわかりませんが、私にはど~もこのポーズが艶めかしく見えちゃうんですよ あるいは「髪の毛についたシャンプーをシャワーで洗い流している場面」とか・・・ もう、しょうもない発想ばっかり浮かんできちゃって。頭の部分がなんだかプチリーゼントっぽく見えちゃうから?

正面から見ると、尚の事  “艶めかしや、艶めかしや”
        


今度の写真は『王の石碑』らしいんですが、最初に見た時、手に持っているものがエレキギターに見えちゃいました ん~な訳無いっちゅーに、まったく私の頭の中はどうなっちゃっているんでしょうかね。とか言いつつも、そんな変な想像力を密かに楽しんでたりするんですが
         

この『空を見上げる猿』『王の石碑』、それに一昨日の記事で写真を載せた『若き戦士』『巨石人頭像No.1』は、ガイドブックに“おもな見どころ”として紹介されていました。記事を書いた人の独断と偏見なのか、あるいはどこでもそう言われているのかは不明。『巨石人頭像No.1』は一番の目玉ですから分かりますけれど。

個人的にちょっと気になったのはこちら。
        
『お婆さんのモニュメント』です。お婆さんに見えるかどうかは別として、なんだか“ちょこん”とこじんまり座っている様がなんともいえず気に入りました 見れば見るほど愛嬌があって、惹かれるものを感じてきます。手に持っている筒状のものが何なのか気なるところ。


撮ってきた石碑&石像の写真を全て載せちゃいますが、下の写真は『子供の祭壇』
     

こんな風に横にも絵が彫られているんです。これは結構はっきり残っていますね。ほとんど消えかかっている石碑もあります。
     


     
これは何だと思いますか?


お墓なんだそうです。それにしても長~い石を積み重ねたり立てかけたり・・・。石を繋ぎ合わせたりはしていないので、超巨大な石から造ったって事?ですよね??1本あたりの重さは結構なものだと思うのですが、天井部分にはどうやって持ち上げたんだろう。もう、不思議が一杯 【世界不思議○見!】で取り上げてくれないかしらん

33個もある石碑や石像を全て撮ってもね・・・と思い、気になったものしか撮らなかったので、じつはこれが最後の写真です。え~っと、これは『GOVERNOR』。って事は統治者・支配者って事ですよね。
    
これも保存状態が良いので、こんな格好をしていたんだ~とよく分かります。座るときはあぐらだったんだ~・・・ってな事まで(笑)

園内は結構広いので、蒸し暑い中を全てじっくり見ようとしたらかなり疲れますね 私達は興味を惹かれたものだけ(ちょっと)じっくり、後はパパパ~っと見て通り過ぎるだけでしたが、歩き回って疲れました。蒸し暑いというのが影響するんでしょうね。乾燥しているシティーにずっといると、だんだん蒸し暑さに弱くなってきます。いつぞやまた経験する、あの日本の夏を生き延びられるか不安

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カ○リオ~♪な彼ら

2007-03-22 11:35:29 | メキシコ生活記
昨日に引き続きLA VENTA公園の話題ですが、2日続けて石碑や石像の写真Onlyでもなんだな、、、と思い、本日は動物園。と言っても今日は鳥・鳥・鳥です。園内にドーム状の鳥の楽園(勝手に命名)があり、そこには様々な種類の鳥たちが自由に放たれています。ペリカンもオウムもその他いろいろ。人間に慣れているのか、近くによっても逃げないので、撮影する側にとっては嬉しい限り

本当にたくさんの種類の鳥がいたのですが、今日はタイトル通り【カ○リオ~】な彼らの写真のみ。一応○で消してみましたが、分かりますよね?そう、EPSONから発売されているアレです。なぜそんなタイトルを付けたかというと、下の写真のオウムを見た瞬間にあのフレーズが頭に浮かんできたから。だって、まさにそんな感じじゃありませんか?

