800年間もの間、誰にもその存在を知られずにいたパレンケ遺跡。鬱蒼と茂る熱帯雨林に囲まれた遺跡群の眺めは、太古の時代を彷彿させる素晴らしいものでした
ホテル内にある旅行代理店にツアーを申し込んだのですが、当日の参加者はなんと私達2人だけ。翌日はメキシコ人団体さんがたくさん参加したそうですが。2人だけだと、何かと融通が利いて便利と言えば便利かな 遺跡入り口からは、ガイドさん(英語とスペイン語から選べる。私達は英語のガイドさんをお願いしました)と一緒に遺跡巡り。めちゃくちゃ広大な敷地で、ガイドさん曰く、全てを見ようと思ったら(多分、未発掘地域を含める)2日はかかるとか そんなん無理に決まっているので、メイン地帯を2時間で回ります。ちなみに、この遺跡は世界文化遺産に登録されています。
主な見所は「碑文の神殿」「頭蓋骨の神殿」「宮殿」「十字架の神殿」「太陽の神殿」「葉の十字架の神殿」。
【碑文の神殿】69段の急な階段の上には5つの部屋があるが、現在は立ち入り禁止。
ガイドさんの話を思い出しながら書きますが(間違っていたら訂正してくださいね)、何でも、69という数字はパカル王がパレンケを統治した年数。彼が王になったのが20歳の時なので・・・なんと、89歳まで生きたという長寿王 (←これに関してはガイドブックと相違があります・・・)
そして、この神殿の地下から“パカル王の墳墓”が発見され、これはメキシコ考古学史上最大の発見のひとつなんだそうです。翡翠の仮面がかぶせられたパカル王の写真は何度か見たことがあります。以前、立ち入りが可能だった時は実際に見られてたそうですが、今は出来ないので写真で我慢。すごく残念 忍者さんが行かれたときはまだ立ち入り可能だったそうで、貴重なお写真を何枚か送っていただきました。
追記訂正:下記の写真はメキシコ国立人類学博物館に展示してあるレプリカだそうです。私の早とちりですみません
本物(石棺のみ)の写真も送っていただきましたので、明日UPします。
撮影:山田 俊彦 氏(メキシコ国立人類学博物館のレプリカ)
crick
この石棺の蓋には面白い話があるんですが、長くなるのでまた後日。
シティーの国立人類学博物館にレプリカがあり(上の写真がそれ)、埋葬品のみ博物館のマヤ室に展示されているそうです(この埋葬品は本物)。実は、私は2回も国立人類学博物館に行っているのに、なぜかこのレプリカにお目にかかれていないんです。いつも見たいと思っているのに、帰ってきてガイドブックを見ていると、「そういえば、これ見なかったな」と気づく 次回は絶対に見るぞ~!
こんな感じで、本当にジャングルの中。よく見つけたなぁ
発見時はかなり保存状態が良かったらしいのですが、その後、スペイン人調査団の略奪や失火によって多くの装飾壁やマヤ文字の石板などが失われたそうです。なんたること 許されまじき行為ですぞ
先程、広大な敷地と書きましたが、パレンケの建物は500棟以上あるんだとか。でも現在発掘、修復されているのはその一部だそうで、まだまだこれからが楽しみな遺跡です
『都市が放棄された理由も不明だし、車輪が存在しなかったのに巨大なピラミッドが建設できた方法も解明されていない』
(地球の歩き方’04~’05 より引用)
見事なマヤアーチの向こうに見える景色も、やはり熱帯雨林。斜めに反り返った天井上部はどうやって造ったんだろう
明日からパレンケ遺跡の写真をバンバン載せちゃいます!興味のある方は(そうでない方も)お楽しみに
←今日も応援よろしくね
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遺跡の楽しさはローマで知りました。
ローマは私も1度だけ旅行した事がありますが、あそこも遺跡は凄いですよね!特にコロシアムが印象に残っています。
遺跡を見るたびに、タイムスリップして当時のそのままの遺跡(形や色)を見てみたい気持ちになります。ドラえも~ん、お願い(笑)
駐在当時は無料の日曜日と相俟って木曜日は入場料が倍額人も少なくで三脚持ち込み可フラッシュOKでゆっくりと写真が撮れました
ガラス越しの展示品はフラシュが反射するので三脚でスローシャッター 今では出来ない事が出来ました
日曜日はメキシコ人はただですが、外国人の私達は45ペソ払わなくちゃいけないんです。
当時はフラッシュ撮影OKだったんですか?今では絶対に禁止です。以前はずっと規制が緩やかだったんですね。羨ましい。
大英博物館、エジプトカイロ博物館、共に旅行で訪れましたが、やはり旅行だと時間の制限があるのでササ~っと主だったものしか見られませんでした。ここメヒコの国立人類学博物館も旅行だったらきっとそうなっていたのは間違いありません。そう考えると、行きたい時に行かれる現在の環境がとてもありがたいです。