        
左足が可愛い なんだか「写真はちょっと困るんですよねー。あ、顔は写さないでくれます!」とか言われている気分。

そんな事を言われても(言われてない)、キレイすぎるから撮っちゃいますよ。もうピッタリ張り付いてパパラッチ状態。

  crick 
 確かに子供の頃からこういう場所で、カラフルな鳥を見ると「きれいだね」なんて言っておりましたが、最近「本当になんて美しいんだろう」と惚れ惚れと眺め続けてしまいます。着色した訳でもなく、生まれた時から自然にこの色。素晴らしい。そんな風に心から感じられるようになったのは、成長した証拠


鳥には詳しく無いので名前まで分かりませんが、羽のグリーンが何とも言えず深い味わ・・・もとい、深い色合い 羽を広げた姿を見てみたかったな。
     


そして何といっても彼!!王者の風格を漂わせながら私達の斜め前方を闊歩していきました。
    

    
こんなに間近でじっくりと見たのは、もしや初めてかも。上半身の青・そしてグラデーション、本当に美しい いつまでも見ていたい衝動に駆られた位、「魅せられて、あぁ魅せられて
 
今回の旅行記後半に、もっとたくさんの孔雀の写真を載せる予定です。本当に仕切りも無く、間近で見られたこの幸せ 
人間はお化粧したり(私もしてますけどね、社会の迷惑にならないように)、大枚はたいて着飾ったり、果てはプチ整形だの豊胸手術だのって・・・
今回の「自然ふれあい紀行」では、ありのままが一番素晴らしい!という事を教えてもらった気がしました。

なんちゃって、これからもお化粧しちゃう私です←あくまでも、社会の迷惑にならない為


昨日の記事で、忍者さんから『夜照明された公園に行かれましたか?人っ子一人居ない暗闇に石像だけが浮かび上がって幻想的です』というコメントをいただきました。この夜間照明のショー、やっていたんですが「別にこれは見なくてもいいよね」と行かなかったんです。今更ながら「行っとけばよかった~、くぅ~~~」と悔やまれました。亀さんが管理人の
「メヒコのちっちゃい広場」の下記ページに、ライトアップされた遺跡の写真を忍者さんが載せて下さっていますので、是非覗いてみてください。写真を見て、またまた「行けばよかったーーーーー」と地団太を踏んだ私です。

LA VENTA公園(ライトアップ写真)へGO!     

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この顔に見覚えありませんか?

2007-03-21 15:38:14 | メキシコ生活記

ドド~ンと置かれた巨大な頭。きっと見覚えがある人も多いはず。「あ、友達の○○君に似てる!」と大笑いする人も多いみたいですが(笑)

これはLA VENTA(ラ・ベンタ)公園の一番の目玉、「巨石人頭像No.1」。“No.1”というのはどういう事かというと、こういった巨石人頭像がゴロゴロ発見されて、LA VENTA公園内だけでも沢山展示されているからなんです。キレイに顔立ちが残っているものは少ないから貴重ですね。説明書のタイトルは『戦士』でした。

1925年、ビジャエルモッサの西130kmの場所にあるLA VENTA遺跡(オルメカ文明の中心地だった)から数々の出土品が発見されたそうで、その発掘品をこの公園で展示してあるというわけ。順路に沿ってジャングルの様な公園内を回って行くという、ちょっと面白い造りの公園。


【入り口はこんな感じ】
    

TOP写真の人頭像、縦・横・高さが全て2m以上あります。重さはなんと20トン以上だとか

『紀元前1200年~紀元前400年にかけて造られた巨石人頭像は、アフリカ系黒人に似ていてとても興味深い。オルメカとはアステカ語でゴムの国の人という意味なので、ゴムが採れる熱帯地方からの渡来人とも推測できる。』 (地球の歩き方’04~’05 より引用)

イースター島の長細~い顔の石像もそうですが、何のためにこんなに沢山造ったんでしょうね。不思議なり


これは猿?ちょっとゴリラに似てるけど。←もし人だったらかなり失礼な発言
      

園内には全部で33個の石碑や石像があり、更にちょっとした動物園も併設されていて子供でも楽しめます。33個の石碑や石像にはそれぞれ順路番号と説明書(スペイン語と英語)があるんですが、全ての説明書を見る気力はないので(日本語ならまだねぇ・・・)とりあえず名前だけ見たり、それすら飛ばしたり。

こちらは【若者の戦士】という名前
     

でもって、こっちが【年老いた戦士】
考古学者はどこで若者か年寄りかを判断したんでしょう
     
説明書をじっくりちゃんと読めば書いてあったかも知れないんですが・・・一応、説明書も主要なものだけ写真に収めてきたので、気力のある時に拡大して読んでみます。いつの日か分かったらお伝えしますが、期待せずに待っていて下さいな、ハハ


タイトルは考古学者か誰かがつけたんだと思いますが、下の出土品のタイトルは何だと思いますか?大体からして「これ何なの?」と思われる方が大半ではないかと・・・
        

正解は【未完成の顔】でした。そのまんま?

どこがどうやって顔になってるの?という方は、下の写真をご覧下さい。

      
こういう事らしいです。イラストを見るとイメージが掴めますよね。しかし【未完成の顔】って、あまりにもそのまんますぎるネーミングではないかと・・・

可愛らしい動物や、鳥、その他出土品なども明日以降ご紹介しますので、お楽しみに!

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ビジャエルモッサから戻ってきました!

2007-03-20 13:56:47 | メキシコ生活記

メヒコは3連休だったので、Villahermosa(ビジャエルモッサ)に旅行してきました。ビジャエルモッサと言えば“あるもの”で有名なのですが、それはまたあ・し・た←かなりもったいぶる
その“あるもの”以外にもパレンケ遺跡やシウダ・デル・カルメン(亀さんの住まれているところです!)などなど、興味深いものを沢山見てまいりましたので、今日からまた徐々にお伝えしていきます
(今回の旅を一言で表すなら『自然とのふれ合い旅』と言ったところかな)お楽しみ


TOP写真の標識を見てもらっても分かるように、ここビジャエルモッサ(「美しい町」という意味)はタバスコ州にあり、その州都でもあります。そう、日本でも有名な、あの【タバスコ】の『タバスコ州』です。昔プロレス修行でメヒコに来たアントニオ猪木がタバスコを持ち帰り、それ以降日本でタバスコが広まったそうですね。猪木が持ち帰った物が別の物だったら、今の日本のスーパーやコンビにあるのはタバスコではなくて別の物だったかと思うと「なんだか凄いなぁ」と思ってしまう私です。

今日はサックリサクサクと町並の写真をご覧下さい。
  

非常にラグーンの多い町で、ここもそのひとつ(ホテルの近く)
【主人撮影】
      

crick 
 見た目も美しいカテドラル【これまた主人撮影】

シティーと違い、湿気があるため、一日が終わる頃には体がベタベタ 久しぶりにこの感覚を味わいました。もっとも日本の夏に比べればかわいいもんですけれどね。

さて、町並と言ってもグアナファトの様なコロニアルな感じではなく、近代的な雰囲気。中心部をほんのちょこっと抜け出ただけで、あとはひたすら緑・緑・緑が一面に広がります。 
なので、グアナファトやタスコ等、今までご紹介してきたような町並の写真ではなく、目に付いて撮ったものをしていきます。今日はまず “さわり” といったところかな。


ソナ・ルス地区(中心部)にあった州関係の建物。青空に白が映えて綺麗でした。   
     


下もソナ・ルス地域で撮った一枚。像の後ろには水が流れていて、なかなかGOODな雰囲気
        
繁華街なので、たくさんのお店や人で大賑わい 週末だった事もあり、公園ではステージの準備中でした。マリンバが盛んで、週末には楽団の演奏や、それに合わせた民族舞踊が上演されると言うから、もしかしたらそれだったかも!? しかしこの日(土曜日)はパレンケ遺跡に行って疲れていたので、繁華街をサササ~と見て終了。今から思うともったいなかった でも、本当にマリンバの演奏用ステージだったかは不明だけどね


上の写真のすぐ真向かいにあった噴水。きっと有名な人に違いないんだろうけれど、分からず。。。勉強不足なり
        

今回は飛行機で行ったのですが、なんと1時間15分で着いちゃいます!はやっ
一等バスだと、値段は安いですが10時間~14時間もかかってしまう場所に、たったの1時間15分。やはり飛行機は早いなぁ

さてさて、明日からビジャエルモッサ・パレンケ遺跡・シウダ・デル・カルメンetc.盛り沢山でお届けします。お楽しみに~~

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私のお気に入りの発掘品

2007-03-16 16:45:15 | メキシコ生活記

久しぶりに国立人類学博物館の展示品から。ものすごい数の発掘品が展示されているので、全部は覚えきれないですが、写真を撮った中で「これって、なんだかとても気に入っている」という品をいくつか。

まずTOP写真の壷。星と線で装飾された模様が何とも言えずお気に入り 
可愛らしいいと思いませんか?
お家にひとつ欲しいなぁ・・・なんてね。


これは全て貝殻で出来た鎧?かな。色合いとデザインが気に入っています。お揃いの首飾りまであるところがまたまたGOOD 実際に使用されていたのかどうかは不明です。以前購入したガイドブック「メキシコ国立人類学博物館 日本語版」には、これについては全く載っていませんでした
        

こっちの方はちゃんと載っていましたよ。

  (本物:オアハカ室に展示されています)
       
『モンテ・アルバン(オアハカ州)のある渓谷地帯には、極めて特殊な粘土層が堆積していた。この作品は、この地で採取された粘土で造られた非常に大きな「ジャガー神(都市サポテカの象徴)の壷」である。』  
(『』内は メキシコ国立人類学博物館 日本語版 より引用)


   (こちらはレプリカ)
       

壷なんですね~ こんな可愛らしい壷、やっぱりお家にひとつ欲しい。首のマフラーみたいなのがまた可愛らしさ抜群なんですよね。本当はマフラーじゃなくて、何か大切な意味があるんでしょうけれど


こちらは(変な角度で撮っちゃいましたが)多分、犬。ちょっと忠犬ハチ公みたいで気になる存在。
         


crick  これは本状になっていて、当時の服装などが手書きで描かれています。しかもちゃんと色付き。是非拡大クリックしてみてください。結構楽しいです
展示品なので手を触れられない為仕方ないのですが、他のページも気になる気になる~~

今回の記事、最後の写真は・・・可愛いかどうか私は疑問なのですが、日本から遊びに来た友人が「これって、ソンブレロを模ってるんだよ!絶対にそうだって うわ~可愛い ここに座って写真を撮ろうよ」と言い出した2階フロアの廊下にあるイス。


      
別に可愛らしくないとは言いませんが、“ソンブレロを模っている”というのは考えすぎじゃ・・・と、私は思うんですが、皆さんはどう思います?
敢えて言うなら、このツルツル感が私は好き


明日から数日ブログをお休みします!コメント返しがちょっと遅れますが、ちゃんとお返事しますので待っていて下さいね

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赤っ恥だよ人生は

2007-03-15 16:54:16 | メキシコ生活記

そろそろマンゴーがたくさん出回り始めてきました スイカやパパイヤが一年中あるもんだから、てっきりマンゴーも“一年中あるもの”というイメージだったんですが、一応季節ものらしく、冬場は殆どみかけませんでした。日本にいた頃にはマンゴーの種類などほとんど知りませんでしたが、こちらにきてから「こんなにいろんな種類があるんだ~」と感心したものです。マンゴーの種類とその写真に関しては2006年7月14日の記事「マゴ マゴ マンゴー」でご紹介していますので、ご参照ください。

数あるマンゴーの中でも私が一番好きなのがマンゴーパライソ(TOP写真)。これ、結構、大きいんですよ。どの位かというと・・・

     
片手で一個、やっともてる位。重さもずっしり。もちろん種類によって味が多少なりとも異なるんですが、このパライソは、え~っと・・・とにかく甘い(笑)いや、もうそれ以外に表現の仕方がみつからないんで

え?何が赤っ恥かって? ・・・そうなんですよ、聞いて下さい~
本日ピラテス教室の帰りにスーパーに寄った私。ジャガイモとマッシュルームの缶詰が欲しかっただけなので、お財布に120ペソ(約1200円)しか入っていないけれど十分だな、と思っておりました。これでいつも失敗するんですけどね。つい「まだ余裕があるからこれも買っとこうかな。あ、これも。」とカートにボンボンいれちゃうんです。もちろん「これが○○ペソで、これが○ペソ・・・合計○○ペソ位かな」と計算はしますよ。ええ、それ位は抜かりなくやりまっせ。でもなぜか、自分の計算よりも大幅にOverしている事の方が多いんですな


今日見つけてしまったのはこちら
    
     
お、おぉ!これは“えのき”じゃあ~りませんか前回“しめじ”を購入した際、「“えのき”だけは絶対に手に入らないだろうな」と思っていた矢先の出会い。私の目の前で眩く光り輝く え・の・き
        
発売しているのは“しめじ”と同じ会社。“しめじ”もまたありました。しかも2種類。一つは前回私が買ったものと同じで、笠の部分が薄茶色のもので『SHIMEJI CAFE』と書かれており、もう一つは真っ白で『SHIMEJI BLANCO(“白”という意味)』とラベルが貼られておりました。

値段を見ると「23.3ペソ(約230円)」これなら120ペソでまだ足りる!と“しめじ”と“えのき”をカートに入れてルンルンとレジへ その他もろもろカートに入れて合計6点。ちょっぴりドキドキしながら、しかしある種の確信(←どこからくるんじゃ)をもって「さー、しめて・・・183ペソ・・・え~」またやっちゃった。こうなると人間プチパニック 値段の高い物からキャンセルしていけばいいものを、恥ずかしさも手伝って、とにかく目に留まった品から(これが大した金額じゃなかったりする)キャンセル。大した金額じゃないからまだ足りなくて、これもキャンセル、まだ足りず、これもキャンセル・・・めちゃくちゃ恥ずかしい
結局6品中、手元に残ったのは牛乳とえのきOnly。後でレシートを見たら、ENOKIとSHIMEJIがそれぞれ72ペソえ?確か棚の値札には23.3ペソって書いてあったはずなのに・・・。どうりで金額が全然違うはずだわさ。おまけに72ペソ(約700円)って、高っ!日本のスーパーなら一袋100円で買えるから、7倍ですか!!!!ほぎゃ~~!!!!!!
前回、しめじで料理に失敗したのが更に悔やまれる。これからは「ど~しても、7倍の価格を払ってもこれが食べたいのよぉおおおお!」という時だけにします。


ちゃんとINOKI・・・じゃなくて、ENOKIと書かれています!
      
私の後ろには長蛇の列。おまけに後ろにいた小さい女の子が、私が「これもキャンセル。これも、これも」と言うのを聞いていたのか、「Esto,esto,esto・・・(これも、これも、これも)」と真似してる(もしかしたら被害妄想かもしれないが) お姉さんはパニックでしかも恥ずかしいんだから、止めを刺すのはやめて~

メヒコでは食料品は安い、とナメテかかって私の様な羽目にならないようにしませう&(もしかしたら私の勘違いかもしれないけれど)値札の金額にはご用心ください。


おまけ
     
メヒコのさつまいもはこんな感じ。日本のよりも巨大なうえ、見た目がぶちゃいく&皮がかたい。おまけに傷みやすい。日本の“お肌つ~るつる”のさつまいもが恋しいよぉ

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振り返れば、ピンク

2007-03-14 16:14:18 | メキシコ生活記
全部記事を書いて、後は投稿するのみ!という瞬間に、ちょっとした操作ミスで全部消えちゃいました ものすごいショック。以前も書きましたが、ここの所PCの調子がおかしいことが多いので、記事もなるべくコピーをとって保険をかけてるんですが、今回はかけていませんでした。がっくり 今日記事を消してしまったのは自業自得なんですが、PCの調子が悪い(なかなか画面が切り替わらなかったりする)は、PCのせいなのか電波のせいなのか。TVもどしゃぶりだと電波が乱れてNHKがしばらく見られなくなったりしますからね~、PCというよりは電波そのものに問題があるのではないかと思っていますが、なんにしても不便。

気を取り直して

ヴァジェ・デ・ブラボでの散策を終えた後、本来の目的である昼食をとる為レストランへ。事前の下調べも何も出来ない状況だったので、適当に良さげなお店へ。お店の名前は“PARAISO”。その名も“楽園”という素敵なネーミング。お料理も美味しく、店員さんも親切で「う~ん、まさにPARAISO
テーブルにはキュウリとヒカマのスライス・チチャロンなど。チチャロンはスーパーで売っているようなものとは全く違い、“高級チチャロン”という感じがしましたよ(笑)

そうだ、ひとつだけ選ぶポイントになった点がありました。湖が見えるレストラン。湖の美しい町に来たからには絶対にハズしたらいけないポイントでしょう。

     
絶景なり、絶景なり
しかし「キレイだね~」などと呟く一方で、「早く料理が来ないと集合時間に間に合わないよぉ」と、内心ハラハラドキドキしていたのでした


このレストラン、1階が土産物屋で2、3階がレストランスペースなんですが、私達は2階席をチョイス。席についてふと後ろを見ると・・・





素晴らしいまでの“ピンクと白”のコラボ

   
真っ青な空、青く煌く湖、サンサンと降り注ぐ太陽、そこに眩しいまでに映える白とピンク。

この色調は、祝いの宴に間違いなし!結婚式の披露宴かな?湖の見えるレストランでお祝いなんて、ちょとちょっと素敵じゃない。。。なんて最初は思いました。しかし天井からの飾りに風船をチョイスするのはいかなもんか しかもメヒコでは普通、夕方に式を挙げ、その後は夜中まで飲めや踊れやのドンチャン騒ぎだと聞いているのだが、まだ真昼間。おまけにテーブルの上には前菜が既にサーヴされており、まもなく始まる雰囲気。

あ、もしやさっきカテドラルで見た“洗礼の儀式”のお祝いでは!?

そのうち2人、3人と集まり始めましたよ。やはり服装を見てもドレスじゃない。結婚式ならばドレスのはずなのに、ごくふつ~のスーツだったり、なかにはジーンズの人まで。やはり結婚式の披露宴じゃあなさそうです。そう思えば天井の風船にも納得がいったりして。

         
今回改めて気づいた事は、「メキシコ人はイベントに風船を飾るのが好きだなぁ」という事。子供の日や母の日に、ファミレスの入り口にたくさんの風船が飾られていたのを思い出しましたよ。「気づかなかった」という方は、次回のイベントの際に注意して見て下さい。間違いなくあります、風船が(笑)
上の写真をよく見て気づいたのですが、風船の大きさがまちまち。なんともおおらかなメヒコらしいと言うか。ご愛嬌、ご愛嬌

どんな風に宴が始まるのか見てみたかったのだけれど、集合時間が刻々と迫っていたので残念無念、見られませんでした 集合時間5分前にやっとお勘定を済ませ、なんとか間に合った私達。美味しい料理も、味わうというより駆け込んで食べる羽目になってしまった。ふぅ

ツアーは便利なのだけれど、マイペースでいけないところがデメリットですね。

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未来の星がこの中に!?

2007-03-13 12:27:33 | メキシコ生活記
メヒコと言えば、何を置いてもサッカー・サッカー・サッカーでしょう。どこのレストランに行っても“サッカーの試合を観戦できるように”何台ものTVが設置され、レストランの入り口には対戦表が貼られ、とにかくサッカーづくし。日本では野球少年とサッカー少年の両方を見ることが出来ますが、メヒコでは野球少年を見かけたことすらないですな しかし皆さんもご存知の通り、メヒコの野球チームがあることはあります。そのお陰で、日本が世界大会(でしたっけ?)で優勝できたんですものね

クルス・ロハと言えば赤十字ですが、クルス・アスル(あえて訳すなら青十字)はサッカーチームの一つです。以前、主人の歯医者に付き合ってデル・ヴァジェ方面に行った際に初めてスタジアムを見ました。ちょうど試合のある日らしく、競技場の周囲はファンや警備員、ファン目当ての出店で賑わっていましたよ。
    
メヒコのサッカーチームは18チーム(2002年現在の数字なので、間違っていたら亀さん訂正願います!)それぞれ正式チーム名とは別に通称を持っていて、クルスアスルの場合は“セメンテロス”(クルスアスルがセメント屋さんだからでしょうか)。所在地は当然メキシコシティー。このほかにメキシコシティーを所在地とするチームには“アメリカ”、“UNAMU”、“ネカクサ”、“アトランテ”があります。しかし日本においてさえスポーツ音痴の私 メヒコのサッカーチームやその他詳細についてはまったく分からないので、ボロが出ないうちにやめておきます
 
    
当然私はどこのファンという事も無いわけですが、これだけグッズが売られていると「記念になにか買いたいなぁ~」という気分になっちゃいます。同じグッズやシャツを売るお店が軒を連ねているけれど、商売敵がこれだけ多くてどれだけ売り上げがあるのやら。お腹を空かしたファンの為に屋台も出ていましたね

まあ、これだけサッカー大好きなお国柄。将来、サッカー選手になるんだと大きな夢を抱いた少年達も山程いるわけで そんな少年達の試合を先日バスの車窓から見ることが出来ました。走るバスの中からずーっと見ていたのですが、何チーム試合をやっているんだろう、と思わず数えたくなっちゃうほどたくさんのチームが試合をしていましたよ
いつかこの中から未来のスター選手が現れるのか

          crick  


      crick  

私の弟も小学校の時からずっとサッカーをやっていたのを思い出しました。日曜ごとにどこかのチームと対戦して、親たちは(傍からみていると思わずこっちが引いちゃうほどの)熱狂的な応援。おかげでそれまでサッカーのルールすら知らなかった両親も、今ではTV中継がやっていると、しっかり理解して観戦しているから(笑)凄い 我が家で今一歩ルールが分かるような分からないような・・・という人間は私だけです。勉強しまっす

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